いじめを受け不登校になった横浜市の小学3年の女児(9)が、担任や学校への不信を
同市の中田宏市長に手紙で訴えた問題で、市教育委員会は29日、暴力的な言動があると
指摘された元担任の男性教諭(49)を文書訓戒処分とした。また「指導力不足」と判断し、研修を受けさせることも決めた。
市教委によると、男性教諭は別の男児を指導する際、
▽教卓を激しくける▽児童をたたくまねをする▽粘着テープを手に持ち「張るよ」と脅すなど「威圧を感じさせる不適切な指導」をした。
また、女児と同級生のトラブルについても、必要な指導をしなかったという。女児は昨年11月以降登校していない。
男性教諭は指導力不足教員の研修システムで、1年間の特別研修を受ける。市教委は女児が訴えた「いじめ」については、さらに調査を続ける。
女児の手紙を読んだ中田市長は、市教委に適切な対応を指示していた。
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040330k0000m040101000c.html