【サリバン】JOHNLAWRENCESULLIVAN◆12【柳川】

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326ノーブランドさん
柳川荒士という男はフランコ先生に対して勝負を挑んだ結果、
ボクサー人生の幕を下ろす羽目になった。
この男は生粋のアホなので、選手生命を奪われてもフランコ先生への
一方的な逆恨みをやめることはなく、服飾業界へと参入してきた。
まったくの身の程知らずであり、生み出す商品は服とは名ばかりの布キレばかり
であり、この人格障害者を支えているサリバン厨は完全にキチガイの領域であるので、
フランコ先生もお嘆きとのことである。
327ノーブランドさん:2007/06/23(土) 08:38:43 0
フランコの仕立ての特徴は既製服にも生きています。
1.背の丸み:背中の丸みはフランコの特長であり首周りに吸い付く男っぽいドレープラインを形成。
2.アイロンワーク:首周りに吸い付く秘密は他のサルトと違い襟裏にカラークロス(目の粗いもの)
を使わず目が詰まっている生地をわざわざ使いアイロンワークでクセ付けをして曲げていくという事。
カラークロスはアイロンワークがし易くクセが付きやすい分戻りやすくもあり襟の吸いつきが
弱くなる事がしばしあるのに対し、低速の織機で打ち込まれ目の詰まった共地でのアイロンワークの
クセ付けは熟練した職人のみが成せる業で、襟ののぼりと両ラペルの鎖骨部のポイントの付きが
良いため首周りが逃げず軽い着心地とフィット感を生むのです。
(お手持ちの上着の襟裏をチェックしてみて下さい。)
このように難しい仕事をあえてこなすという男気にスーツへの愛着と氏の心意気を感じます。
3.裾までのダーツ:もう一つの大きな特徴として裾までダーツを取っていることが挙げられます。
カッタウェイぎみの裾の流れるラインは裾が外へ逃げない為の効果が有り今まで
ナポリ仕立てのフルオーダーでしか体感できなかった粋な裾さばきを体感できます。
 フランコの既製服を体感して思ったのはつくづく氏は類稀なる才能を持ったサルトであるという事です。
人間の体、特に背中は丸くその背中の丸みを見事既製服に落とし込み、
ほとんどの体型をカバー出来るようになっております。
他の半端なイタリアの既製服がまるで平板な物に見えてしまう程です。
又、この部分はスーツ作りにおいて着心地を左右するほど最も重要で、余分なシワや歪も生じてしまう為、
勿論ミシンでは形成出来ない箇所のです。
 胸部も同様であり両胸に出来るこのドレープは“フランコ・ドレープ”と言われ、
男らしいグラマラスな胸部の膨らみをルネサンス的に表現するというビジュアル的な意匠だけではなく、
ごく自然に体にフィットする感覚が生まれ、いい意味で手縫いの甘さがもたらす仕上がりとなっております。
当然の事ながらス・ミズーラ同様の工程を踏みフランコ氏の工房でフルメイキングによって手掛けられる今までに類を見ない既製服と言えるでしょう。
328ノーブランドさん:2007/06/23(土) 08:41:01 0
市内中心部サン・バビラ広場に近いアトリエはミラノの政財界VIP御用達サロンでオーナーのフランコ氏に対しては敬意をこめて
「マエストロ」と呼ばねばならない。シチリア島のパレルモ出身、13才から仕立屋の仕事を始めたフランコ氏は18才で大都会ミラノへ出てきた。
以来早47年、その間最優秀仕立職人に授与されるフォルビチ・ドーロ「金のはさみ」賞も受賞。押しも押されぬミラノ屈指の有名店で
その活躍ぶりは日本の男性ファッション誌でもしばしば紹介されているほど。店が持つ品格のわりにはオープンマインド、
きさくなマエストロはしばしば日本を訪れる日本通でもある。東京の青山にも日本店があるが、こちらはプレタ中心で年齢層もぐっと下がり、
カジュアル・テイストも取り入れているのでなんとなくヤング・サラリーマン向けという感もあるが、本来のフランコ・プリンツィヴァッリの注文服
「ス・ミズーラ」は正統派親父のみが切ることを許される由緒正しいスーツなのである。