結構前のファミ通のレビュー記事

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1名無しさん@お腹いっぱい。
『風のように永田』さんの
ゼルダの伝説-時のオカリナ-
の1ページレビュー文章(最後、「僕はゼルダが好きだ」ってしめてるやつです。)
を、誰か全文載せてもらえないでしょうか。

こんなスレ作ってすいません・・・でも、もう一度どうしても読みたいんです。
過去のファミ通保存している人とか、居たら是非お願いします。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/21(金) 20:08
ちょっと前本棚掃除中に見たような。
31:2000/07/21(金) 20:46
>>2
もう捨てちゃいましたか?

だれか持ってないかなぁ。
41:2000/07/21(金) 23:54
やっぱタダでこんな面倒なことしてくれるヒト、居ないかなぁ・・・
んじゃ、DCポイントバンクの未登録ポイント240ポイントでどーだ!!

お願いします。どーしても読みたい。
5名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 00:01
目的は何?
笑いたいの、グッときたいの
たぶんあるから探してみようか
61:2000/07/22(土) 00:04
>5
おねがいします!!!
目的は、『ゲームのレビューで初めて泣いた』から。
しかも立ち読みで。(^^ゞ

あれはレビューじゃない、本人も言ってたけど、ラヴレターだよ。
7(−−):2000/07/22(土) 00:46
いつの頃のモノか、時期を詳しく載せないと。
そうすれば、探してもらえるんじゃないの?
8名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 00:53
あったぞ〜、1
寺田克也と、おおひなたごうと、ゲームの話をしようの宮本さんの回もあったぞ
それも読みてえ?
9名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 00:58
 ああNo437の43頁にやつね。
 電波は嫌い。
101:2000/07/22(土) 01:02
あった!!?
載せてくれると助かります!!すっげー嬉しい!!感謝!!

>寺田克也と、おおひなたごうと、ゲームの話をしようの宮本さんの回もあったぞ
>それも読みてえ?

そっちは単行本に載ってるのかな?だったらいいです。
111:2000/07/22(土) 01:05
>9
電波って?『電波ヤロウ』って事?
・・・まぁそうとれなくも無いね確かに(^^ゞ
でも俺はグッと来ちゃったんだよね。
12ゼルダの伝説 時のオカリナ:2000/07/22(土) 02:19
 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』について正面から書くことはとても難しい。たとえば何について書くだろう。どの感動を記すだろう。システムだろうか。演出だろうか。宮本さんの発言を引用しようか。個人的なエピソードを挙げようか。ゲーム史における役割について分析しようか。絶妙謎解きからゲーム本来の楽しさについて言及しようか。画期的なインターフェイスについて、あるいはユニークなキャラクターについて、もしくはゲームとぴったり寄り添いその世界を豊かに潤わせる音楽について。言葉はあふれだすが本流を持たない。限られたなかで魅力を述べるなら、”筆舌に尽くしがたい”とでもいうしかない。『ゼルダ』について書くということはとても難しい。
 だが、強い思いは体裁を顧みず滲み出てくる。日々遠のきつつある『ゼルダ』からの距離、数字のみで語られる『ゼルダ』への評価、斜に構えた『ゼルダ』評に反して盛り上がる『ゼルダ』談義。だから僕は『ゼルダ』について書こうと思う。忘れないうちに、矢も盾もたまらず筆舌を尽くそうと思う。たぶんここからには、僕が『ゼルダ』を好きだということ以外何も書かれていないし、ある意味批評的な側面すらない。つまりこれは、真夜中に書かれた手紙のようなものでしかないのだけれど、僕はそれを投函しようと思う。おそらく、僕はそれを後悔しないと感じるのだ。
13N64 アクションRPG:2000/07/22(土) 02:22
 たとえば僕はハイラル平原が好きだ。どんよりとしたコキリの村から「ヴァン!」というテーマとともに初めて平原に飛び出したときの鮮やかな黄緑色が好きだ。草を刈るのが好きだ。ことにハイリア湖あたりの草むらの中央に歩いていって回転切りで一気に刈るのが好きだ。壺を割るのも好きだ。どちらかというと斬るより壁に投げて割るのが好きだ。スタルチュラのカサカサいう音が好きだ。ニワトリを持って滑空するのが好きだ。ハートのかけらが4つそろう瞬間が好きだ。ダンジョンで宝箱を開けるとき「どうかマップでありますように」と祈る一瞬が好きだ。森の神殿が好きだ。ことにあの廊下は実際に見た瞬間鳥肌が立ったぐらい好きだ。燃えながら飛んでくるコウモリは嫌いだが撃ち落すのは好きだ。光のプレリュードが好きだ。炎のボレロも覚えやすくて好きだ。シークが新しい歌を教えてくれるとき画面にボタンが表示されるのに一生懸命暗記しようとするのが好きだ。イベントでのムービーがゲーム画面と滑らかに繋がっていて好きだ。ドアを開けるムービーひとつとってみてもさまざまな角度からのカメラワークが計算されていて好きだ。こんなにも映画的な演出を含みながらメッセージは冗長ではなくて好きだ。変なメッセージも好きだ。「いいよ、やんなくても」とかもう、好きだ。「今日は寄り道の日」とか決めて何時間も釣りしたりするのが好きだ。水のダンジョンの地下にあるカギが見つからなくてもう、好きだ。自分で作曲したカカシの歌が我ながら好きだ。大妖精が好きだ。井戸のかび臭さが好きだ。ダニエルの踊りが好きだ。ナボールのたくましさが好きだ。ゾーラ族のガシャポンがよくできていて好きだ。水や炎の表現が好きだ。雲や空はもっと好きだ。朝、空を見上げて紫の雲が美しくたなびいているのを見てハイラルを思い出すのが好きだ。『ゼルダ』をやるまえにコーヒーを入れたり灰皿を側に寄せたりするのが好きだ。つぎの日にダラダラと『ゼルダ』談義するのが好きだ。人の失敗談が好きだ。先の話を聞きたくなくて慌てて席を立つ人が好きだ。夫婦で買って別々にプレーしたためクリアーまでほとんど別居状態だった友人夫婦が好きだ。年末九州に帰省した僕の携帯にわざわざ電話してきて質問する永野さんやルパンが好きだ。『ゼルダ』がイマイチ編集者に向かってなかば怒りながら説明している加藤さんが好きだ。「『ゼルダ』ができる時代に生まれてよかった」と大マジで言った石井さんが好きだ。釣り堀のオヤジの帽子が取れることを嬉しそうに報告に来た佐々木が好きだ。バック転を駆使して子供時代には取れないはずのスタルチュラを強引に取る間々田が好きだ。「マラソン男には勝てないようです」とまわりに聞こえないように耳打ちしてくれるモゲが好きだ。「ポゥをのむとポゥの味がする!」と独自の説を主張していた内沢さんが好きだ。編集部で『ゼルダ』のROMが紛失したとき「『ゼルダ』を好きなヤツに悪人はいない!」と言い放った西山が好きだ。大人になっても99ルピーしか持てなかった針生と、仕事中に何度も電話してきて質問する針生の彼女が好きだ。あるボスをビンで無理矢理倒してしまった長田はバカだなあと思うが好きだ。オープニングが好きだ。エンディングが好きだ。ゼルダ姫のせつない表情が好きだ。ガノンドルフの笑いかたが好きだ。走って落ちてオカリナ吹く左利きのリンクが好きだ。
 やっぱり、言葉はあふれて本流を持たない。そして何かを好きだと表わすことはとても難しく、とてもとても恥ずかしい。しかし、それらの体裁を顧みず滲み出る強い思いを信じずして何を信じるというのだろう。僕は『ゼルダ』が好きだ。僕は、『ゼルダ』が好きだ。
    風のように永田(大妖精!)
       P R O F I L E
  ゲームの話をすることで有名な本誌
  編集者。3ヵ月のあいだに『ゼルダ』
  とXTCの新作が両方出るという軌
  跡に驚喜する。どっちも7年待った。
141:2000/07/22(土) 02:28
>12.13

本当にありがとう!!!
さっそくテキストで保存しときます!!!!

