漢方薬というと、調剤室で口ヒゲをたくわえたおじいさんが、呪文のように効能
を唱える……そんな印象をいまだに持っていたのだが「ニホンドウ漢方ブティック」
の店内に入ったらそんな思いも吹っ飛んでしまった。
ガラスビンに入って美しく飾られた生薬、紅茶のようにきれいにパッケージされた
健康茶、そして明るくおしゃれな店内。「ニホンドウ漢方ブティック」は、これまで
の漢方薬局のイメージとはまったく違う、新しいタイプの漢方ショップなのだ。
「意外に思われるかもしれませんが、実は漢方を飲まれている方は、20〜30代の女性
が圧倒的に多いんです」とは、店長の柳瀬裕延さん。そんなニーズに応え、若い女性
にも入りやすい店をと生まれた、この漢方ショップ。奥にはカウンセリングコーナー
があり、ここで30分から1時間、薬剤師さんと相談しながら、自分にぴったりの漢方を
探せるので、ビギナーも安心。また、私がうかがった東急東横店にはカフェもあり、
身体の調子にあわせて選べる「漢茶」や、オリジナル漢方ドリンクなども飲める。
「むくみ、冷え性、肌荒れなど、病気というほどではないけれど、慢性的な症状があって、
どこに相談したらいいかわからない――そんな症状に、漢方がぴったりなんです」と
柳瀬さん。
たしかに、ダイエットをはじめとした「ちょっとした悩み」って、友だちや家族に話しても
「ああ、私も〜」とか返事が来るだけで、一向に解決しないもの。きちんと悩みを聞いて
くれる駆け込み寺として、こんな店があるのは心強いです!
現在、都内を中心に全国に店舗を広げているという「ニホンドウ漢方ブティック」。本社の
ある品川店「漢方ミュージアム」では、さらに薬膳レストランや自然療法のセラピー、
漢方スクールまであるそう! どこまでも広がる漢方ワールド、想像以上に進化している
みたいです。(矢部智子)
ソースは
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091110518551.html ニホンドウ漢方ブティック
http://www.nihondo.co.jp/