鉄拳4 その2

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45葵幽祢
 下村が持って来てくれた谷岡ヤスジ全集を読み、衝撃を受ける。子どもの頃から「がきでか」や「マカロ
ニほうれん荘」など、ギャグマンガに親しんで来た私だが、日本にこんな天才がいたなんて、知らなかった。
 

 病院にて。「ナニ結婚するのでフトくしてくれ?」「見せたーんさい」ドスーン(1馬身ほどもある)。
「これをフトくするのね」「そーだもんに」「ボク自信ないんだもんに」「(エロマンガ見せながら)ちょっ
とオギてごらん」オギオギ(さらに倍)。「ワシねしまいにゃ怒るけんね」「じゃフィアンセ見てもらうけ
んね」「セーノ」パカ(フィアンセ股開く、まるで洞窟のよう。ちゃんと天井にはクリが)。「セーノ」ス
ターン(巨大なチンコ入れるっていうか中に置く)。「おえりゃーせんけんね」(センセーの妻登場)「ダ
ジー〜」「(むしゃぶりついて)これこそ男これこそ男ごれごぞおどご〜」「ヨッヨシ子!」「黙らっしゃー
い!バーロー」「あたしだまされてたわ。クー〜。あんたなんか」「(鈴口を開いて)パカッ」「(センセー
のチンコ入れて)コトン」「こーじゃないのバーロー」「(鈴口にフィストしながら)ねえアダジと結婚し
て!ぜったいピッタシ合うわ。ポスポス」「オレしちゃうもんに」「さっそく初夜をむかえたもんに」「パ
カッ」「ストーン」「シーン」「クククー〜。ピッタシだもんに」「アヘアヘ」(実はお腹の中の子どもに
挿入しているというオチ) 言葉だけでその面白さを伝えるのは無理だろうが、常識とか倫理とかをはるか
に超えた破天荒さというかアナーキーさで、哲学的な深さ・宇宙的な広がりさえ感じさせるギャグマンガ。
こんなの他に誰が描けるんだろう? 天才だ。