なんかお礼がしたいんだけど・・・まじでDPBのポイントいりますか?
ここにのっけちゃうと早い者勝ちになっちゃうし・・・どうしよう。
15名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 02:29
本当に真夜中に夢中になって書いたんじゃないか?
特に『〜が好きだ』以外の部分。
16名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 02:42
ファミ通は全然見ないから、この人とか文中の登場人物のことは
知らないけれど、良いよね。
このゲームの好きさが伝わってくるよ。

この文章がコピペの材料にならないことを祈って・・・。
171:2000/07/22(土) 03:44
これ読んだとき、本当に涙が出たんです。←今も目頭が熱い

この文章って、ちょっと書き換えれば愛する人への手紙になるんじゃないかなぁ。
何かを愛するって、すごいパワーだと思う。
俺もこんな文章がかけたらなぁ・・・ぜひみんなに読んでもらいたいので上げときます。

俺も(ゲームに限らず)好きなものを好きと言える純粋さを大切にしたいと思います。
そして、それを人に伝える努力を忘れない事も。
18名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 03:47
でも森の神殿のねじれ床はクーロンズゲートでがいしゅつだよね。
19名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 03:54
書いた者ですけど、ぶっ壊れてて書き込めません、これも書き込めてるかどうか・・

お礼のポイント欲しいです、もしくれるなら書き込んでちょうだい
他の人にとられちゃったら、それはそれでいいです
201:2000/07/22(土) 04:01
>19
ありがとう。本当に。

誰かに取られちゃわなければいいんですが・・・ここを読んでいる人の良心に期待。
取られちゃったらごめんね。

ミスタードリラー←最近はまりっぱなしです(笑)

0198-3210-4027-0080
21名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 04:05
get!
22かいたひと:2000/07/22(土) 04:07
一回書き込んだら直った、改行なしの超長文を書くとマズイみたいだな
あの文は、てんまる漢字まで完璧に写せてると思う、出典は1999 4/2 通巻537号

ドリラー持ってました、気持ちだけもらっときます、
23名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 04:21
ゼルダを猿のようにやり続けてハイになった状態から
勢いで書き上げたって感じの文だね。
後に「あれは反則だ」って言われたんだよね。この人。
24かいたひと:2000/07/22(土) 04:27
ゼルダに関してならあれはアリだと思う
25名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 04:36
なんか、このスレも含めて感動的。
261:2000/07/22(土) 04:39
>21
ありゃ・・・誰ですかあなたは(笑)
まぁいいです。いいゲーム買うのに有効に使ってくださいね。

>かいたひと
すんません、持って行かれちゃったみたいですね。
DPBのポイントって、同じソフトを同じ人が入力できないの?
とにかくありがとう。感謝してます。

>23
確かに、コレは反則だよね(笑)
ぜんぜんレビューになってないし、こんな私的な感情を、
雑誌っていう公共の場所で発表するのはナシだよな。

でも、抑えきれなかったんだろうね。
俺は冷静な批評も嫌いじゃないけど、こーゆー感情に任せた
『楽しかったゲームの感想文』のほうが、好きなんですよね。
読んでてうれしくなっちゃう。
永田さんには、これからもこーゆースタンスでライターを続けてほしいなぁ。
27名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 04:44
ポケモンのもなかなか感動的だったよ。
281:2000/07/22(土) 04:47
>24
ゼルダに関してだけじゃなくても、ホントに自分がココロから好きなものについて書くなら、
それはいい事だと思うよ。
共感できるかできないかは、作品によってヒトそれぞれだけど、
文章を書くって行為は他人に共感されるためだけにやるもんじゃじゃないから。

