390 :
メイク魂ななしさん:2006/06/04(日) 02:30:41 ID:aPUgaXzY0
ドーナツ揚げage
391 :
メイク魂ななしさん:2006/06/06(火) 22:04:51 ID:mu+1JNsf0
季節は変わっていくんだけれど。
ホッス
392 :
メイク魂ななしさん:2006/06/08(木) 20:56:07 ID:ZklXmfE70
話題の村上age
村上違いwww
394 :
メイク魂ななしさん:2006/06/11(日) 19:17:17 ID:f/y7U2Nj0
僕は、もしかしたら完璧に近いほどうまくできたかもしれないメイクを
途中で止めた。それが僕の癖だった。今までも、これからも。
メイクのはじまり、そして終わり。それは定義する必要などなかった。
「すべては、どうでもいいことなのだ」
395 :
メイク魂ななしさん:2006/06/11(日) 21:59:33 ID:FNnj1+WpO
良スレあげ
396 :
メイク魂ななしさん:2006/06/12(月) 00:29:22 ID:d29hH6Rt0
>>394 問題ないんじゃない、わたしも同類だしね。
そうね、ただ結構長く生きちゃったもんだから、わたしは沢山の「同類」と出会ったの。
自分みたいにメイクしない奴を客観的に見せられるのは嫌なものだった。
本当に吐き気がしたわ。
こんなのと私は一緒じゃないって思った。
それでわかったの、メイクしないのがまずいんじゃなくて、
「それがよくいるタイプだっていう事実と、
君がメイクしようがしまいが、他人にはどうでもいいという事実」、つまり
「現実」ってやつよね、
現実をみようとしないやつは、本当に、サムイってこと。
ひとは、たとえメイクはしなくても現実を見失わないよう努力したほうがいいんだな
と思ったわ。しなくてもいいけど、私はしよう、と思ったの。
君に言いたいことはひとつだけ。グッド・ラック。
↑メイク=恋?
398 :
メイク魂ななしさん:2006/06/13(火) 15:41:22 ID:/pWSkQ1F0
関係ないけど、片岡義男風。
「乾燥肌になっちゃったわ」
「乾燥肌になったようだね」
「以前はオイリーだったのに」
「確かに、オイリーだったね」
彼女は髪を払いのけ、頬を撫でた。
「オーガニックコスメを使うわ。肌の、自然治癒力を上げるためにね」
僕は言った。
「オーガニックコスメを使うといい。君のためにね」
399 :
メイク魂ななしさん:2006/06/13(火) 18:13:14 ID:p8q8r6kp0
良スレ
チョコランタン。
多くの若者達が夢中になればなるほど僕からそれは離れていく。
チョコランタン。
声に出して言ってみた。それは2000マイル以上離れたところから聞こえてくる
風の音のように、やけに不自然に響いた。
そんなチョコランタンにへんてこ
>>371が飛んで来た。
「どんな人なの?」
「彼女はいつも何かを空想し、それを達成することが使命であり、義務であると考えている」
(その大半は無意味な、意味のない空想だったが。)
「彼女の目のふちは、マスカラを付けすぎてまるで宇宙人のようだった」
「マスカラだけでそんなにならないわ、普通。アイシャドウとアイラインはどうなってるの?」
「やれやれ。頭がひどく混乱してきた」
「じゃぁ、メイク以外の特徴は?」
「簡単に言って、彼女はスイカがとても好きな女の子だ。圧倒的に。
時としてUFOがスイカを丸呑みするようにね。
タネがふたつ ピッ ピッと飛んで、それを睫毛でパタパタさせて。
帽子を被って、スイカだけじゃなくバナナも好きなんだ、
君が好むと好まざるとにかかわらず」
>>400 君の話には、多分に私的な感情が入っているように思うな。
おおげさってこと。誇張は誰であれ良くあるけれど、
彼女に関するコメントは君らしからずアンフェアって印象を受けざるを得ない。
もっとも「僕も完全じゃないから」って答えるんだろうけどね。
だったら君も、人一倍他者に完全さを求めるのはやめるのがフェアかもしれないねって話は
また今度にするよ、僕も同類だから。でも
彼女のマスカラを含むアイメイクは、いたって普通と言っていいレベルじゃないかな。
実は僕もみたけれど、そう思うよ。
ただ彼女は人に幻想をみせる魔法の持ち主だったんだ。タネをぴっぴっとやってね。
402 :
メイク魂ななしさん:2006/06/23(金) 07:38:43 ID:KS5f8uO6O
あげとく ここ最高に良スレ
オモシロス
「新しいの、買っておいたから。いつも使わせてもらってばかりじゃ悪いでしょ」
母が化粧水を買ってきた。
彼女は彼女なりにわたしの肌を(もしくは自分が勝手に娘の物を使用している事について)
気にかけていたのかと思うと嫌な気はしなかったが、
彼女が買ってきたそれはわたしの肌には少々潤いが過ぎた。
しっとり
誇らしげに瓶の中央に表記された言葉は
わたしの肌に染み込んで、その中身による不快なべとつきを強調させた。
元々わたしは乾燥よりもむしろ脂に頭を悩ませられる方であったし、そしてなにより今は夏だ。
そう、夏なのだ。
「ありがとう、でもわたしもう新しいの買っていたから。それはお母さんのにすればいいよ」
出来るかぎりの笑顔でそう言うと、べとつく顔を洗うために腰をあげた。
405 :
メイク魂ななしさん:2006/07/02(日) 03:56:51 ID:ft5VgxTM0
お次はまだかしら?
