京都市北区の視覚障害者施設・京都ライトハウスの授産施設が、若い女性に
人気の「ギャルソンエプロン」を古い着物の生地で作り始めたところ、注文が
相次いでいる。チャリティー販売用に集めている着物の売れ残りを利用して
いるが、好きな柄の布を自分で選んで作ってもらう「オーダーメード」が好評
のようだ。
同ハウスは運営資金を集めるため、2001年秋から不要になった着物や帯を募り、
インターネット上で販売している。しかし、ウールや化繊製品は売れ残るケースが
多く、これまではミシンの練習として使っていた。
このため、授産施設「FSトモニー」が利用策を検討。若者のボランティアが「生地
の有効利用と、こうした取り組みを若い人に広く理解してもらおう」と発案した。
ギャルソンエプロンは、カフェのウエイターが着用する腰からひざまでの丈の短いエプロン。
普通のエプロンよりも動きやすく、若い女性にはファッションとしても人気が高まっている。
同施設では1月末から障害者とボランティア8人で手作りを始めた。着物の柔らかい肌触り感と、
多種類の古布のなかから好きなデザインの布が選べる「自分だけのオリジナル」が人気を呼び、
これまでに25着を販売、今も5人以上が注文しており、予約は1か月待ちの状態だ。
高橋一夫所長(50)は「予想外の好評で驚いている。着物を寄付してくれた方の善意に応えること
ができ、二重にうれしい」と喜んでいる。
一着1000円。問い合わせは同施設Tel:075(462)4467。
ソースは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050303-00000047-kyt-l26