>25
本来こんな『クレクレスレッド』を立ち上げるのもどうかなぁと気が引けたんですが、
そー言ってもらえるとうれしいです。
291:2000/07/22(土) 04:52
>27
それ読んでないかもしれません。
もしその号が手元にあって、暇なときがあったら書き込んでくれるとうれしい。
もうお礼できるものが無いんだけど・・・(^^ゞ
3027:2000/07/22(土) 04:57
ご、ごめん..
たぶんあるけど..無理。
10ページ位あったから...
なんか変に期待させてごめんなさい。
31かいたひと:2000/07/22(土) 05:00
あれでしょ、色違いのポケモンをゲットするまでのドキュメント風
こっちは手元にないなあ、誰かアップしろ、俺はやったんだから、なんて
32名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 05:00
>27
ひょっとして4〜6ページぐらいあるレアなポケモンを
ゲットする話?
33とむ:2000/07/22(土) 05:01
あー、色違いポケモンのレビューは笑ったなあ。あれ、何ページも
使ってたよね。
34かいたひと:2000/07/22(土) 05:03
じゃあ、何月何日の何巻か教えて
図書館で借りてくる、で、うまくまとめるから
35名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 05:08
>34
それなら1が図書館にいけば解決するよーな。
361:2000/07/22(土) 05:10
なんか、俺のワガママでとんでもないことに(^^ゞ
みんなありがとう。
37名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 05:12
探してみるよ。
381:2000/07/22(土) 05:12
>36
う・・・正しい指摘です(^^ゞ
図書館にファミ通っておいてあるのか。知らなかった。
今度行ってみます。
39かいたひと:2000/07/22(土) 05:17
うちの市の図書館はあるけど、どこでもあるもんかなあ
4027:2000/07/22(土) 05:28
>31
そう、それです。ドキュメントタッチの。アップは無理っす。
あなたはすごいと思う。
>32、33
あれは笑いあり、感動ありでポケモンの魅力を見事に表現してて
よかったですね。...1さんごめん。
41名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 05:30
12月31日号が無い・・・
42名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 05:36
あった!
43名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 05:44
アップ出来そう?
44>43:2000/07/22(土) 05:48
6ページなので時間はかかるけど出来る。
45名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 06:03
美しいので期待あげ。
46名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 06:26
キッシー嵐山だったかの
輝く季節への、ソフトウェアインプレッションも良かった。
47名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 07:31
スマソ、テレホ終了に間に合わなかった・・・
48名無しさん:2000/07/22(土) 17:55
待ってます
49名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 19:26
45分間の疾走 〜地下鉄から始まった騒ぎの顛末〜
                   Text by 風のように永田
第一章 遭遇〜東急新玉川線〜
99年12月2日13時30分、東急新玉川線の中央林間行き急行が定刻通り渋谷駅を離れた。
動き出した電車の中で、僕はドア脇の手すりにもたれかかっていた。
いつものようにバッグからゲームボーイカラーを取り出し、電源を入れてスタートボタンを連打する。
画面に『ポケットモンスター金』のロゴ。ええと、どこまで進めたっけ。
主人公は黄金シティの地下通路入り口にいた。まっすぐ歩くと、通路にいるトレーナーがバトルを
挑んでくる。僕はバトルが始まるとすぐにアンノーンをサンドと交代させる。さほど苦労なく勝利し、
再び地下通路を進む。ほかのトレーナーがまたバトルを仕掛けてくる。
僕はさっきと同じようにアンノーンを引っ込めてサンドを出す。そして、少しだけいらつく。
育てたいモンスターを最初に出しては引っ込めるという前作から変わらないこのシステムを僕は
少なからず煩わしく感じていた。
僕が前作の『ポケモン』を始めたのは発売からかなり経ってからだった。
売れ続ける『ポケモン』がちょっとしたブームになり、どうやらこれは一過性のものではないぞ、
と皆が思い始めることだったように思う。とにかく楽しそうなことには首を突っ込むことにしている僕は、
小学生たちが夢中になってる楽しさってなんだろうと期待しながら前作を始めた。
しかししばらくプレイして僕が下した評価は、”丁寧に作られたふつうのRPG”の
範疇を超えるものではなかった。
もちろん、当時僕のまわりに僕と同レベルで『ポケモン』をプレイしている人がいなかったせいもある。
交換や対戦といった『ポケモン』の醍醐味を、けっきょく僕は垣間見ることがなかった。
そして、それがあればきっと楽しいだろうと予想しながらも、煩わしいバトルや、ユーザーフレンドリーとは
思えないインターフェイスや、収集と進行のどっちつかず感などにストレスを感じながらゲームを進めていた。
中途半端に集まったポケモンたちは、純粋に絵としてあまり好みではなかったし、スタンドアローンの状態で
いくら強そうなポケモンをつかまえても、心から「ゲットだぜ!」と喜ぶことはできなかった。
そして20時間あまりプレイしたところでセーブデータが消失し、僕はそれっきり『ポケモン』を
プレイすることがなかった。黄金シティの地下通路でふたり目のトレーナーに勝利したあと、さらに
進んでコインケースを拾った。僕は前日までのプレイを思い起こしながらつぎの行動を思案する。
どうやら、この地下通路は結構長そうだ。そのまま進んでもよかったのだが、
ちょっと引っかかっていることがあった。地下通路に入る直前、以前バトルしたトレーナーから
”新しいポケモンを捕まえたからもう一度バトルしよう。34番トンネルで待ってる”とメッセージが届いていたのだ。
過去の経験上、おそらくそのトレーナーを見つけてバトルするだけのイベントだろう。ならばそれを終えてから
あらためてじっくりと地下通路を進んだ方がいいのではないか。行き止まりの支流を潰したのちに、
じっくりと本流を進めたいと感じるのはゲームファントして当然の心理だ。僕は地下通路を進むことを中断し、
34番道路に戻ることにした。
50名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 19:27
思ったとおりトレーナーとの対戦はすぐに終わった。せっかく来たしというわけでもないが、
そばにいるトレーナーに話しかけてみたりする。別に新しいイベントが発生した様子もない。
ウロウロしていると、草むらでエンカウントした。それは、初めて見るケーシィというポケモンだった。
前述したように、僕は『ポケモン』に関する知識はあまり多くない。以前発売された『ポケモンスナップ』は
かなり気に入ってプレイしたので、そこに登場したポケモンたちのことは愛情を持って覚えているが、
それ以外のポケモンについてはほとんど知らない。ともあれ、まだ捕まえたことのないポケモンだ。
僕は体力を削ろうと攻撃を仕掛けた。だが、直後にケーシィはテレポートを使って逃げてしまった。
「?」。そういうポケモンなのかなと、思いながらふたたび歩く。そして、再びエンカウント。
出てきたのはやはりケーシィだ。僕はレベルの低いアンノーンを引っ込めて、いくらかす速いサンドを
出そうとする。しかし、またしてもケーシィはテレポートしてしまう、間違いないケーシィはそういう特性を
持つポケモンなのだろう。思案するとすぐに思いつくことがあった。いまパーティにいるゴーストが
”くろいまなざし”という特技を覚えている。これはバトルのあいだ敵のモンスターを逃げられなくする技だった。
なるほど、僕はメニューを開き、戦闘をアンノーンからゴースに変えた。そしてエンカウント。画面が切り替わり、
バトルシーンとなる。画面左から滑り込んでくるポケモンのシルエットでどのポケモンが現れたはだいたいわかる。
ケーシィだ。そして次の瞬間。「―― あれ?」ドキリとする違和感が僕を貫く画面右に姿を落ち着けたケーシィの
中央付近に白っぽい線が走り、クルリと丸い円を描いた。そしてその円が消える瞬間、キラリ、と星が光った、ような気がした。
『ポケットモンスター金・銀』では、恐ろしく低い確率で通常とは異なるレアなポケモンが出現する。
その確率の低さと、攻略記事に絶対写真が必要であることなどから、ファミ通編集部では色違いのポケモンを
見つけた最初の3名に賞金が出ることになっていた。もちろん言い出しっぺは大の『ポケモン』ファンである
浜村編集長である。わかっていることは3つだけ。極めて出現確率が低いこと。色が違うこと。性別マークの横に
なんらかの印があること。それだけだ。編集部全員にメールが届き、『ポケモン』班はもちろん『ポケモン』を
プレイしてる編集者全員が色めき立っていた。しかし、発売日を10日過ぎても誰も捕まえることができなかった。
編集部位置のやり込みゲーマーである間々田、最初にもらえるモンスターが色違いであると推測し、
ウツギ博士の研究所でセーブして、プレイ&リセットをくり返している。従って何時間やろうと間々田のプレイ時間の
表示は1分のままである。同じくやり込み派のひとりである豊田は、玉子がかえる直前にセーブしたり、つれている
