働く女性にとって、毎日の化粧はビジネスマナーの一つ。仕事で信頼を得るためにも、
職場で浮くような過剰メークは要注意だし、かといって地味すぎるのも考えもの。
清潔感や品位を感じさせるメークのコツを覚えて、実力アップにつなげよう。(榊原智子、写真も)
東京都江東区の吉田江津子さん(31)は、臭気判定士として社外の仕事が多い。
ビルやレストランといった現場で一緒に働くのはほとんどが男性なだけに、
「性別を意識させるようなピンクの口紅やブルーのアイシャドーなどの派手なメーク」は避け、
自然な印象を心がけている。
「人に会うことが多いのでメークは欠かせないし、出歩く時の日焼け防止のためにも必要です。
ただ、日中にお化粧をゆっくり直す時間はないので、
あまり崩れないように保つことができればいいなと思っています」と話す。
都内のテレビ局に勤めるA子さん(44)は、
周囲にメーク上手の女性が多く、化粧は身だしなみの一つ。
ただ、仕事と子育てに追われる生活で、大切にしているのが、「まゆ」の手入れだという。
「仕事を始めた1980年代は、まゆは自然のままが流行だった。でも、
ずっと太いままにしていたら実家の母から注意され、手入れをするようになりました」と言う。
専用のハサミとブラシで切りそろえ、アイブローでシャープに書き整える。
すると、顔全体の印象が引き締まることがわかった。「まゆの変化には気付かない同僚から、
『若返った』『キレイになった』と言われた。まゆ一つで印象が変わることに驚きました」と話す。
「まゆ尻や目尻をシャープに整えると、横顔や斜め顔の印象がぐっと上がります」と、
ポーラ化粧品メーキャップ・ディレクターの渡辺和子さん(左)
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