顧客に商品を売り込む際に「女性の性的武器」を駆使するよう求められたとして、
元女性販売員4人が雇用主だった化学薬品会社「Tri-Chem Corp」を相手取り、
ミシガン州オークランド郡の巡回裁判所に訴えを起こした。
女性らの弁護士によると、同社は販売員に女性だけを雇い、
ほとんどが男性という顧客に、
販売員がセミヌード姿や露出度の高い衣装を着てポーズを取った写真やカレンダーを配っていたという。
同社の広報担当は、女性の訴えに関し、「全くの虚偽」と主張し、法廷で争う意向を示している。
訴えによると、会社の販売研修マニュアルには、顧客に対し、
週末は水着で参加する慈善コンテストに出場する、
バドワイザーのモデルをするなどの話題を提供するようになどと記載され、
「女性にはそれぞれ『女の武器』があり、
それを利用することで成功を収め、キャリアを積んでいく」などと書かれているという。
女性らは、ビジネスの勧誘電話を行った際、
顧客の男性を十分に「快適な気分」にさせなかったために解雇、または辞職を強制させられたとしている。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200311220005.html