ポケモンの数を変えたり、考え得るすべての仮説を試しながらプレイ&リセットをくり返している。
それでも見つからない。1週間が過ぎたころ、唯一の遭遇例が報告された。『ポケモン』班の井出が
遭遇したのだが、彼はそのときモンスターボールを2個しか持ってなかった。しかも攻略用に進めていたため、
つれていたポケモンをレベル100まで上げたポケモン一匹のみ。攻撃力がありすぎたため、体力を削ることもできず、
ばくちで2個のモンスターボールを投じてみたものの、けっきょくその色違いのポケモンをつかまえることは
できなかったという。編集部にレアポケモンとの遭遇を報じる井出のメールが回ったとき、そこには井出が見た
レアポケモンについての新たな情報が書かれていた、そして色違いのポケモンは登場するときに星を纏っていた、と。
星を纏っていた?
僕は液晶画面を凝視する。色が違うのか?しかしわからない。何せ僕は、ケーシィというポケモンを見たのは
今日が初めてなのだ。しかもレアポケモンの色の違いはごくわずかと聞く。これはレアポケモンなのか?
しかし、明らかに星は光っていた。それは残像として思い起こすことさえできる。見間違いだとはとても思えない。
だとしたら、どうする。しかもこいつはどうやら出会ってすぐにテレポートする体質を持っている、らしい。
逡巡する。感謝すべき偶然は、直前、ゴースに変えていたことだ。おそらく、まずは”くろいまなざし”を使うのが
ベストなのだろう。初手がそれであることはいかに『ポケモン』歴が浅い僕でも知ることができた。しかし、
そこからどうする?13時32分、電車は池尻大橋の駅を通過した。
51名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 19:28
第2章 逡巡〜世田谷通り〜
液晶画面を見つめたまま僕は、昨日喫煙室で、色違いのポケモンを逃した井出と、『ポケモン』班の
チーフである大宮さんと話したときのことを思い出していた何度となく語ったであろう、そのエピソードを
井出が僕らに話したあと、大宮さんは井出に言った。
「なんで逃がす前にオレにみせなかったんだよ、画面を直接カメラで撮ることもできたのに」。
それを聞いて井出は「そおかぁ」と悔やみながらつぶやいていた。
「イチかバチか、で行っちゃたんですよねぇ・・・・・」。
僕はそのときの井出の気持ちを容易に想像することができた。
以前『パワプロ』の特集をしたとき、僕は井出の凄まじいやり込みぶりを目の当たりにした。
井出は、どんなに高くてもそこにハードルさえあれば、それを超えるための努力を厭わない。
ゲーマーというのはそういうものだ。それはある種天性であり、明らかに僕に欠落している
部分である。井出のプレイを見たとき、「ああ、こいつyはゲーマーだな」と軽い憧憬とともに思った。
たぶん、井出が2個のモンスターボールを投じたとき、彼には成功するビジョンしか見えてなかっただろう。
ゼロではない可能性が見えたとき、そしてそれ以外に選択肢がないとき、ゲーマーはためらわずそこに
身を投じる。そこに逡巡はない。おそらく井出にとって、レアポケモンとどう出会ってつかまえたかというような
過程はほとんど意味をもたない。それは、プレイ&リセットをくり返す間々田や豊田にとっても同じことだろう。
色違いのポケモンをつかまえたのか、つかまえてないのか。その結果がすべてなのだ。
「”編集者井出”より、”ゲーマー井出”が勝っちゃったんだよね」。
僕がそう言うと、井出はきょとんとしていたが大宮さんは「なるほどね」、と言って笑った。
数々のゲーマーを部下に持つ大宮さんもまた、僕と同様にゲーマーになれない非ゲーマーであるのだ。
三軒茶屋や向かう電車の中で僕は逡巡を続けていた。そもそも”くろいまなざし”がケーシィのテレポートよりも
先に決まるという保証はあるのか。レベル16のゴースと、レベル10のケーシィは、どちらがす速いのか?
そういった、ゲームの中のだいたいの感覚を僕はまだつかんでなかった。圧倒的な知識の不足。
極めて低い確率を引き当てていた戦記一遇のチャンスに、僕は自分で決断を下すことができなかった。
僕は逡巡なく身を投じる器をもってなかった。僕はゲーマーではないのだ。僕は腹を決めた。
このまま編集部まで持って行こう。編集部には、僕を補ってくれる頼もしいゲーマーたちが何人もいるのだ。
そう考えると心が軽くなり、僕は俄然ワクワクし始めた。彼らはどんな顔をするだろうか。つかまえてうまく
記事に反映できるといいけど。まるで、でっかいクワガタをつかまえた子供みたいに、僕は電車が三軒茶屋の
駅に着くのを待った。しかし、ゲームボーイを握りしめるてワクワクしていた僕は、あることに気がついて愕然とした
・・・・・電池が切れかかっている。電池の残量を示すゲームボーイの赤いパイロットランプは明らかに当初の輝きを失っている。
真っ暗ではないにせよ、鈍くちらつくその赤い光は、僕を狼狽させるに十分なものだった。再び僕は迷い始める。
やはり捕獲を試みるべきだろうか。たぶん電池はまだ持つ。だが、三軒茶屋から編集部まで15分はかかる。
その間、電池は持つだろうか。パイロットランプがどのくらいの明るさになったところでゲームがリセットされるかは、
個々のゲームによって異なる。ソフトが消費する電力によって何回か電池切れを経験すれば、その感覚はだいたいつかめる。
たとえば去年僕がずっと遊んでいた『ドラクエモンスターズ』であれば、電池はまだ持つ。だが、僕はまだ『ポケモン』で
電池切れを経験したことがない。この電池は、どのぐらい持つのだろう?ここで失敗しても、
ちょっとした笑い話になるじゃないか、と楽観的な重いが頭をよぎる。が、瞬時にそれをうち消す。無造作に決断して
このケーシィを逃がしてしまうのは、井出や、間々田や、豊田に申し訳ない気がした。その資格は僕にはないと思った。
彼等は失敗する瞬間を周囲に晒すことを潔しとしない。だから迷いなく結果に賭けることができる。しかし僕は違う。
失敗する瞬間を皆に見せて笑われることこそが僕のゲームに対するスタンスなのである。
勝ちに徹する才能と覚悟がない以上、ぼくは負けることを楽しまなければならない。
52名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 19:29
13時34分、ついに電車は三軒茶屋に着いた。ドアが開く。はやる気持ちを抑えて、混雑を避けるように
ホームに最後に降りる。何かの拍子にボタンを押してしまうとも限らない。そして、人の波を
外側から追い抜くように階段を駆け上がる。ゲームボーイをしっかりと握りしめて体の脇のところで
固定する。反対の手で切符を探し、速度を落とさず解説を駆け抜ける。切符売り場の前の人混みを
縫うように小走りし、出口へと続くスロープを走る。階段が見えてくる。気持ちを落ち着けるように、
ペースを落としながら階段を上がる。空が見えた。雨だ。ふざけんなよ、と笑いだしそうになる。
空はどんよりと曇り、いままさにパラパラとわずかな雨粒を落とし始めたようだ。乾いた歩道がそれを
物語る。本降りになるにはまだ間がだろう。しかし、途中で降り出したら?ゲームボーイをバッグに
入れるのは論外だ。タクシーを拾おうか。と考える。しかし、通りを渡ってタクシーを拾うことを具体的に
考えた瞬間、僕は編集部に向けて走り出していた。最終的にどちらが安全で早いかという合理的な
考えよりも、とにかく、少しでもそこへ近づくという行為が僕を動かした。
走る。額に汗が滲み始める。不安と興奮が交互に訪れる中、僕は世田谷通りを全力疾走していた。
知った人とすれ違わなきゃいいな、と僕は思った。何しろ、いい歳した大人が小雨の中、半笑いで
ゲームボーイ片手に突っ走っているのだ。そう思ったらよけいおかしくなってくる。
徐々に足が疲れてきて、速度を落とす。歩きながら、たかが2、3分急いだところで結果は
変わんないよな、と思い直す。しかしゲームボーイに目をやり、そこにケーシィの姿を確認すると、
ついまた走り出してしまう。たぶん電池はまだ持つ。雨も強くなる気配はない。わかっていても勝手に足が
動き出してしまう。おそらく13時45分ごろ、僕は汗ばみながら編集部のドアを開ける。
誰かいないか。誰がいるのか。入り口からすぐの席に小野さんがいた小野さんは『ポケモン金・銀』が
発売になるずっとまえから本誌で『ポケモン』の記事を担当している人だ。前作から情熱的にやり込んでいる
ことは言うまでもない。「小野さん小野さん」と叫びながら、僕は三軒茶屋からずっと体の脇に固定していた
ゲームボーイをそのまま小野さんの前に差し出す。小野さんは瞬時に理解し「あっ、見つけたんですか」と
答える。とりあえずこれがそうなのかどうか確認してもらおうとするが『ポケモン』に精通している小野さんを
もってしてもそれが単体で色が違うかどうかを見分けることはできない。「星は光りましたか」と小野さんが聞く。
僕はそのときの様子をできるだけ詳しく話す。白っぽい線が、丸い円を描き、星がキラリ。
「あっ、それですかそれです」と小野さんがうれしそうに言う。小野さんの話では、たしかにレアポケモンが
登場するとき丸クエンを描き、星が光るのだそうだ。間違いない。僕は井出さんからの情報で”星を纏う”ことは
知っていたが”線が丸く円を描く”ことは知らなかった。見間違いではなかったのだ。ようやく僕は確信が
持てた。このケーシィはレアポケモンだ。僕は編集部を回り『ポケモン』関係者に声をかける。間々田を見つけた。
それを見せ、告げる。編集部に波紋が広がる。豊田が近寄ってくる。小原が怪訝そうに覗き込み。暗くなった
ゲームボーイのパイロットランプを見た誰かが、電池はまだ大丈夫だと頼もしい助言を与えてくれる。
小野さんが自分のゲームボーイでケーシィを出して見比べてくれようとする。天野さんがウロウロしている。
タカヒロさんが笑い声がする。よかった。ようやく僕の不安が溶けていく。もう安心だ。あとはどうなっても
大丈夫だ。逃げられても笑われても平気だ。そんなことは、僕はぜんぜんへっちゃらなのだ。
カメラマンが手配され、浜村さんが呼ばれる。さあ、捕獲作戦の始まりだ。いつの間にかギャラリーが僕の
まわりを取り囲んでいた。たぶん13時50分ぐらい。
53名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 19:30
