パソコン画面の動画で、自分の顔に合った化粧をシミュレーションできる――。
ベンチャー企業のデジタルファッション(大阪市)が、ポーラ化粧品本舗(東京)と
ソフトウエアを共同開発し、来年1月から本格発売する。「動画でシミュレーション
できるのは世界初」(デジタルファッション)といい、化粧品会社などに売り込む考えだ。
商品名は「メイクアップシミュレーター」。小型ビデオカメラで写した顔を画面に表示し、
メークを試す。口紅、ファンデーション、アイメーク、フェースカラー、
ヘアカラーの5分野で様々な色を選べる。訪問販売の営業員が持ち運びし、
客先で化粧の仕上がりを見せることも可能。動画用ソフトは160万円。静止画用は36万円。
デジタルファッションは、繊維大手の東洋紡の出身者が経営するベンチャー企業。
パソコン画面で、ファッションショーや服の試着を可能にするなど、
情報処理技術に強みをもつ。その技術を応用し、個人ごとに違う唇や鼻など顔の部位を
自動認識できるシステムを開発、特許を申請中だ。
一方、資生堂はデジタルカメラで撮った静止画を使う別のシミュレーションを採用。
2年ほど前から一部店舗に導入しているという。
-=三c~⌒っ(ο・ェ・)つ
http://www.asahi.com/business/update/1214/001.html