ロイヤルホストってどうよ? その7

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47一名でお待ちの名無し様
ヤコブ病には、狂牛病が原因で起きる「変異性」のほかに「散発性」というのがあり、
こちらは遺伝などいくつかの原因によって起きるとされるものの、まだ解明されていない。
変異性と散発性では患者の脳波に違いがあり、発病する年齢も
散発性は40歳以下ではほとんど発症しないのに対し、
変異性は10-30歳代に多いという違いがあるが、
両者は症状が似ているので誤診されがちだということが、最近の研究から分かっている。

業界の圧力を受けた米農務省は、日本が出した全頭検査の要求を断った。
その代わり、狂牛病の疑いが健康な牛よりも大きいへたり牛(ダウナー牛)を
食肉として流通させることを禁じる規定を新たに設けた。
食肉業界からは「へたり牛の中には、怪我をして立てなくなった牛もおり、
それらは狂牛病とは関係ない。へたり牛をすべて禁じるのは無駄が多すぎる」
という反発が出た。

米政府がへたり牛を規制することで狂牛病検査の対象を広げずにすませられる
と考えた背景には、こうした現実論とは全く別の要因があった。
民主党の中に、へたり牛の肉の流通を禁じるべきだと以前から主張していた議員が多く、
彼らを納得させる見返りに狂牛病の検査を広げず、
この問題を共和党ブッシュ政権に有利なように解決しようとする
政治的な駆け引きがあったようだ。