第三章 捕獲〜ファミ通編集部〜
カメラマンを待つ15分ほどのあいだに、経験豊かなゲーマーたちによる作戦会議が始まる。
初手はともかくその後はどうするか。どのタイミングでモンスターボールを使うか。
間々田がモンスターボールはいくつ持ってるか聞いてくる。たしか、スーパーボールが1個と、
モンスターボールが8個。「1個かあ」と間々田が苦笑する。それをどこで投げるか。
「スピードボールはないの?」とタカヒロさんが聞く。僕は「それなんですか」と答えて失笑を買う
だんだん選択肢が絞られてくる。やはり初手は”くろいまなざし”で間違いない。全員一致。
そのあとをどうするか。まず、すぐスーパーボールを投げるパターン。つぎに”さいみんじゅつ”で
眠らせてからスーパーボールを投げるパターン。3つ目が眠らせたのち、体力を削ってスーパーボールを
投げるパターン。可能性がもっとも高いのは3つ目だが、スーパーボールを投げるまえに逃げられたら
悔やんでも悔やみきれない。「ゴースで攻撃するのは危険だ」、と誰かが言う。エスパー系であるケーシィに対し、
ゴースの攻撃は”こうかは抜群だ!”となってしまうらしい。もちろん僕がそれを知るわけがない。ひとりで勝負しなくて
よかった。こっそり僕は胸をなで下ろす。ならば、ゴースを交代させてから体力を削ろう、と誰かが提案する。
すると、、交代した場合、”くろいまなざし”の効果が切れるのではないかと誰かが返す。
「ここで逃げられるってオイシイよな」、「そうだ失敗しろ」などと外野から野次が飛び、緊張した場が一瞬和む。
論議が行き詰まってきたころ、小野さんが「ほかのゲームボーイでレベル10のケーシィとレベル16のゴースを用意して
シミュレーションしてみてはどうか」と提案する。なんという発想だろう。考えることが違うなぁとなかば僕が呆れていると、
間々田たちは「それもアリだね」。とうなずいている。自分がゲーマーでないと痛感すると同時に彼等をとても頼もしく思う。
そしてこの雰囲気を、僕は一度前に味わったことがあった。『ドラクエモンスターズ』の出版社対抗戦だ。
彼らが夜を徹して作ったモンスターをつれて、僕は週刊ファミ通の代表選手として大会に出た。彼等が育成を極め、
理論を高めれば高めるほど、僕はプレッシャーを感じると同時に言いようのない高揚感を覚えてワクワクした。
騒ぎが大きくなるにつれて、たんなる思いつきがイベントとして盛り上がっていき、だんだん興奮していくなんともいえない
あの感覚。勝つための苦労を厭わない彼らと、負けを晒すことが苦にならない僕のコラボレーション。
あの感覚をまた味わえるなんて夢にも思わなかった。おそらく14時5分ごろ、カメラマンが現れてセッティングを始める。
そこへようやく浜村さんが現れた。あいかわらずエンターテイナーだな、と僕は愉快になる。こういうとき、
浜村さんが間をハズした記憶が僕にはない。必ず、舞台が整ってちょっと焦れたあたりに、いかにも満を持して
という感じで現れる。これもまた天性なのだろう。近づいてくる浜村さんは、何か企んでいる笑顔をしている。
こういうときは何かあるのだ。笑顔のボスは歩きながら、背中に回した手をさっと前に出す。手には封筒が握られていて、
その表にはデカデカとマジックで”賞金”と書いてある。わっと場が沸く。浜村さんが席につき、ギャラリーが移動する。
カメラマンがまずゲームボーイを接写する。その際、画面の明るさを見ようとカメラマンが無造作にゲームボーイをつかむ。
ふつうに持っただけなのだが、カメラマンはそのケーシィがどういうものであるか知るよしもない。
無意識の動作にゲーマーたちが「あっ」と息を飲む。なかでも、ボスが一瞬ビクッとしたのを僕は見逃さなかった。
浜村さんはすぐに冷静さを取り戻し「それは・・・・・・とっても貴重なものなんだよ」と、まるで子供をたしなめるように
つぶやいた。僕は吹き出しそうになってしまった。編集長として、それ以前に『ポケモン』ファンとして、
この騒ぎの言い出しっぺである浜村さんは誰よりもそのケーシィを欲しているのだろう。
さあ、いよいよ役者はそろった。愉快なボスが仕組んだ粋な舞台で、最強のゲーマーたちと最高のコラボレーションを
演じよう。しかもこの騒ぎの顛末を全国の『ポケモン』ファンが待ち望んでいるのだ。最高じゃないか。
僕ゴースは、僕からのコマンドを、じっと待っている。僕は「”くろいきり”でいいんだよな?」と間々田に確認する。
間々田は一瞬ギョッとして「永田さん、”くろいきり”は『ドラクエモンスターズ』ですよ」と答える。
54名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 19:32
緊張から爆笑に転じるギャラリー。そうだ、”くろいまなざし”だった。
その野次に押されるように、僕はコマンドする。”くろいまなざし”もしもケーシィのほうが速ければ、
つぎの瞬間ケーシィはテレポートしてこの騒ぎはあっという間に終了する。全員の目が、ゲームボーイカラーの
小さな液晶に注がれる。静寂。
”ゴースのくろいまなざし! てきの ケーシィは もうにげられない!”「よし!」。僕は拳を握り、ギャラリーから
ものすごい歓声が上がる。さっき野次を飛ばしていた長田もガッツポーズしてる。こういうとき、うちの編集部の
結束は固い。第一関門突破。さあ、議論だ。スーパーボールを使うか、眠らせるか、ほかのモンスターに交代させるか。
ゲーマーたちの出した結論は、”さいみんじゅつ”だった。僕はうなずき、コマンドする。逃げられる可能性は低くなったが、
”さいみんじゅつ”はすぐに決まるものではない。僕は慎重にコマンドし、再び、液晶に視線が集まる。
”ゴースの催眠術! てきの ケーシィは ねむってしまった!”「眠ったよ・・・・・・」。僕は思わずつぶやいた。
今度はさっきの歓声とは違う、「ぉおおおお!」と低くどよめくような声が上がる。追い詰めた。どうする。
一気にスーパーボールを投げるか。体力を奪いにいくか。さすがにこの議論は容易に結論が出ない。「ポケモン」を
深く知らない水間さんまでもが周囲に状況を聞きつつ議論に参加する。意見がまとまるまでのあいだにと、
僕は主人公のバッグをチェックした。そして僕は驚いて大声を上げてしまった。「2個あるよ、スーパーボール!」
平素から僕がよくやる凡ミスにギャラリーから野次が飛ぶ。しかし今回はそれがいいように出た。
スーパーボールが2個あるなら話は早い。とりあえずここで投げて失敗したら体力を削りにいく。全員の意見が一致した。
僕はスーパーボールを選び、サブウインドバーの”つかう”にカーソルを合わせ、慎重に、決定ボタンを押した。
固唾をのむギャラリー。スーパーボールが転がり、ケーシィの体を包み込み。問題はこのあとだ。小刻みに揺れるボールが
止まったのち、煙とともにケーシィが再び姿を現せば捕獲は失敗。ボールの色が変わり再びボールが動かなければ成功だ。
ケーシィをとらえたスーパーボールが揺れ始める。、右、左、右・・・・・・。だんだん揺れが小さくなる。
そして、ついに止まる。どっちだ。スーパーボールかr、スッと色が抜けた。
そして二度と動くことはなかった。捕獲成功。それを確認した瞬間、僕は両の拳を突き上げて、言葉にならない
叫び声を上げた。ギャラリーから、ほかの階まで響くかのような大歓声が上がる。そして拍手。誰かが何か叫んでいる。
非日常的な達成感がこみ上げる。こめかみを血が走る。そのときの僕の感情を表すとしたら、つぎの言葉以外には
考えられない。いまこそ、僕は強くそう思うことが出来た。
”ゲットだぜ!、と
やがて長田たちが「なんだよ成功かよ」などと言いながら席に引き上げる。必要なとき以外は無駄に
結束しないのもうちの編集部のいいところだ。大イベントを見逃して悔しそうな大宮さんに報告を済ませ、喫煙室で一服する
いろんな人からいろんな質問責めに合う。得意げに僕は答える。歓喜の瞬間を共有し合う。とても楽しい。
55名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/22(土) 19:32
だいたいそれが、14時15分ごろ。
そして僕は、徐々に理解し始める。たとえば小学生のまわりに、こういうドラマが多かれ少なかれあるのだと
すれば、それは楽しいに決まってる。クラス中がこれをやってるとしたら、インターフェイスに些細な不満を感じてるひまなどない。
そんなやつは娯楽を楽しむセンスがないとさえいえる。珍しいポケモンをつかまえたくなるに決まっている。
魔力、という言葉を僕は思い出す。ゲームに昔の魔力がなくなったと多くの人が言う。僕もよくそう口にする。
進化したグラフィックが想像力を阻んだのだろうとか、斬新なルールが出尽くしてしまったのだろうとか、いろんな要因が語られる。
それは、正しいことかもしれない。だが、大切なことをひとつ忘れている。魔力とは、ゲームから与えられるものではない。
ゲームから僕らがつかみ取っていくものなのだ。プレイヤーが想像力と、遊び心と、仲間どうしのコミュニケーション
によって、ゲームから能動的につかみ取っていくものなのだ。初めてゲームに触れたときのキラキラするような
あの感覚。夢中になって遊んで時間を忘れた日々。批評し、回顧し、もっともらしく今のゲームを嘆いてみせる
僕らは、進化したグラフィックを鑑賞することや親切すぎるゲームに慣れることによって少しずつ麻痺し、
そんな当たり前のことを少しずつ忘れてしまったのだろう。
45分間の疾走。僕がゲットしたのはケーシィだけではなかった。どうか僕らが、当たり前の日々から
自分の奇跡をつかみ取る能力を退化させていきませんように。
禁煙室から見上げる三軒茶屋の空。降り出すかに思えた雨は止み、雲はゆっくりと西へ流れていった。
56書いた奴2号:2000/07/22(土) 19:43
ふ〜最後だけ本文が長すぎと出た・・・
とりあえず54と55以外はほとんど1ページ分です。
怪しいところがあると思うので、怪しいところの番号と行を書いてくれたら
答えられるので、よければ書いてください。
さすがに全部読み返すのは・・・(:´Д`)
57前のかいたひと:2000/07/22(土) 23:16
お、エライ!単純に言って俺の6倍だね、頭が下がります

