【兵庫】１０年越しの夢を船上で実現しませんか？　巡視船上で結婚式

１０年越しの夢を船上で実現しませんか――。神戸港振興協会と第５管区海上
保安本部は７月１７日、阪神大震災で被災して結婚式が開けなかった夫婦一組に、
同本部の巡視船「せっつ」で船上結婚式を挙げてもらう。愛を誓い合う晴れの日
を迎えられなかったカップルの思いを、震災１０年のこの夏、かなえようと計画。
同じように被災した「せっつ」を舞台に選んだ。

大安の当日は、甲板にバージンロードを設け、純白の制服を着た海上保安官が並び、
彩りを添える。海上保安学校の学生音楽隊の演奏が流れる中、“新郎新婦”が入場し、
船長が「船上挙式証明書」を手渡す演出を検討している。挙式に先立って大阪湾で
行われる海上総合訓練の見学者約１０００人にも祝福してもらう。

同本部によると、震災で「せっつ」の船体は岸壁に打ち付けられ、専用桟橋も崩壊した。
しかし、倒壊の危険があった同本部の建物に代わり通信機能を担ったり、医師が乗り込
んで住民の治療拠点になったりしており、震災１０年の節目のセレモニーにふさわしい
と起用される。

９５年１月１７日から同１２月３１日の間に式を挙げる予定だった夫婦が対象で１３日
から募集。挙げられなかった理由を４００字以内で説明し、二人の写真を添えて応募する。
応募者が多ければ抽選で決め、本人からでなく家族らからの応募も歓迎している。
締め切りは３０日。夫婦のほか家族、友人ら計１０人が乗船できる。衣装は応募者が用意する。

神戸港振興協会は「震災後苦労を重ね、式を挙げる余裕もなかったご夫婦はたくさんいると思う。
二人で乗り越えた１０年の歳月と新たな未来への門出を、ぜひ祝福させてほしい」と応募を
呼びかけている。

ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news001.htm

お幸せに

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