大相撲の横綱朝青龍が今月の初場所中、泥酔して暴れたとして日本相撲協会から厳重注意を受けた問題で、横綱が一般人の男性を殴り、顔にけがをさせていたことが分かった。
男性は警視庁麻布署に診断書を提出したが、被害届は出していないという。
同庁関係者によると、初場所中の16日午前4時頃、東京都港区西麻布の路上で、男性が近くを通りがかった同署員に「(横綱に)殴られた」と訴え出た。しかし、男性と横綱はすぐに
「二人で話す」と申し出たため、署員は「被害届を出すなら、後日、署に来て下さい」と男性に告げて、その場を離れたという。後日、男性は同署に診断書を持参したが、被害届は出しておらず、同署は現段階で捜査はしていない。
朝青龍は25日に日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)から厳重注意を受けた。師匠の高砂親方(元大関朝潮)は27日夜、「理事長にはすべて報告している」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000121-yom-spo