ポケモンの魅力とか、プレイする人の熱さとかちょっとマヌケなとことか
いっぱいつまった良い文だね

58名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 01:16
長文
59名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 01:17
注意
60名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 01:18
まわして
61名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 01:19
まわして
62名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 01:20
まわして
63名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 01:20
から
64名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 01:22
age

それではどうぞ>>49-55
65名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 01:57
>64
おお、なるほど!
やりますな。
66名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 02:50
>カメラマンがまずゲームボーイを接写する。その際、画面の明るさを見ようとカメラマンが無造作にゲームボーイをつかむ。
>ふつうに持っただけなのだが、カメラマンはそのケーシィがどういうものであるか知るよしもない。
>無意識の動作にゲーマーたちが「あっ」と息を飲む。なかでも、ボスが一瞬ビクッとしたのを僕は見逃さなかった。
>浜村さんはすぐに冷静さを取り戻し「それは・・・・・・とっても貴重なものなんだよ」と、まるで子供をたしなめるように
>つぶやいた。

このへんがなんかいい
67名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 03:06
このスレほのぼのしてていいね。
68(−−):2000/07/23(日) 03:33
まさに根性、圧巻ですね。
69名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 03:36
<SCRIPT Language="JavaScript">
&lt;!--
BGM = new Array(24);
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BGM[23]="mid/ff3_06.mid";

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{
d=new Date();
h=d.getHours();
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}
// --&gt;
</SCRIPT>
<SCRIPT Language="JavaScript">
&lt;!--
setBGM();
// --&gt;
</SCRIPT>

70名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 03:39
>>13
この文章を読んで「はあ?」とか思った人挙手
711:2000/07/23(日) 05:47
以前、他のスレッドで、
「永田さんは俺とゲームの楽しみ方が似ている」
ってような事を書いたことがあります。

このポケモンの記事を見て、この永田さんってヒトは、
本当にゲームってモノを愛してるんだなぁと思った。
俺にも文章の才能があれば、きっとこんな風にゲームの楽しさを表現していると思う。
なんか、読んでいてすごく嬉しくなっちゃいました。

このスレッドを立ち上げてほんとうに良かった。
参加してくれたヒト全員に感謝します。
特にわざわざ長い文章をアップしてくれたヒトたち。
ほんとうにほんとうにありがとう。
72名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 06:23
あ、なんか涙でてきた・・
73名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 13:34
いいスレッドだ。
74名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/23(日) 22:13
是非読んでもらいたいage
75名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 01:15
kimoi
76名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 01:37
いいねぇ(長いけど)
77名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 01:44
おお、2chの根底に流れる人の優しさを見たぞ
何気に今さっき別の板で騙して死体画像見せただけに
かなり反省したりして。
78名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 03:31
↑オマエが犯人か!!

煽りたい衝動を押さえつつ傍観してたよ。
ゲーム板に人間性善説の真実を見た! 
79名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 12:06
前の板では、「風のように永田」糾弾スレッドが立っていたというのに
このスレでの一連の経過は一体、どういうことなのだ?(笑)
80名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/24(月) 12:11
愛されるが故に叩かれる、かな?
81あいかわらず:2000/07/28(金) 03:33
村上春樹もどきか・・・

書き手が感情的に高ぶってる文章読んで一緒に感動するほど若くないんで、
どうにもこうにも、ってカンジだ。
82ほんとにガキな大人が多いな:2000/07/28(金) 04:00
>81
若くないってこたぁ大人だって言いたいわけだね。
分別が備わっている大人なら、思ってても無粋な書き込みは
しないもんだ。
アナタがそうやっていい感じになってるスレに水を注そう
とするのはガキの心理でしょ。
83悪いが、:2000/07/28(金) 04:05
自分の好きなものを否定することを許さない人間とは話したくないな。
ましてや否定した人間を「否定した事実」をもって人各攻撃するような
人間とは、ね。

君は君の好きな永田を否定しなくてもいいから、ああいう文章には何の
価値も認めない人間もいるということだけ頭の片隅に置いておいてくれ。

そして、そういう人間が君の大好きなモノを評価しないのは、別にその
人間がガキだとか馬鹿だとかいう理由ではないのかもしれないということも。
84名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:09
直接心が伝わるいい文章だと思う。
ただ、共感できない人には決していい文章にはならないね。
ここまで…心を込めた文章だと。
85ほんとにガキな大人が多いな:2000/07/28(金) 04:11
>83
わかってねぇなぁ。
>君は君の好きな永田を否定しなくてもいいから、ああいう文章には何の
>価値も認めない人間もいるということだけ頭の片隅に置いておいてくれ。

この場でそんな発言したって煽りにしか見えないだろ。
本当に自分の意見を言うなら、もうちょっと言い方ってもんが
あるだろ。ガキなら目もつむるが、大人だと言ってる人間には
考えて欲しいところだ。

ちなみに自分はこのスレの永田氏の文章をどうのこうのという
つもりはない。好きでも嫌いでもない。
86名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:12
ええ話やぁ〜
87ほんとにガキな大人が多いな:2000/07/28(金) 04:13
85の補足。
>この場でそんな発言したって煽りにしか見えないだろ。
は81の文章に対して。
88名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:14
>83
ったく、野暮なやろうだ。
大人でも子供でもどっちでもいいけど、野暮な野郎だ。君は。
野暮はいかんよ。
89名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:15
ラブレターに駄文無し!
90名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:15
ポケモンやりたくなったけど買って損しないか?
91名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:17
喧嘩はやめてポケモンやれ
92名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:24
>90
しないとはいえないこともなくもない。
93:2000/07/28(金) 04:25
父さん
このスレはきれいに終わらせたいわけで・・
だから喧嘩は止めて欲しいと思われ・・・・。
94名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:27
>>90
と言われても、君の好みや価値観を知らないわけだから、
気になるならプレーみれば? としか言えないな。
95名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:28
>92
で、どっち?
9690 :2000/07/28(金) 04:31
ドラクエモンスターにはまったから
とりあえずやってみるよ
>94さんくす
97ほんとにガキな大人が多いな:2000/07/28(金) 04:31
ちょっとカチンと来たもんでつい。
スマン。もう書かない。
98名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:32
子供向けゲームをあれだけ声高にすきといえるオトナは恥ずかしい。


 
9990:2000/07/28(金) 04:34
俺は好き。
100名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:39
スキスキスースキスースキスキスー
101名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:41
喧嘩はポケモンでやれ
102名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 04:51
なんだ喧嘩ってこの程度か…。
まあ別になにも言うことはないけど。

永田はファミ痛で一番頭がいいなと思う。
1031:2000/07/28(金) 06:15
ただの催促スレッドだったので、
いつのまにやらまた上がってきていたのでびっくりしました(笑)

題材が一つのゲームについてである限り、共感できない人も当然いると思う。
実際俺もポケモンはやってないし・・・これ読んでやろうかなとも思いはしませんでした。
(回りに一緒にポケモンで遊んでくれそうな友人がいないんで(^^ゞ)
でも、ゲームの好みについて共感はしなくても、感動はしました。不思議なものです。

永田さんの文章は、正直感情こもりすぎていると思う。
読んでいてこっちが恥ずかしくなるくらい(笑)
でも、それがこの人のライターとしてのスタンスで、
俺はそーゆー文章が好きなので、応援していきたいと思っています。

自分が好きなモノ、感動したモノを表現するのに、
他と比較したり、他を貶めたりするくらいなら、
自分がどうそのモノを好きなのか、
どうして感動したのかを語るほうが、難しいけどヒトには良く伝わる。
そんなふうに、彼は考えているんだと思うんです。

>81
村上春樹の作品はほとんど読んでます。結構人生に影響うけてるかも。
言われてみれば・・・確かに似てる気がしないでもない(笑)
だからこんな、泣くほど感動できたのかもしれません。
104まったくもって:2000/07/28(金) 07:21
「野暮」などという便利な言葉で自分の気に入らない意見を封殺しようと
する手合いはどこにでもいる。

「僕の意見に異を唱えるのは野暮です」
・・・いやはや何と言うか。

大勢の意見を確認し、調子を合わせるのが「粋」なら、そんな「粋」は
私はいらない。異を唱えられたくないのなら公に発言しないのが筋。
異論を排除する「粋」とはこれまたなんとも。
105名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 07:32
>104
わかったからでてけ。な。
106名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 07:36
こっちがお前は邪魔だって言うのも自由だしね
107名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 07:38
ポケモンは喧嘩でやれ
108左利きの狙撃手:2000/07/28(金) 07:49
ポケモンやゼルダが、すなおに楽しめないような大人は
たぶん人間が腐っています。
すくなくとも、100人プレイしたら99人は楽しいと言うでしょうね。
楽しめなかった方、ごめんなさい。
109名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/28(金) 07:54
自分の意見以前に、最初に喧嘩売るような発言したのが
問題だろうが。

