大阪の玄関口、JR新大阪駅に、青い帽子と制服に身を包んだ
清掃員チームが登場した。駅をきれいにするだけでなく、旅行客を案内したり、
列車を見送ったりのサービスもする。モデルは東京ディズニーランド。
担当者は「清掃のイメージを一新し、駅の快適性を高めたい」と意気込んでいる。
JR西日本の子会社ジェイアール西日本メンテック(淀川区)が今年5月から
在来線のホーム、通路などで始めた。約50人のメンバーの大半は新規採用した
20〜30歳代のパート・アルバイトだ。
制服の左袖に「i」の文字がある。「information(案内)」を意味する。
全員が駅構内や周囲の地理に関する研修を受けた。「梅田へはどう行くの?」
「近くにホテルはある?」などの問い合わせを作業中に受けても、
すぐ答えられるようにしている。
新大阪で折り返す特急電車の車内清掃も大切な仕事だ。
清掃を終えた列車が出発する際は整列し、手を振って見送るパフォーマンスもしている。
メンバーの江口幸子さん(32)と上村綾花さん(30)は「きちんとご案内できて、
お客様に『ありがとう』と言われるとうれしい」と笑顔で話す。
指導係の竹本正弘マネジャー(56)は
「みな、やりがいを感じてくれているようです」と言う。
メンテック社の山崎正夫社長(61)は「重労働で敬遠されがちな清掃の
イメージを変えたかった」と説明する。
「清掃はショー」と位置づけ、制服姿のスタッフが巡回清掃をしている
ディズニーランドを参考に、駅を華やかに見せる工夫を心がけた。
JRの合理化で駅員を減らしているのをカバーする狙いもある。
山崎さんは「将来はほかの主要駅でも同様のサービスを始めたい」と話している。
ソースネッ(ο・ェ・)b★d(・ェ・ο)ネッ?
http://mytown.asahi.com/osaka/news02.asp?kiji=839