〜韓国のファッション事情V〜

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567靖国神社のHPより
中国の主張は御都合主義

■また、中国は本当にA級戦犯が合祀されているから総理大臣の公式参拝に反対しているのか。

 A級戦犯が分祀されれば参拝反対をやめるのか。このことが明確でない限り、分祀論はナンセンスな主張と言えよう。
A級戦犯が靖国神社に合祀されたから靖国参拝に反対するという一貫した主張が中国にあるのかというと、
決してそうではないと思います。
 先ほども言いましたように、A級戦犯の合祀が一般に知られたのは昭和54年4月19日の新聞報道です。
当時は、いわゆる保革伯仲国会で国会運営が大変難しい時期だった。当然、時の政権担当者というのは
こういう問題は避けて通りたい。しかも、首相だった大平さんはクリスチャンです。ところが、
その大平さんがこのA級戦犯合祀問題については「人がどう見るか私の気持ちで行くのだから批判はその人に任せる」
と言い切って、4月21日に予定通り参拝した。その後、6月5日の参議院内閣委員会でも
「A級戦犯あるいは大東亜戦争というものについての審判は歴史が致すであろうと私は考えております」
と答弁し、さらにこの年の8月15日も例年のように参拝した。
 では、この大平さんの参拝に対して中国がクレームをつけたか。その時には反対も何もしなかった。
もし、A級戦犯が靖国神社に合祀されているから靖国参拝に反対だというのなら、その時に中国は言うはずです。
しかし、何も言わなかった。おそらく、大平さんが日中国交正常化の際の外務大臣であったということを考えてのことだろう
と思いますが、そうだとしたら、これは実に御都合正義だと言わざるを得ません。
 既に述べてきたように、A級戦犯の問題を初めて持ち出してきたのは中曽根さんが参拝した昭和60年です。
その年の12月27日、当時の章曙駐日中国大使が、A級戦犯の問題さえ解決されるのなら
解決策を見いだすことは決して難しくない、という趣旨のことを述べた。
しかし、同じ年の8月15日の『人民日報』は、「靖国神社は、これまでの侵略戦争における東条英機を含む
千人以上の犯罪人を祀っているのだから、政府の公職にある者が参拝することは、
日本軍国主義による侵略戦争の害を深く受けたアジア近隣諸国と日本人民の感情を傷つけるものだ」と書いている。
「千人以上の戦犯」ということは、BC級の刑死者も祀られていることを問題にしている.ということです。
つまり、A級の分祀だけで済まされる問題ではなく、A級が済んだらおそらくBC級も外せとなる。
そうなれば今度は中国を「侵略」した兵士を全部外せというようなことになるのは火を見るよりも明らかです。
ですから中国側の言い分というのはA級戦犯さえ分祀すれば済む問題ではないと考えざるをえないのです。