粗大ごみが積まれた横浜市廃棄物資源公社(港南区日野南)の敷地内に
立つ枯れ木に、コゲラのつがいが巣を作り、同公社職員の“アイドル”と
なっている。職員たちによると、つがいは二カ月前ぐらいから姿を見せる
ようになった。「コツコツ」。場所に似合わぬ音に気付いた職員らが、
幹をくちばしでつつくコゲラを発見。観察していると、三日間かけて巣穴
を完成し、すみ着き始めたという。
巣ができた木は、粗大ごみが連日トラックで運び込まれる資源回収センターと、
廃棄家具のうち使えるものを展示販売する港南リサイクルプラザの間に立つ。
人や車、粗大ごみが行き交う自然とほど遠い環境の中、巣穴からは雀程度の
体長で黒色のコゲラの顔がひょっこり。
職員らは「なぜ、ここに巣を作ったのか」と驚くが、双眼鏡を購入してコゲラ
を見守る姿も。所長は「コゲラは職員たちの人気者。穏やかな気持ちにさせて
くれる」。職員らは、ひなの誕生を楽しみに、観察を続けている。
ソースは
http://www.kanalog.jp/news/local/entry_6115.html