福岡市中央区大名の新日本ビル屋上(10階)にある菜園で15日、近くの
城北保育園(白水律子園長)の園児19人が田植えを体験した。園児たちは、
ミニ田んぼに、はだしで入り、「ヌルヌルしている」「冷たい」とはしゃぎながら、
苗を植えていった。
菜園は昨年、JR九州出資の建設コンサルタント会社「ジェイアール九州
コンサルタンツ」(福岡市)と、環境技術開発会社「マサキ・エンヴェック」(長崎市)に
よる共同企業体(JV)が設置。米のほかにも、スイカやトマト、ピーマンなどを
育てている。隣接する天然芝広場や庭園とともに、「展示施設」として、屋上緑化に
関心のある人へ開放している。
園児たちは、3人ずつ交代で田んぼ(約4・1平方メートル)に入り、福岡産ヒノヒカリ
の苗を丁寧に植えていった。
年長の大内田浩一君(5)は「田植えは初めてだけど、おもしろかった。いつか、
ここのお米を食べられるのかな」と、喜んでいた。
共同企業体の三浦秀樹・福岡営業所長によると、順調に育てば、秋には
約1・6キロが収穫できる見込み。園児には稲刈りも体験してもらう予定という。
三浦所長は「都会の真ん中でも、子供たちに田植えを体験してもらいたかった」と
話していた。
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news001.htm 引用元:読売新聞