上げときます。
406 :
メイク魂ななしさん:2006/07/02(日) 06:25:19 ID:YnLAYpDaO
名スレになる悪寒。皆クオリティ高須
「馬油?」と僕は鸚鵡返しに訊いた。
「そう、馬あぶら」
、、、
「ばあゆ」だろ。
408 :
メイク魂ななしさん:2006/07/02(日) 10:31:46 ID:UzT+VaUY0
村上と化粧・・・何かの嫌がらせ・・・村上の顔に、化粧。
想像しただけで、悪寒。村上クオリティひきがえる。
409 :
メイク魂ななしさん:2006/07/02(日) 11:40:49 ID:I4X7EZGP0
彼女は以前と比べると綺麗になっていた。
「久しぶりに化粧してみたの」
「きれいだよ」と僕は言った。
この前会った彼女とは別人じゃないのかと彼女の体を隅々まで確認しようと
思ったがあまりに馬鹿馬鹿しくなってしまってやめてしまった。
「まるで別人と会っているような感じがしているでしょう?」
「あるいはそうかもしれない」
僕は彼女の言っていることがまるで他人事のように聞こえた。
「でもあなたがこうして見ている私の顔と私が思っている顔とは
きっとずれみたいなものがあると思うの」
そう言うと彼女は顔を天井に向け、目をつぶった。
「言っていることがよくわからないな。どうして君は君が思っている顔と
僕が見ている顔が違っていると感じるのかな?」
彼女は黙って天井を見つめていた。
僕はまるで自分の存在が否定されているような気がした。
遠くで犬の鳴き声がしていた。彼女にはそれが聞こえているのだろうか。
しばらく僕らは黙って天井を見つめていたが何かを思い出したように
彼女はゆっくりと僕の顔を見てくちびるを開いた。
410 :
メイク魂ななしさん:2006/07/02(日) 11:42:19 ID:I4X7EZGP0
「昨日ある人に聞いたの。我々はその鏡に映る像を正しいものだと経験的に
信じているだけなんだって。だからこう思ったの。もしかしていくら化粧を
して自分なりに満足がいく顔が仕上がったとしても本当にそれが自分以外
の誰かの目にそのまま映っているのか確信が持てないの」
僕は彼女の目にうっすらと涙が浮かんでいることに気づいた。
「もしかしたら君の友人が言ったことは本当かもしれない。でもそれを
確かめる術はない。だから君が心配する気持ちはよくわかるよ。
でもね、ただひとつ言えることは君は化粧をしていてもしていなくても
人並みに綺麗だってことだよ」
「それは褒め言葉として受け取ってもよいのからしら」
「あるいはそうかもしれない」
「はっきりしろよ」
僕は彼女の突然の威圧的な声に射精してしまった。やれやれ僕はMだったのか。
彼女は笑っていた。それは今までみたこともない程美しい笑顔だった。
-------------------END-------------------------
411 :
メイク魂ななしさん:2006/07/02(日) 12:14:12 ID:IWUCd9lUO
413 :
メイク魂ななしさん:2006/07/02(日) 17:31:13 ID:c0zNBgMDO
良スレage
414 :
メイク魂ななしさん:2006/07/04(火) 21:15:29 ID:QKYwzdl40
415 :
メイク魂ななしさん:2006/07/04(火) 21:21:09 ID:ggdxowRo0
ノルウェイの森読んで勃起して我慢汁が出てしまった漏れが来ますた(llll。・_・。llll)
平日の朝にageること。それはとても素敵なことのように思えたし、
実際のところ有給を取ってボーテドコーセーの限定をゲットしに行くのと同じくらいの
ときめきを僕は得ることができたのだ。達成感と期待感、そして少しの罪悪感。
それらの組み合わせはいつも甘美で、しばしば僕を溺れさせるのだ
417 :
メイク魂ななしさん:2006/07/11(火) 09:50:43 ID:2Bj1ylYG0
僕はショックをうけた。間違って、sageていたのだ↑
このスレをお気に入り登録している私が読みましたよw
朝から乙!
