名古屋市の衣料品会社が中国で製造・輸入した幼児衣料から、
基準を超える「遊離ホルムアルデヒド」が検出されたため、
販売元のイオン(千葉市)が製品の回収をしていたことが22日、分かった。
既に全国で約600枚が販売されている。
「遊離ホルムアルデヒド」は肌荒れなどを起こす恐れがあるが、
購入者からの健康被害の訴えなどはないという。
イオンによると、名古屋市の衣料品会社「イグシ」が輸入した幼児用の長袖Tシャツやトレーナーなど9種類で、
サイズは「80〜95センチ」。
今年9月16日〜今月18日、
イオンが経営する大手スーパー「ジャスコ」の札幌平岡店(札幌市)▽津田沼店(千葉県習志野市)
▽唐津店(佐賀県唐津市)など14店舗で販売された。
今月17日、製品を検査した札幌保健所からの連絡で判明した。
イオンは店頭で20日から回収を始めており、
23日からは専用のフリーダイヤル(イオン=0120・28・4196
▽イグシ=0120・110・517)で来月22日まで回収を受け付ける。
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031122k0000e040061000c.html