真希波・マリ・イラストリアス
「時刻は5時10分を回りました。CRT栃木放送、ジェットセットラジオの特集が始まります。
ラジオという名がついていますが、えーと、ラジオ受信機そのものではないんですね。
あのローラースケートで滑る過激なゲームでして…。
ぱっとイメージすると、ジェットエンジンがついていて、空を飛ぶラジオかと思っちゃいますね。
あーと絶望したら、リストカッターケンイチみたいに手首から真っ赤な血潮をプシューみたいな感じ。」
えー、続いて、ラジオネーム「しもつけのポルカ」。
「ケンイチ、ジェットセットラジオをやる?の巻。」
念願のゲームソフトの「ジェットセットラジオ」を買ったケンイチ君。
ラジオを聞くゲーム化と思ったが実は違う。インラインスケートで
アスレチックコースを滑るゲームだったのだ。
家に帰って、さっそくプレイステーション3にセットしてゲームスタート。
だが、難しいゲームだったのだ。いつものケンイチ君なら、その場で
一本いっているところなのだが、ゲームをクリアーするまでは我慢我慢。
ようやく操作方法を覚え、半分ほどのステージまで行ったその時、
画面に次々と、ブロック状のノイズが現れ、結局止まってしまった。
で、ゲームをやる気すら無くし、そのソフトのディスクを取り出してからケンイチ君は…。