419 :
メイク魂ななしさん:2006/07/17(月) 18:43:59 ID:Yn51POfW0
↑
420 :
メイク魂ななしさん:2006/07/17(月) 19:50:43 ID:PCV+yS3f0
「村上春樹の顔を見たことがあるの?」
彼女が困ったように目を細めながら言った。
「無い。でも彼の最初の作品から最新のものまで僕は少なくとも三回は読んだ。」
僕は思わず声を荒げて答えた。
すると彼女は大きなため息をつくのだった。
421 :
メイク魂ななしさん:2006/07/17(月) 20:39:39 ID:ouY6Eqt+O
「おかしな連中だ」
「あなた、ハルキのこと何も知らないんじゃなくて?」
僕は少し飲み過ぎたようだ。しかし
>>417がsageたりageたりしたせいで、
将来僕はハルキのとりこになってしまうことを想像し、
一人ほくそえんでしまった。
「ねえ、それとこれとはメイキャップとは無関係ではないでしょう?」
ないよ、と僕は答えた。そして微睡みの中、ハルキのことを考えながら僕はageていた。
「僕はハルキの本を読んだことがない。」
ファンの人達、ごめんなさい
ニサゴが喜びそうだ
春樹sage
a
go
は、はるきsage
427 :
メイク魂ななしさん:2006/08/02(水) 19:42:20 ID:yMx77NDf0
sagarisugi
↑
428 :
メイク魂ななしさん:2006/08/05(土) 03:08:16 ID:S/1OKyAc0
暑中age ぼくは忙しいながらも
このガッツ石松に抱きしめられているような、いささか限度を超えて暑すぎる夏を
なんとかすごしています。そちらはいかがお過ごしですか。
機転のきく君の事だから、ガッツ石松にもアイシーなラベンダーのアイシャドウを施して
上手く付き合っている事と思います(冗談です)。
ぼくはときどきそんなふうに、君とガッツ石松を思いながら楽しく生きている
からどうか心配しないでください。
初秋には、macのミネラライズアイシャドウイルージョナリー新色を持って
君に会いに行きます。かなり使えるよ。
それではその時をたのしみに。
429 :
メイク魂ななしさん:2006/08/05(土) 03:15:43 ID:UK29HAhD0
時流と季節感で好印象あげ
>>408 「君は、ハルキとリュウを混同してるのではないかな?」
僕は初老のベテラン精神科医が5才の女の子に問診するように優しく聞いた。
「それは・・・」
彼女はうつむいて消え入りそうな小さな声で言ったが答えは続かなかった。
「ブックオフの100円コーナーにいつでも大量にあるのがリュウ、
ハルキの本はなぜかあまり並んでないんだ。二人が同一でないというのはわかる?」
「なんとか」
彼女は曖昧に答えた。
「OK。リュウに化粧を施した顔というのを想像すると寒気がする。僕もそれは認める。
しかしハルキでは悪寒が走ると表現する程酷くはないんじゃないかと思う」
「ピース」
「ピース」僕も彼女が言ったように同じくピースと言った。
議論するにも馬鹿馬鹿しい事に出くわした時、
僕達はいつもこの言葉で会話を終わらすようにしている。
「ねぇ、秋のファンデだけど」
何事もなかったかのように彼女は次の事を話し出した。
夏の毛穴対策に忙しい僕にはいまから秋の事などとても考える事はできなく
彼女のその声はまるで世界の裏側から発せられてるように僕は感じた。
「ねえ、ジェイ」
鼠は化粧水の瓶を眺めたまま言った。
「俺は二十五年生きてきて、何ひとつメイクが身につかなかったような気がするんだ」
ジェイはしばらく何も言わずに、雑誌を眺めていた。それから少し肩をすぼめた。
「あたしは四十五年かけてひとつのことしかわからなかったよ。こういうことさ。
人はVOCEさえ読んでさえいればそれなりにメイクが出来るってね。どんなに
月並みで平凡な記事からでも必ず何かを学べる。どんなファンデーションにも
哲学はあるってね、VOCEで読んだよ。実際そうしなければ誰もメイクなんて
