★★★ギャル・ギャル男専用スレッド★★★

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169ノーブランドさん
「1のかげおくり」
 戦争中のお話です。
 ネオむぎ茶がバスジャックに行ってしまう前の日、厨房四人で「かげおくり」をしました。ネオむぎ、反町24歳、多段嵐王、そして1は手をつないで“記念撮影”だと言って遊びました。
 戦争がはげしくなって、1の街にもばくだんが落ちてきました。空しゅうけいほうのサイレンで、目がさめたとき、まわりはすでに火の海でした。1は、反町と多段嵐王とけんめいににげましたが、二人とはぐれてしまいました。
「反町ー!」
1はさけびました。1は、ひとりぼっちになってしまいました。
何にちも、1は、暗いぼう空ごうの中でねむりました。
ある朝、目をさますと、
「かげおくりができそうな空だなあ。」
と青い空からネオむぎの声が聞こえてきます。反町の声も、多段の声も聞こえてきます。
1の体がすうっと空にすいこまれていきます。
「なあんだ。みんな、こんなところにいたのね。」
1は、わらいながら、空の上にある花畑の中を走り出しました。