コロラド州のロッキーマウンテン近く、ネダーランドという小さな町がある。
この町こそ、全米で話題になっている観光地の一つになりつつある
「冷凍じいさん」がいる「物置小屋」があるのだ。
「冷凍じいさん」ことブレダさんは、ノルウエー人。1989年11月6日に母国で
亡くなったのも束の間、即刻アイスでパックされ極低温冷凍の為にカリフォルニア
に送られた。それもこれも孫息子が「生き返り」を信じていて、じいさんにチャンス
をあげようと思ったというのが始まりだ。
「冷凍じいさん」はカリフォルニアの研究所にドライアイス漬けにされ1993年まで
いたが、その後孫息子が見つけたコロラド州の「物置小屋」に移転して来て以来、
今日までこの地に居住?しているが、かの孫息子の方は強制送還となり、お国に
戻るはめになってしまった。それでも彼は遠い空から夢でじいさんと会話している
ということだ。
「冷凍じいさん」の面倒は極低温研究所の人が月に一度、じいさんの様子伺い
(身体検査)と多量のドライアイスを持ってやってくるが、町全体で「冷凍じいさん」
の面倒を観ていると言った方が良いかもしれない。
現に3月には町主催の「冷凍じいさん祭り」なんていうものがあり、棺桶レースや
「冷凍じいさん」そっくりコンテスト、「冷凍じいさん」家ツアー等、盛りだくさん
のイベントが催され「じいさんグッズ」も人気商品ということだ。
孫曰く「じいさんは死んだんじゃなくて、再び生気を戻すために休んでいるだけ。
100歳の誕生日を祝って研究所の人に頼んでケーキもドライアイスと一緒に入れて
もらったんだけど、あと100年後にはそれを彼自身が食べられると思う。」
彼自身も死後はじいさんと同様「冷凍人間」になる登録も済ませているらしい。
そういえばディズニーの創始者、ウオルト・ディズニーも「肺癌」を完治できるよう
になった時点での生き返りを目指して「冷凍人間」になっている、という米国では
有名な噂があったりするが、真偽のほどは…?(シカゴ/あらた)
ソースは
http://www.excite.co.jp/News/bit/00031108364177.html