【2008】クソゲーオブザイヤー part32【総合】

TF6がひどすぎる（流れがおもしろすぎる）ので一応選評書いてみたわ。
ノミネート狙いというより地獄っぷりの状況報告メインなんで長くなった。すまん。

《ThunderForce6》
前作から10年の時を経て遂に復活したﾌｧﾝ待望のﾊｲｽﾋﾟｰﾄﾞｿﾘｯﾄﾞｼｭｰﾃｨﾝｸﾞThunderForceｼﾘｰｽﾞ最新作TF6、
発売前から20を越えるｽﾚが消費されたが、それは祝福がTFｼﾘｰｽﾞの鬼子を授かるまでの狂宴へと変貌する呪われた旅路であった。

受胎の告知にやおら浮き足立つﾌｧﾝたち、しかし発表されたPVとSSに映るはTF家のものとは思えぬｱｼﾞｱﾝﾃｲｽﾄに広がる蒟蒻畑
（蒟蒻＝西夏文字、見た目が蒟蒻に酷似）。予期せぬ私生児の誕生に寒気を覚えるﾌｧﾝたちの前に現れたはｿﾞﾙｹﾞなる
覆面（実話）の男、女神のように皆に愛されていたTFに対するﾚｲﾌﾟを正当化し「多少ﾑﾘﾔﾘだったかもしれないけど、
TFさんを愛してるんです！」と父親宣言、戸惑うﾌｧﾝを前に「文句を言うのは俺の子が生まれてからにしな」とﾚｲﾌﾟ魔理論を
さらに展開。さらにはﾅﾎﾟﾘﾀﾝを喩えにｵﾚの子絶対一等賞論を披露、ｼｭｰﾃｨﾝｸﾞ全体にｹﾝｶを売る始末。
久々の出産ゆえ未熟児としての出産を危ぶまれていたが、それでも暖かい目で見守っていこうとしていたﾌｧﾝたちにさらなる
覚悟が強いられた。だが、それでも彼らは耐えるのだった。なぜなら彼らは、昨年すでに同人続編にして伝説のｸｿｹﾞｰである
BrokenThunderを耐えぬいてきた受難の人だからである。

こうした不安の中用意された87％版体験会の報告からは、少なくとも生きて産まれてきそうだとささやかな福音、
だがすでに待合室はｱﾝﾁとｱﾝﾁｱﾝﾁに分かれｹﾞﾊ顔負けの工作認定合戦で地獄絵図と化していた。事態を収拾させるはずの
第二段PVも、ｳｰﾁｪｳｰﾁｪと意味不明の言葉を話す新生児を見せつけるという、焼け石に水どころか油を注ぐという有り様。
かくして幾千のﾚｽを経て研ぎ澄まされたﾌｧﾝたちの猜疑心は、製品版体験会からの好意的報告に対し
「体験会VERが製品版より新しいという可能性は？」という前代未聞の疑りを生むほどに高まりきっていた。

そして運命の誕生日、ようやく産み出されたTF6の少なくとも五体満足な姿に「色々あったけどやっぱりTFの子だ。
皆で愛していこう」という慈愛の空気が流れる。だが、そんな限りなき愛の沈黙も長くは続かない。
突如陽気に鳴り響くトルコ行進曲の中、新生児はいつしか三つ目で手が六本の奇形児に変貌する（ﾗｽﾎﾞｽ）。
それは父親ｿﾞﾙｹﾞのﾏﾝｶﾞからそのまんま流用された約束の子であった。ﾚｲﾌﾟどころではない、ｵﾅﾆｰで出された精を流しこまれて
産み出されたTF6の悲しき定めに、待合室は諦めの爆笑と虚しい怒号に震えるさらなる地獄へと引きずりこまれた。

……以上。かくしてﾌｧﾝ以外にはまあまあな凡ゲーに終わるはずのTF6はﾄﾙｺ行進曲×ｸﾘｴｲﾀｰｵﾅﾆｰによって
ﾊﾞｶｹﾞｰ＆ｸｿｹﾞｰの領域に限界突破したと思う。大賞はいらんが、言及には値するかもしれん。