茶道武者小路千家の千宗屋(そうおく)若宗匠が、6月6日からNHK
教育テレビで放送される「趣味悠々 茶の湯・武者小路千家」の収録を京都市
上京区の同家茶室環翠園(かんすいえん)で進めている。本格的な茶事の流れ
を踏まえつつ、茶の湯の奥深さが感得できるよう工夫している。
宗屋若宗匠は、2003年秋に若宗匠としての襲名披露茶会を催し、05年春の
先代家元夫妻追善茶会では茶席の亭主を務めた。共著「やさしい茶席の禅語」など
があり、日本絵画史の研究者として明治学院大(東京)で講義もしている。
番組は「正午の茶事」の作法に則り、懐石(食事)のいただき方、炭点前(てまえ)、
中立(なかだち)、濃茶(こいちゃ)や薄茶のいただき方、茶道具の拝見の仕方など
を紹介する。女優の国分佐智子さんらが客になり、若宗匠のもとで10年ほどけいこ
を続ける詩人の高橋さんが、茶道精神の奥深さを話す。
16日、収録を前に宗屋若宗匠は「人と人のコミュニケーションを大切にするのが
茶の湯の本来の姿。作法を超えて日本文化の奥ゆかしさを紹介できたら」と話した。
放送は毎月曜午後10時から、全4回。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050517-00000014-kyt-l26