【チャレンジ】大和撫子6人組ドーバー海峡往復リレー

　女性６人による遠泳チーム「海姫」が９日、英仏間ドーバー海峡のリレー往復横断世界最高記録を目指し、
当地へ出発した。遠泳界最高の勲章に挑む精鋭６人は「１人じゃないから。６人で支え合いながら挑んでい
きたい」と、チーム一丸となっての世界最高記録樹立に照準を合わせた。１１日から１７日までの最良のコン
ディションの日に出発する予定で、栄光の対岸を目指す。

　６人が集まれば、女子校のクラスメートさながらの「キャハハハ」という無邪気な笑い声が響く。「サメがいた
らどうするんですか？」という質問への回答がいい例だ。

　「丸飲みじゃーん」（川原山さん）、「クラゲより痛くなさそうじゃない？」（本間さん）、「痛い痛いっ」（渡辺さん）、
「それどーゆー…」（西郡さん）

　最後には再び「ギャハハ！」で笑顔。掛け合い漫才のようなコミュニケーション能力が「海姫」最大の武器の
ようだ。

　「海姫」は、オープンウオーター（遠泳）レースの国内第一人者６人が結成した「オールスター」チーム。ライバ
ルながら親友でもある６人が昨年１１月、誰からともなく言い出した。「ドーバー行かない？」

　行くと決めたら行動は早い。浅野さんは「長期休暇は取れない」と転職までした。低温なドーバー海峡に対応
するため、冬場の海で６回合宿を張り、女性の大敵・体脂肪は大食いして蓄えた。全費用６５万４０００円は「会
社にお弁当を持っていって」（西郡さん）、「禁酒して」（川原山さん）なんとかためた。

　ドーバー海峡は“長距離泳者のエベレスト”だ。潮の流れが約６ノット（時速約１１キロ）と急で、水温は冬場の
日本海に相当する１５度前後。最狭部で約３４キロだが、流されるため、実際には往復で約１００キロを泳ぐ。
凍える水温でも装備は水着、キャップ、ゴーグルだけ。「全員順番に１時間ずつ」「伴走船に触れた瞬間に失格」
などルールは厳格だ。船上で待機する５人は、船酔いとも格闘する。

　そんな悪条件でも、目標は完泳ではない。９３年にポーランドのチームが樹立した２０時間４３分の女性世界最
高記録の更新だけが標的だ。「ドーバーは夢。練習を思い出して、自信を持って挑戦したい」（村尾さん）

　ちなみに冒頭の問いの答え。「ドーバーの低い水温にはサメも近寄ってこないから心配なし」とのこと。サメすら
恐れをなして逃げる海に、自ら飛び込んでいく６人の女性スイマーたち。「怖くはないのか？」との問いに、６つの
声が重なった。

引用元　Web報知
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/aug/o20050809_50.htm
スレ立て依頼をいただきました、ありがとうございます

朝飯前でも２をとるのはたやすい。

体に脂を塗りまくって泳ぐんだっけ？