【すっきり】慎太郎節!作家として芥川賞斬り

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1ドメスティック・ドメ子φ ★

受賞ホヤホヤの芥川賞受賞作を、選考委員の一人でもある慎太郎知事が酷評した。
定例会見で、性犯罪の前歴者情報開示についての質問に及ぶと、いきなり切り出した。
「最初から最後まで私は(受賞に)反対した。これは幼児偏愛で、自分の子供の
裸の写真を撮って離婚になった男の話。非常に安っぽい小説」とキツイ言葉を並べた。

受賞作「グランド・フィナーレ」は37歳のロリコン男が主人公。7歳のまな娘ら
少女の裸を写真に撮っていたのが妻にばれ、家庭も仕事も失って帰郷した男が、
新たに2人の少女と出会う物語だ。

昨年も、最年少で芥川賞を受賞し、文壇を超えた話題を呼んだ綿矢りささんの
「蹴りたい背中」と、金原ひとみさんの「蛇にピアス」についても「ひとつは△、
もう片っぽは、×に近い△と思っていた」と辛口評価を披露した慎太郎知事。
「グランド―」についても「私は全然、評価しなかった」と言いつつも、
「(作品は)今の大きな社会問題のトピックになっているんでしょう」と続けた。

その言葉どおり、昨年末、奈良県で起こった小1の有山楓ちゃん誘拐殺人事件では、
幼女への強制わいせつなどの前科を持つロリコン男が逮捕された。13日の芥川賞
受賞会見でも、著者の阿部さんが事件と作品の関連を聞かれ、「犯人のことは、
報道でしか知らない。あいまいな情報しかない段階で(作品と事件の)関連を語る
のは控えたい」と話す一幕もあった。

現在、国内で幼児への性犯罪を犯した人間の再犯問題に対する関心が高まって
いるのは確か。警察庁と法務省は13日、前歴者情報の取り扱いについて、警察が
公表しないことを前提に、法務省が出所直後の居住地を提供することで合意している。

慎太郎知事は「アメリカなんかでは前歴を公表している。(奈良の)事件をみても、
前科はあるわけでしょう。私はこういった情報というのは、未然に(事件を)防ぐ
ために公開されるべきです」。作家の顔から知事の顔に戻って言った。

ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/jan/o20050114_10.htm