亀山市の小学校の三年生約五十人が二日間にわたって、茶摘みから手もみの
製茶までを体験した。製茶作業は電子レンジを使った「お手軽版」で行い、
さわやかな香りを放つ荒茶が出来上がった。
初日に学校近くの畑で茶摘み。ごみ袋二つ分ほどを収穫し、その一部を翌日の
製茶体験に使った。伝統的な茶もみは、乾燥に専用の台が必要で手間がかかるため、
電子レンジを使用。生葉を蒸し器で蒸し、和紙で余分な水分を除いた上で
「もんではさばき、レンジで加熱」を数回繰り返した。
手軽な方法とはいえ、葉から水分をもみ出す作業は難しく、試行錯誤しながら
約二時間半かけて終えた。たくさんあった生葉は製茶すると、両手で四杯分
ほどに。児童からは「こんなに少なくなった」と驚きの声が上がった。
荒茶は形こそ針のようにならなかったものの、色鮮やかで香り高く仕上がり、
さっそく茶を入れて味わった。生葉は自宅に持ち帰り、教わったばかりの
茶もみを家族に披露した児童もいた。
依頼です。ソースは
http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20050525/lcl_____mie_____005.shtml