分からない人の為に
>>259から引用してみると
コーマ糸
綿花を紡ぐ最終工程でコーミング(combing=櫛がけ)を行い、
短い未熟部分を約15%〜20%取り除いた綿糸。
コーミングを行うことで長い繊維だけが平行に揃えられた糸は、
強さを増し、けばだちも少なく艶の良いものになる。
日本の紡績会社のコーミングの技術力は、世界的にも高く評価されている。
ソルはこれにあたる・・・
カード糸・・・
不良部分を約5%ほど取り除いたものです。
コーマ糸に比べ色艶が無く、ゴワゴワした肌触りになります。
しかし、そのラフな風合いとへたりにくい強さがアウター向き
と言えるでしょう。 アメリカ製のTシャツはこのカード糸を
使ったものが多く見られます。
SJもこれだな・・・
SZ糸
綿糸を撚る際に、右撚り(S撚り)と左撚り(Z撚り)を
一定間隔で交互に入れ替えた糸。通常、綿糸の天竺編みは、
洗濯後に生地が一方向にねじれやすい(斜行)が、
SZ糸では斜行が抑えられるメリットがある。
このためウエストラインがシェイプされたシルエットなどの
場合の脇縫いに適している。また、通常の綿糸の天竺編みとは、
編みあがった生地表面の表情が異なる独特の風合いの生地となる。
度目、度詰め
度目とは、編目の密度を表現する慣用語で、
度詰めとは密度を詰めて生地を編みたてるこという。
ただし、度目を詰めたからいい生地になるというものではなく、
糸質、度目などの各編み機の設定、その後の染色過程など
全てのバランスを取ることに、経験や知識などが必要とされる。
染色堅牢度
着用、洗濯を重ねていった際の、色落ち、色あせの度合いを測る基準で、
例えば検査機関である(財)日本繊維製品品質技術センター(QTEC)
の場合、1〜5級で表わされ5級が最高となる。
ソルは染色堅牢度5級・・・
バインダー衿
衿部分の生地を折って、身生地をはさみ込んで表側からミシンで
縫いつける衿の縫製方法。身生地に重なった衿表面のステッチが
デザイン上のアクセント。身生地を挟み込んで縫い付けるために、
一般的に手付衿よりも衿が伸びきりになりにくく、強度に優れる
とされている。通常Tシャツでは1本針、2本針が用いられ、
2本針の方が縫製強度は高い。
閂止め(かんぬきどめ、かんどめ)
縫い端などのほころびやすい箇所を丈夫にするための、
専用のミシンで行う止め縫いのこと。
バインダー衿の合わせ部分や、衿や袖口を平2本針
縫製部分に閂止めを行う。