【2008】クソゲーオブザイヤー part24【総合】

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8なまえをいれてください
そして3月の新作攻勢の中投下された「奈落の城 一柳和、2度目の受難」は
数少ないクローズドサークルの本格推理ゲームに期待した者も多かったが、
ジャンルのファンであればある程、フラグ管理の甘さに失望する出来栄えだった。
探偵役の主人公は「もう聞いたはずの事を今知ったかのように驚く」「とっくに明かされている謎を聞いて本気でビビる」
「行方不明の登場人物を放置すると、そのまま話題にもせず館から脱出してクリアする」
「ただのイタズラには1分単位のアリバイ表を作成するのに、殺人事件のアリバイ表は作らない」という見事な迷探偵っぷり。
おまけに死んだ筈のキャラが生きていて会話もでき、当人の死について尋ねると「テキストがまだない」と言い出すミステリー。
解いていないはずの謎が、なぜか解決したことが全員の共通認識となっている等、
フラグ管理の甘さが、一気に作品の評価を落とした例となった。

ちなみにこれらの問題を無視して推理しようにも、「クリア必須の暗号に不備があり、解けないものがある」という
致命的なミスがありプレイヤーをまさに奈落の底に突き落とす仕掛けにもぬかりがない。