オックスフォード大学の研究者らが、その時に身体が欲する栄養成分を
サンドイッチの具に使用し、新たな「体調別おすすめサンドイッチ」5種類を
考案、発表したことが伝えられた。
これは同大学のトリニティ・カレッジで生化学を専門とするジョン・スタンリー
博士の指導で行われたもので、例えばチキンは目覚めを促すために脳から
分泌される神経伝達物質の量を増やし、マンゴーは疲労回復に効能がある
とされていることから、朝の重要な会議に向けて早く頭をすっきりさせたい時
には、「チキン・ティッカ&マンゴー・サルサ」のサンドイッチがすすめられているという。
運動の前には、血糖値上昇率を低く抑え、身体に必要なエネルギーをゆっく
りと長時間にわたって提供するのに最適な「リンゴ&ピーナッツ・バター」の
サンドイッチ、また性欲増強効果を求めるなら、古代ギリシャ人が生殖能と性的
スタミナを高めると信じていた「イチジク」と、中世には媚薬として用いられていた
「ハチミツ」にリコッタチーズとオレンジを加えたサンドイッチが適していると勧めている。
さらに、二日酔いに効くとされているサンドイッチとして提案されているのは、
体内の血糖値を急速に上げてくれる「チョコレートとバナナ」のトースト・サンド。
そして夜の安眠のためには、「スモークト・ターキー&クリーム・チーズ」サンド
イッチが有効とされ、これは、ターキー(七面鳥の肉)に含まれるアミノ酸の一種
トリプトファンが、脳からのリラックス効果を高めるホルモン分泌を促し、チーズ
には睡眠パターンをコントロールする脳への伝達物質の生産に欠かせない、
カルシウムとビタミンB12が豊富に含まれているためという。
おそーす
http://www.japanjournals.com/dailynews/041005/news041005_2.html