化粧品にステロイド 回収指示
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015941671000.html# 07月16日 19時01分
アメリカから輸入された化粧品クリームに皮膚に障害を及ぼすおそれのあるステロイドが含まれていたことがわかり、東京都はこの製品を輸入・販売する業者に対して回収を指示しました。
回収を指示されたのは、東京・新宿区に本社がある「ラバンナ」がアメリカから輸入・販売していた化粧品クリーム「NOATOクリーム」です。
東京都によりますと、このクリームは会社のホームページで「ステロイドが一切含まれず副作用もない」として販売されていましたが、使った人から効き目が強すぎるという情報が
都や国民生活センターに寄せられたということです。このため、都がクリームの成分を調べたところ、ステロイドの一種のプロピオン酸クロベタゾールが0.049%含まれていることがわかったということです。
プロピオン酸クロベタゾールは、ステロイドの中でも特に強い作用があって、皮膚に障害を及ぼすおそれがあり、医薬品以外に使用することは薬事法で禁じられています。
このクリームは、ことし3月からこれまでに全国であわせて5691個が販売されているということで、東京都はラバンナに対して製品の販売中止と回収を指示しました。