できやしないのさ」
鼠はうなずき、少しばかりグラスの底に残っていたSK=Uを使い切った。
「あんたの言うことはわかる気がするよ」
でもね、と言いかけて鼠は言葉を飲み込んだ。
俺は美的派なんだ。心の中で鼠はそう呟いた。口に出したところで、どうしようも
ないことだった。
鼠は微笑んで立ち上がり、帰るよ、と言った。
「大丈夫かい?ずいぶん吹出物ができているけど」
「大丈夫さ。いつものことなんだ。ちょっと気を抜くといつのまにかできているんだ」
「あたしも同じさ」
「おやすみ、ジェイ。夜はパックして寝るんだよ」
「ああ、わかってるさ。あんたもね。おやすみ」
美的派 ワロス
433 :
メイク魂ななしさん:2006/08/08(火) 08:38:40 ID:psjSXHzcO
ガッツさん、亀田親子の件ではマトモなこと言ってて見直したage w
434 :
メイク魂ななしさん:2006/08/10(木) 17:12:29 ID:chevp/Hc0
みんな、GJ!!
笑いながら一気読み
小説ではないけど、誰か「日出る国の工場」風にできない?
435 :
メイク魂ななしさん:2006/08/10(木) 22:15:02 ID:cBG3Oe9A0
/~~⌒~⌒~⌒~ヾ
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( ξ 、 , |ノ
(6ξ--―●-●|
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ヽ_ _ ー=_ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ \
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| | \ / ι_/ / <ワシがサクヅョホぅ口ぅ人ジャ!
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パンパン| 丶/⌒ - - \
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⊆ | | ⊇
「さあ早く。あなたはここを出ていかなくてはならないし、あなたがここから出ていく方法はこれしかないのよ」と彼女は言った。
僕は彼女に引かれるままに暗闇の中を進んだ。
ゆっくりとドアノブが回る音が聞こえた。
その音はわけもなく僕の背筋をぞっとさせた。
部屋の暗闇の中に廊下の光がさっと差し込むのとほとんど同時に、僕らは壁の中に滑り込んだ。
壁はまるで巨大なゼリーのように冷たく、どろりとしていた。
そして僕は壁を抜けた。
目を開けたとき、僕は壁のこちら側にいた・・・・・深い井戸の底に。
そして、『Kanebo肌美精うるおい浸透マスク』がしっとりと肌に吸い付くのを感じていた。
『限りなく〜』は龍だっけ?
>>430 春樹であれ、龍であれ、化粧は似合わないことは
君自身もよくわかっているとおもうのだが・・・
>>437 残念ながら、たとえ世界の終わりが来ても、
それが龍である事実は動かしようが無いんだ。
439 :
メイク魂ななしさん:
「魔女のハニーディップグロス?」
里江子さんはパワーブックに今日の経理を打つ指を、ぱたりと止めて私にそう聞き返した。
「そう。鈴木えみの愛用グロスは魔女なのよ」
私は波の音とブラームスを聞きながらそう答えた。
たしかに世界中の男性を誘惑する魅力的な唇が、たった500円ぽっちでできるなんて誰が思うだろうか。
私だって初めは信じられなかったけれど、結局は納得するしかないのだ。
たとえ里江子さんの唇がシャネルやジバンシィのグロスを駆使したものであって、私の唇が潤いリップしかつかった事のない淡白なものであったとしても。
「それに彼女、ウォーターボーイズのころまで化粧水とか乳液使わなかったらしいわ」
里江子はパワーブックを閉じてため息をついた。
私はレモンティをのんでから、かっこうと鳴いた。