>大勢の意見を確認し、調子を合わせるのが「粋」なら、そんな「粋」は
>私はいらない。異を唱えられたくないのなら公に発言しないのが筋。

なら、こんなとこで駄文書いてないでとっとと消えてくれ。
あんたの発言はつまんないし読んでて不愉快になるんだよ。
これ俺の意見な、一応。

これ以上喧嘩したいなら他をあたってくれ。以上。

110セガ本龍馬:2000/07/28(金) 14:55
>>108
それは、あんまりいいホメ方じゃないぜよ。
風のように永田氏の文章が感動的なのは、
あくまで個人的な体験(@オーケン)を最大限表現しているからで、
「みんなが楽しいと思うハズ、だからオマエも楽しく思え!」
ってのはちょっと違うと思っちょる。
オレもゼルダは好きじゃが、
事件前の永田氏程度にしかポケモンは面白くないぜよ。
111名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 05:02
>>1
このスレを作ったあなたに感謝。
ファミ通、めったに読まないから知らないが、
この「永田さん」って人は、なんか小説かなんか書いてるのか?
読んでみたいな。知ってる人、教えてくれないかな。

しっかし、こんな感動的なスレが2chにあるとは思わなかった。
後半のバカ論議以外、コピーしてとっとくわ。
112名無しさん@お腹毛いっぱい。:2000/07/29(土) 05:05
ゼルダの良さに気付く人が一人でも増えることを願って

AGE
113名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 05:39
>>111
ゲーム雑誌の編集者なので、小説なんか書いてるわけないじゃん
ただ、本は出してます
「ゲームの話をしよう」アスペクト \1.300
いろんな人とゲームを肴にした話をする本です、
ここのスレが面白いと思った人にはオススメです
114名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 05:40
下げちゃった
115名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 05:51
あ、その本面白そうだね。
こんな感じのゲームについての本なら楽しそう。
好きなゲームをけなされる本は読みたくないからね。
116仕様がない人だ…:2000/07/29(土) 06:02
> 自分の意見以前に、最初に喧嘩売るような発言したのが
> 問題だろうが。
自分の意に反する発言をすべて「敵」とみなし「喧嘩」と認識する人間。
君はどこか閉じられた空間で自分のお気に入りの相手とだけ話しているのが
お似合いのようだね。公の場で不特定多数の人と話をするのに向いていないようだ。

> なら、こんなとこで駄文書いてないでとっとと消えてくれ。
他人にへつらい「粋」が《なら》消えろという理屈のが理解不能だな。
君にとって「掲示板への書き込み=他者への無批判な相槌と迎合」であっても
そうでない人間もいるのだということを覚えておくことをお薦めする。

> あんたの発言はつまんないし読んでて不愉快になるんだよ。
自分が気に入って心地よい意見しか存在を認めない了見の狭さと自己中心ぶり
には目を被うばかりだ。ここにいる人間は君に奉仕するために書き込みをしている
のではないということを心にとめておくべし。

> これ俺の意見な、一応。
あいにくだが私は「君の意見」とやらに何の興味も無いし、それを参考にして行動
する趣味もないのだ。一応。

> これ以上喧嘩したいなら他をあたってくれ。以上。
君にとって自分の意見に添わない人間との会話は全て「喧嘩」だということだね。
なんとも哀しいことだ。前回も書いたが、意に添わない意見を書いてほしくないな
らば、公の場では発言しないことだね。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 06:06
だから、お前が来なけりゃ丸く収まるんだよ
118名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 06:18
君の主張には中身がないよ
言葉面の意味にしか返せていない
ロジックのお遊びをやってるんじゃない
君が邪魔だと言ってるだけだ
119>112:2000/07/29(土) 06:28
 信者の礼賛スレを見ても普通の人はキモチワルイと思うだけです
120名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 06:30
>>119
別に、ゼルダ信者じゃなくっても感動しねーか?あの文章。
ほかのゲームに置き換えて考えてもいいんだよ。
121102:2000/07/29(土) 06:33
>116
大した喧嘩じゃねえな、と思っていたがそうでもないな。
まーたしかに82は言い過ぎたと思うよ。無視できる範囲だし。
ただな、あんたおかしいよやっぱり。

多分あんたの言いたいことは、スレは不特定多数の人間が
見る訳で、否定的なレスがつくことも覚悟しとけって
ことなんだろうけどさ、それはすべてに対して
言える訳じゃないんだよ。

このスレをたてた1の発言全部読んでみてくれ。
どんな思いで立てたか解るだろう?
だったらここが永田の文章力について議論するスレじゃない
事だって気づくはずだ。ここは永田の書いた文章に感動した
人が集まるスレなんだよ。だからあんたのレスが野暮で
空気が読めないって言われるのも当然なんだよ。

少し小さな正義にとらわれて視野が狭くなってるようだな。
気を付けような。長文になった。申し訳ない。
122名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 06:37
子供向けゲームをあれだけ声高にすきといえるオトナは恥ずかしい。
123名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 06:40
自分の好きなものを好きと言えないならオトナにならなくていい。
124名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 06:41
>122
2回目だな。なんで何回も言うわけ?バカ?
んじゃ大人向けゲームってなんだ?エロゲーか?ぎゃはは!!

好きなだけやってろ〜。
125名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 06:41
なんだなんだ?
もう眠いからログ見てないけど、永田のせいで喧嘩かな?
まったく永田さんってばしょうがない人だな(w
岡本吉起としゃべり過ぎインタビュアー対談でも3日間くらい
連ちゃんでやってればいいのに。
126名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 06:44
 オトナ向けゲームって有るのかな?
127名無しさん@お腹いっぱい。:2000/07/29(土) 07:20
永田氏といえば伝言板のワナシリーズが好きだったなぁ・・・
(自信ないから確認しとくけどあれって永田だったよね?)
誰かアップしてくれませんか? マジに。
128>120:2000/07/29(土) 08:02
お子様ランチを大好きって公言できる人って世間的にはアレだと
思われるだろうから、氏の本気汁はある意味すごいかも。感動的。
もう書かないと言ったが、もう一回書かせてくれ。

81@`83@`104@`116を書いた煽り好きへ
はいはいアンタの言うことは正しいよ。だからこれ以上
このスレを荒らすのはやめよう。以上。
130名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/01(火) 06:38
1、ごめんね。
煽り野郎の為に哀しい思いをさせてしまって。
俺も1と同意見だから、このスレ立ててくれた事にほんとに感謝。
131名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 03:50
>>1-80
132名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 04:06
age
133名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 04:15
任天信者の書いた文章に、任天信者が感動する。
うーん・・・
134名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 19:29
俺が思うにこの文章が感動的なのは
任天堂やポケモンやゼルダがどうこうって事じゃない気がする。
ホントにゲームが好きな人間がこの文章見ると
すごいうらやましく思えるんだろう。
普通こんなにゲーム三昧は出来ないし
こんなに周りにゲームについて話せる人もいない。
でもホントにゲーム好きな奴なら多分今までの人生で
この文章みたいな体験をしたこと
(一つのゲームを本当に好きになったり
友達とあれやこれや言いながら一つのことを成し遂げたり)
があると思うんだよ。
そういう眠っていたゲーム魂を呼び起こすんだろうな。
135名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 20:19
全然煽りでも喧嘩でもないのにここまで攻撃的になるガキも珍しいナ(ゎ
136名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 20:48
FCのWIZで似たような経験がある。要はなんでもいいんだよ。
感情を共有できる友達を大事にしろ、ってことなんだろうな。
137名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/09(水) 21:22
このスレッドはもう下げとこうよ。
1の人、もう来ないだろうし・・・
138名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 11:47
何にせよ、同好の士が集まってわいわい盛り上がっているところにやってきて、
「俺はそれは好きじゃない」とか抜かすヤツってガキっぽくてみっともない。
お前なんか関係ないから黙ってろって言うの。
ここに来て荒らしたヤツは実生活でも相手にされないうんこ君ですよ。
139名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 11:55
例えば、スケボーショップとか、スケボー大好きな人が集まってる中で、
「おまえらがスケボー好きなのは否定しないけど、
 あんなのスポーツでもなんでもないしクソだと思う」
って言ったら、タコ殴りにされるはず。
140まあ:2000/08/11(金) 11:56
閉じた世界でのなれあいが基本のスレですからね。
内容的には私も「???」って感じですが、あえて指摘する
ほどのこともないでしょう。
141>139:2000/08/11(金) 12:00
残念ながら、
スケボーショップにスケボー好きが集まるほどには、
ここは永田好きばかりが集まる掲示板じゃないんだよね。

