高校の頃、先生に「誰でも良いから友達を作りなさい」と言われ、
先生が同じクラスの連中に、「源太郎君(僕の事)と友達になってあげて」と言っていた。
そんな僕も大学生。オサレな友人と服を買いに行った。
友人はわけのわからん店に連れて行き、
黒のジャケットを手にとり、
サイジングを、通常よりも大きめにして僕に着せた。
そして友人はちょっと「ププッ」と笑いながら、
「お前、明日からこれで街歩け。ズボンはオレンジのジャストで、水色のロンT着て、靴は金色スニーカーでいけ」と
言ってくれた。
言われた通りの格好で街へ行った。
するとfrontstyleのカメラマンが、笑いながら、
大声で「そのパンツ目立ってるね!」とか「金色のスニーカーがポイントだね!」とか「彼女見つかるといいですね!」とか言っていた。
僕は嬉しくなり、トイレに駆け込み、人知れずニヤニヤした。
そして、家に帰った。友人達に今日のことをメールした。
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