「ゼルダ」の大人リンクせくしーだ

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707 ◆t675LkGI
 ガサッという草の音に振り返った。
 剣を握る手に汗が滲む。フックショットを撃つべきか?
 ポロロン
 ハープの音に、体中の力を抜いた。
「シーク」
「久しぶりだな」
 赤い目は何でもしっているかのように、僕を見る。

 シークはいつも唐突にやってきては、僕の体をまさぐる。
 後ろから抱かれ、足を絡めて押さえられながら、胸をこねられる。可愛い、可愛いと何度もささやかれると、頭がぼおっとしてくる。僕はシークの身体に軽く体重をかけ、その存在に安堵する。甘く緩やかな気持ちになる。
「水浴をさぼったのか? 酸いぞ」
 頭をつかまれ、髪の匂いを嗅がれる。耳に犬歯がささり、熱い舌がそこの生えた産毛を濡らしていく。
 尻に布越しの勃起が当たっていた。
 彼の人は匂いに興奮する。

 大人になってすぐのころ、力の強さの違いと、魔物を斬った後の体の疼きに、強い違和感を感じた。自分の体でないようで、何かに寄生されているのかとおもった。
 シークはそんな僕に、なぜこうなったのかを冷静な声で丁寧に説明してくれた。
 すべての人間がそうなること。決しておかしくはないこと。
 そして、僕に性的な悪戯をした。
708 ◆t675LkGI :01/12/01 03:42
着衣のまま四つん這いで尻を犯される。押し込まれるたびに息を吐き出し、笛のように声を出した。
 砂と煙を混ぜたようなシークの匂いに包まれる。体の上で荒く喘ぐ肉に、嫌悪感と、嗜虐を感じる。
 身体を出入りする固い存在感を意識するたびに、脳が酒に浸される。神経だけが迸り身体がついていかない。性器の痺れで、いくら手で扱いてもイきそうにないくらいだった。
 シークに触れられて、その手に吐精した。自分でない存在に操られる感覚に、どうしようもなく高揚する。声にならない声を振りまいた。
 はしたなく唾液をこぼす僕の尻にピチャっと生ぬるいものがあたった。どろどろと肛門から蟻の戸渡りを伝い、睾丸まで垂れる。額の汗を拭う。シークがいったのだった。
 いつも最後はこうされる。

「また来る」
 シークはことが終わればすぐに去る。
 拒む背中をみながら、興奮が収まり固くなる体を感じた。
 それとともに鼻を貫く刺激に、僕は涙をこらえる。

 キスをしてほしい。そのマスクをとって、俺の体ぜんぶに、順番に。
 キスをしたい。ぎゅっと抱きしめて、存在を感じたい。

 風に、精液が冷えて凝る。