ネオナチの集会場でナチ批判したらリンチされるだろうけど、
それは身の安全を考えてないだけで、ネオナチが正しいわけじゃ
ないんだよね。
142名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 12:03
んじゃ、終了って事で。
143名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 12:11
もう祭のあとみたいなもんだから
勝手に批判して下さいって感じかな。
そういう流れだし。

138、下げて書いた方が良かったんじゃないか?
144名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 12:35
永田氏の文章は見ていて面白いし感動することもある。
ゲームが好きなやつが書いた文章だと思う。
昔いた忍者やローリングなどは、自分が辛口だとでも、
思っているんだろうか、自分の趣味にあわなければ、
そこで終わりという感じがして、
その中にある面白さを見つけようとしないただの一般人、変集者ではない。
こんな事かいてる俺もドキュソでしょうか?
145名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 13:16
なんにしろこのスレッドは永田派が集まるところ。
ガタガタ言うヤツは出ていけ。
146名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 13:18
このスレ初めて見たけど感動しました。
永田氏の文章も134さんのレスも泣きそうになりました。
なんか無性にロマサガ1をやりたくなってきたよ。
147名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/11(金) 15:00
ひろゆきは周りの空気が読めない奴は2chに来るなって逝ってたぞ
148名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 05:48
ワナよりホイ3兄弟が好きだった。
149名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 12:05
 けど、永田って人だって、そんな記事書いたら
「あいつすっげー主観記事書く失格ライターなんだぜ」
等とそしられたり、上の発言たちのよーなことを
言われたりするだろうな・・・って予想できると思う。

 それでも自分の感動を抑えきれなかった位、
ゼルダって凄いゲームだった、ってことをもっと
考えてみてもいいんじゃ?

 少なくとも、FFとかじゃ、ここまで人を
動かすことが(?適切な表現ができない。スマン)
できないだろうとは思う。
150>147:2000/08/14(月) 12:19
「空気を読む」=「周りに合わせる・こびへつらう」ことだと思っている
あなたは一生他人の顔色をうかがい、周囲の最大公約数的な意見だけを抱いて
流され流されて一生を送ってください。私は止めません。
151名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 16:37
150=81?
違ったとしても馬鹿!煽りにしても二流!
152名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/14(月) 20:17
あぁ・・・綺麗だった、素敵だったスレッドがどんどん汚されていく・・・
1の人、もう2チャン来てないんじゃないか?この様子だと。
153名無しくん:2000/08/14(月) 21:27
面白いスレなので上げます・・・
154名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 05:57
ゲームしない人がこの文章を読んで感動するんだろうか?
あまりにゲームに浸かりすぎて俺にはよくわからん。
でもゲームが好きな奴ならどんなゲームが好きだろうと
共感はできるんじゃないだろうか?
俺はFFがあまり好きじゃない。
もしこの文章がFFについて書かれている文章なら
やはり正直に感動することは出来ないような気もする。
でも俺はあれだけの人間が好きになるFFというゲームが
好きになれない事がものすごく悔しいし、
もしFFが好きならもっと楽しく日々が送れるに違いないだろうと思っている。
他の人間がFFの話題を話すのを「けっ」と思って聞くこともなくなるし。
「けっ」と思う自分に虚しさを覚えることもなくなるのだから。
でも人間だから好き嫌いはあるし、
一度嫌いになった物がそう簡単に好きになれる物でもない。
このゼルダの文章にあるように好きになる理由なんてもんは
”筆舌に尽くしがたい”が
でも同様に嫌いになることも”筆舌に尽くしがたい”のだから。
しかし、嫌いなことを表明するのは何とも嫌な感じが残る物だが、
好きなことを”好きだ”というのは、
永田氏の言うように多少恥ずかしいかもしれんが、後悔しないだろうと思う。
それにFFを好きな人間は絶対俺よりFFについて知っているだろうとも思う。
例えば俺がいくらFFが嫌いだと言っても、
それに共感するのは同じFF嫌いだけだろうけど、
FF好きがFFが好きだと言う事はもっと大勢の共感を呼ぶんじゃないだろうか?

俺は最近多分このときの永田の様な気分になる。
日々遠のきつつある『ゲーム』からの距離、
数字のみで語られる『ゲーム』への評価、
斜に構えた『ゲーム』評に反して盛り上がる『ゲーム』談義。
今のゲーム業界には活気がない。
今俺はゲームをしている時間がない。
だから俺も体裁を顧みず滲み出る強い思いを表そう。
俺は『ゼルダ』が好きだ。俺は、『ゼルダ』が好きだ。
でも、それ以上に、俺は『ゲーム』が好きだ。

155名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 06:01
1さんはもう来ないかもしれんがそれはさして重要なことではない
1さんの建てたこのスレを見て感動したり綺麗だと思う人がいるってだけで
十分だろ
俺は2chだからこそこのスレで感動できるんだと思うぞ
なんと言っても意表をつかれるからな
156名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 06:24
すごい…
泣きました!1さん、そしてテキストに起こした人、どうもありがとう!
とてもさわやかな気分です。
私もゼルダがもうどうしようもないぐらい好きなので
いちいち頷きながら読んでしまった。
ただ…1さん、泣く程感動したならそのファミ通買ってもよかったんじゃ(笑)

後半のアホな喧嘩にはホント腹立つけど…
157名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 06:28

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  ( ´∀`)< さげ
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158名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 06:40
まあ任天堂に興味無いけど、スレ前半が美しいので
あげときまひょ
159名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 07:11



   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( ´∀`)< さげ
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160名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 07:14

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  ( ´∀`)< さげ
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161名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 07:15



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162名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 07:15

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163名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 07:15

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164名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 07:16



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165名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 07:16

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166名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 07:17



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167名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/15(火) 08:13
あげ
168名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/16(水) 04:30
永久保存スレにしましょうアゲ。
169名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/16(水) 07:48
いいスレだね(前半)。あげ。
170名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/17(木) 04:31
とうとうこのスレッドの文章までコピペ荒らしの題材にされちゃったね。
普通にゲームが好きな人間はどんどん減っていくね、これじゃあ。

1も多分、もう居ないと思うけど、俺も2チャンから去ります。
このスレッドの前半はコピーして保存しておこう・・・
最後はひっそりとsageながら消えます。
それじゃ、さようなら。
171名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 05:15
負けるなage
172名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 06:11
プーチン大統領より永田さんのほうが好きだな。
173>150:2000/08/21(月) 19:30
>「空気を読む」=「周りに合わせる・こびへつらう」ことだと思っている
>あなたは一生他人の顔色をうかがい、周囲の最大公約数的な意見だけを抱いて
>流され流されて一生を送ってください。私は止めません。

さすが!
コミュニケーション能力の無い引き篭もりらしい台詞だね。

「空気を読む」=「場の雰囲気に合わせる」

わざわざ盛りあがってるスレを冷めさせたり、見当違いの事言ったり
ここは永田について議論するとこじゃないのに、わからなかったのか
81が来るまでは「感動系」のスレだったのに・・・

言わなくて良いことは、いちいち言うな
盛りあがるならともかく、白けさせるんじゃねえって
174名無しさん@お腹いっぱい。:2000/08/21(月) 21:53
>「空気を読む」=「周りに合わせる・こびへつらう」
>「空気を読む」=「場の雰囲気に合わせる」

ほとんど、同じジャン

ただ150の場合「こびへつらう」ってのがイタイな
こいつは人と会話するとき、噛み付きまくる狂犬オタか?
http://www.1101.com/nintendo/index.htm
このスレの文章で感動した人とかは
結構痛い対談かもしれんな・・・
http://www.1101.com/nintendo/index.htm
このスレの文章で感動した人とかは
結構痛い対談かもしれんな・・・
177スーパー名無しブラザーズ
永久保存スレにしましょうアゲ。