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名無し・コンセントレーション:
(1)ゲーム名:ゆけゆけ! トラブルメーカーズ (N64)
(2)ソフト入手経緯:中古で1000
(3)プレイ時間:100時間超
(4)現在のソフト状態:半数の面でランクSをとったところで燃え尽き収納
(5)感想:「2Dアクションゲームはもう終わり」と、シューティング並の扱いを
受けるようになってしまったのは、いつ頃からだろう?
いわゆる「次世代機」でも、『風のクロノア』や『輝水晶伝説アスタル』など、
いくつかのタイトルは発売されているのに、すっかり影が薄くなってしまったジャンル、
それが2Dアクションゲームではないだろうか。
本作品は、トレジャーが製作した(現時点で)最新のアクションゲームである。
なぜ3DゲームがほとんどのN64で2Dを? という疑問を持たれたかのかどうか、
売上、知名度共にいまいちであり、値崩れも起こしている不遇のソフトであるといえる。
パッケージの「ねんどろ」の絵で引いた、という話も聞く。
しかしながら、MDからトレジャーのゲームに付き合ってきた人間ならば、この悪趣味なセンスも
またトレジャーの芸であると理解できるのではないか。
異様な外観の「ねんどろ」たちが繰り広げる、戦隊モノのお約束を逆手に取った暴走気味のストーリーは、
確信犯ではないかと勘ぐりたくなるところだ。
前置きが長くなったが、このゲームの完成度は非常に高い。「隙」というものが見当たらないレベルだ。
個々の面を独立させ、タイムアタックの要素を持たせたことで、中だるみというものがなく
やりこむことができる。疾走感にあふれた高速スクロールステージ、パズルを解く風味のステージ、
対戦格闘のパロディのような「ねん子」戦、横シューティング風ステージ、「運動会」などなど、
バラエティ豊かな面構成で長く遊ぶことができる。攻略上不要な動作も存在せず、
『シルエットミラージュ』よりも格段にゲームとして楽しめる出来になっている。
アクションゲームが好きなら、食わず嫌いをせずに手にとってほしいソフトだ。
(6)メーカーへ一言:この出来で実売10000本ですか。合掌。