スペインは、毎年夏にビーチにやってくる太陽とビールが大好きな英国人と
ドイツ人観光客が落とす金に頼っているが、もう少し静かな観光客も勧誘
しようとしている。バードウォッチャーたちだ。
伝統的な観光客をトルコやモロッコのように物価の安い地中海の都市に
奪われつつあるため、スペインは多様化戦略をとっている。スペインの
観光推進局によると、野鳥観察もそのひとつ。
観光推進局のライモン・マルチネス・フライレ局長は11日、記者会見を開き、
海外における宣伝キャンペーンについて次のように語った。
「わたしたちが努力を傾注している分野のひとつが野鳥観察です。非常に重要です」
「ヨーロッパでは2000万人が野鳥観察クラブに所属しています。彼らは観察に適した
場所に座り、午前中、野鳥を観察して過ごすのです」
同局長は3つの野鳥観察の名所を挙げ「そんなことが好きなのならモンフラグ国立公園、
ハエンのシエラマジカ、アスツリアスのナルシアより素晴らしい場所があるでしょうか」
と語った。観光はGDPの11%を構成しており、スペイン経済の重要な要因だ。
同局長はによると、バードウォッチャーは安いパッケージツアーや短期滞在ではなく、
長期滞在をして、質の高い宿泊施設に泊まるので、非常に魅力的な市場になる可能性が
あるという。
ソースは
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081105556040.html