1人の女性が生涯に子どもを生む数が「1.29」と過去最低を記録し、日本の少子化の傾向はさらに
進んでいます。
そんな中、企業は少子化にどんな対策をしているのか、企業が取り組む新しい対策を取材しました。
女性社員が多いトリンプ・インターナショナル・ジャパンでは、「子どもを持つ女性が家庭の時間を
大事にしてもらうのも会社にとって大切」と、「ノー残業デー」を導入した。仕事が終わる午後6時を
すぎると、社員が次々と退社していく。あれだけ活気のあったオフィスが、午後6時20分すぎには、
ほとんどの社員がいなくなってしまう。そして、午後6時25分には電気が消され真っ暗になってしまう。
しかも、残業した場合、ゲーム感覚で2万円の罰金を支払わなくてはいけないという。
この「ノー残業デー」の取り組みに、社員は「(仕事後は)切り替えて、子どもとの時間と、1日を割り
振ることができる」、「家庭と仕事を選ばなくてはいけないという究極の選択はしなくていい」などとと話し、
社員にも好評のようす。トリンプ人事部の山本課長は「ノー残業で、家庭の時間を大事にするということ
に加え、業務改善にもつながっているという風に考えております」と話した。残業をなくすために、仕事の
無駄をなくし、効率化。その結果、18期連続の増収増益と業績は好調となっている。
一方、オフィスで働く9割が女性社員の東京海上日動あんしん生命に勤める植松さんは、午後3時には
仕事を終え家に帰る。東京海上日動あんしん生命では、子どもを持つ女性を対象に、仕事も給料も半分、
つまり1人を0.5人の戦力とみなす「ライフバランス社員」という制度を取り入れた。植松さんは「こういう制度
を利用しながら働けるというのはすばらしいことだなと思いました」と話した。植松さんは2歳4カ月の女の子
を持つ母親で、2004年3月にこの制度を利用し始めた。
東京海上日動あんしん生命の二村課長代理は、この制度を始めた狙いについて、「職場の活性化という
ことですよね。子どもを持った女性が生き生きと働くということ。これは女性の多い職場にとっては非常に
重要なこと」と話した。女性社員たちは、この制度があることで、子どもができても不安なく仕事が続けられ
ると話している。
午後3時すぎ、植松さんは子どもを保育園に迎えに行くため、仕事を終え、会社をあとにする。上松さんは
「何といっても保育園にお迎えに行ったときに、『ママ』と寄ってきてくれる瞬間が、わたしにとってはうれしい
瞬間」と話した。
企業が取り組む少子化対策。こうした新しい制度への取り組みが、企業戦略となる時代になってきている。
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Yahoo!ニュース - フジテレビ系 [11日13時21分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20050711/20050711-00000382-fnn-bus_all.html 動画
http://www.bcast.co.jp/cgi-bin/yahoo/news.asx?cid=20050711-00000382-fnn-bus_all-movie-001&media=wm300k スレ立て依頼をいただきました、ありがとうございます
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