奈良市の東大寺大仏殿で7日、お盆を前に、本尊の盧舎那仏(るしゃなぶつ)に
積もった1年間のほこりを払う恒例の「お身ぬぐい」が行われ、大仏さんはすっ
きりした表情になった。
午前7時すぎ、大仏の魂を抜く法要を終えると、白衣にマスク姿の僧侶や信徒ら
約230人がはたきやほうきを手に作業を開始。はしごを使って手のひらやひざ
の上によじ登り、高さ約15メートルの頭部は天井からつるしたゴンドラに乗り、
丁寧に清めると大仏さんは見る見るうちにつやのある涼しげな顔を取り戻した。
「大仏のほこりをかぶると1年間災いなし」と言い伝えられ、もうもうと立ち込
めたほこりを払いもせずに作業を見つめる信徒や観光客もいた。
ソースは
http://www.sankei.co.jp/news/050807/sha031.htm