鳥取県境港市の境港に23日朝入港した北朝鮮籍の貨物船「リミョンス7」
(181トン)が持ち込んだ米国の100ドル札などから、偽札とみられる
紙幣約120枚が見つかったことが31日、わかった。
神戸税関境税関支署と県警は関税法違反(輸入禁制品の輸入)の疑いで捜査
している。真券と色合いが違うという。
調べによると、同貨物船は北朝鮮・元山からベニズワイガニなどを積んで入港した。
外国為替法は100万円以上の現金などを輸出入する際、税関への届け出が必要
としており、貨物船の船舶代理店が古い米ドル札約6500枚(数千万円相当)を
支署に持ち込んだ。
支署が自動識別機で調べたところ、約80枚がはじかれたうえ、職員らが詳しく
調べたところ、ほかにも疑わしい約40枚が見つかり、科学警察研究所で鑑定している。
支署は27日に貨物船を捜索した。船長は事情聴取に対し「日朝の商社同士が車の
取引決済に使うという名目で預かった金で、自分たちのものではない」と話したという。
貨物船は29日夕に出港した。支署は、偽札と断定できていない段階で航行の一時停止
などは命じられないとしている。
ソースは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050331-00000004-yom-soci&kz=soci