【女性】断固許せん「オニババ」論・・・30代の『負け犬』が40になると、こうなるらしい

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「オニババ化する女たち」の帯に推薦文を寄せた内田樹教授の「鬼婆譚新解」について
http://blog.tatsuru.com/archives/000416.php
内田教授は有名な中世の能「黒塚」(安達が原)に関し、老婆(鬼婆)が客をセックスに誘う
のだとして次のように書いておられる。これに私見を述べたい。

●月影たまらぬ閨の内(中略)「私はまだ(生理が)現役です」と、この鬼婆が・・・
⇒雨風たまらぬ、は「雨風がはいりこむ」の意味である。
故に、月影たまらぬ、は「(隙間から)月光がはいりこむアバラ家」というへり下った
自嘲の表現。セックスとは無関係。
<用例:雨風たまらぬ栖(すみか)なり。平家物語長門本(国書刊行会蔵本)巻第二十P749>

●異草も交じる茅筵(かやむしろ)(中略)「異草も交じる」ですよ。そのベッドマット
を「あらまあ今夜も敷くのかしらん…」「ふふふ、いやとはいわせんよ」・・・
⇒異草とは雑草の意味。雑草が混じる中に生える茅。その茅で作った粗末なムシロしかない
貧乏家です。そういう意味のへり下った自嘲の表現。セックスとは無関係。

●網野善彦さんの本か何かで読んで驚いたのだが、(中略)女性の一人旅が多く、
それが安全に行われ得たのは(中略)原則として、一人旅の女性がどこかで一夜の
宿を借りるというのは、一時的アジールの提供の代償に、宿主と性的交渉を持つ・・・

⇒網野先生の中世の女の一人旅に関する文章では、遊女宿や比丘尼(びくに=娼婦)
の一人旅の記述はありますが、いわゆる素人女性が宿の主人にセックスを提供しつつ一人旅
をするとは全然書いてないですね・・・?
http://www015.upp.so-net.ne.jp/gofukakusa/just-amino-chuseiniokeru-joseino-tabi.htm

●この『安達原』という物語が単なる恐怖譚ではない(中略)性役割を逆にして考えると、
「一時的アジールの代償に性交渉」(中略)旅の男たちと一夜かぎりの契りを繰り返し・・・
⇒上記のとおり、田舎の粗末な家に住む貧しい老婆の話。なぜわざわざセックスと関係づけるか?