★麦焼酎かすがメラニン抑制 崇城大、美白効果に期待
麦焼酎の製造過程で出る「かす」の成分が、シミやそばかすの原因となるメラニン
色素の生成を抑える働きを持つことを、崇城大(そうじょうだい)(熊本市)応用
生命科学科の上岡龍一(うえおか・りゅういち)教授らの研究グループが19日ま
でに確認した。美白効果があるとして、同グループは今後、化粧品などへの活用を
目指す。
研究グループは、麦焼酎のかすをろ過した液体を、アミノ酸や糖質などを残した状
態でパウダー化。試験管内でパウダーをマウスの細胞に加えると、加えなかった細
胞に比べ、メラニン色素の生成に欠かせない「チロシナーゼ」と呼ばれる酵素の働
きが約35%も阻害されることを突き止めた。ラットを使った毒性試験で安全性も
確認した。
研究グループはこれまでに、麦焼酎かすのエキスにがん細胞の増殖を抑制する効果
があることも確認。同大などが設立したベンチャー企業で、麦焼酎かすを使った健
康ドリンクも販売している。(共同通信)
記事の引用元:
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005021900022&genre=O1&area=Z10