ペットボトルの緑茶飲料の売り上げはすさまじい。毎年50種前後の新製品が生まれ、今や
ウーロン茶を追い抜き、コーヒーに迫る勢いだ。一方、急須でいれて飲む茶葉の購入量は
年々減っている。緑茶飲料の人気は、お茶人気の底上げにつながるのだろうか。【有田浩子、山崎友記子】
◇緑茶飲料の生産、14年で43倍に
東京都内の会社員、今井美雪さん(24)は一人暮らし。冷蔵庫には、500ミリリットルの緑茶の
ペットボトル数本と、友人が訪ねてきたときに出す2リットルボトルがずらりと並ぶ。緑茶ばかり
なのは「ビタミンCが多いと聞いたから」。
会社では、パソコンや書類を汚さないようペットボトル以外は禁止されているから、1日に500ミリリットル
ボトル3本を消費する。1カ月にすると1万円以上が、ペットボトル緑茶の購入費に消える。
「新製品は必ず買っています」と話す。横浜市内の会社員の男性(26)も水代わりに
ペットボトル緑茶を飲む。「実家で急須でいれてもらって飲むお茶はおいしい。
でも自分でいれるのは面倒だし、飲みきる前に茶葉が古くなってしまう」
以下略
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050520ddm013100024000c.html