「30代の『負け犬』が40になると、こうなるらしいという本を入手したので、さしあげます。ご参考に」
そんなメモとともに、先輩(男)が本をくれた。『オニババ化する女たち・女性の身体性を取り戻す』(光文社新書)という本で、
著者は津田塾大の三砂ちづる教授。早速読んでみて、憤死しそうになった。
三砂氏の解釈では、昔話のオニババとは「社会の中で適切な役割を与えられない独身の更年期女性が、
山に籠(こ)もるしかなくなり、オニババとなり(中略)若い男を襲うしかないという話」という。
そして、われわれ女性が「セックスしたり出産したりしていないと」性的エネルギーが閉じこめられ、ヒステリックなオニババとなる、と主張。
「誰とでもいいから結婚したほうがいい」とおっしゃられる。
その合間に、「(使わないと)子宮がいじけて筋腫(きんしゅ)になる」とか「女性は少しボーっとしているほうがいい」とかの論が展開され、
「なんかイヤ〜な感じ」(負け犬の同僚)なのだ。著者が女性というのが、さらに腹立たしい。
我々「負け犬」の多くは、胸を張って「結婚しません」と言っているのではなく、「なんか、すみませんね」という後ろめたさを心の隅に抱えて生きている。
それを「オニババ化」とはなんと愛のない表現か。
「負け犬」と言われれば、「ワオーン」とほえるくらいの度量はある私だが、「オニババ」呼ばわりは、断固許せん、のである。
http://www.yomiuri.co.jp/donna/ ☆依頼アリ
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