通常の家庭用合成洗剤に含まれる成分で新型肺炎、
重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)の原因ウイルスを
死滅できることを国立感染症研究所のグループが確かめた。
28日、ホームページに掲載する。
合成洗剤に含まれる2種類の界面活性剤の消毒作用を確認。
1リットルのぬるま湯に洗剤を5cc溶かし、タオルなどに
しみこませて患者の触れた場所をふけば簡単に消毒できる。
感染研の高木弘隆研究官は
「これまで推奨されている消毒薬は金属を腐食させる
など扱いづらい面があったが、家庭用合成洗剤を使う
方法は一般の家庭で誰でも簡単にできる」と話している。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031127AT1G2703G27112003.html