【2007】クソゲーオブザイヤー part7【総合】

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41なまえをいれてください
とりあえず前スレの選評貼り、その後加筆が入った部分は修正してます。

例年に無い大豊作となった去年の候補作の影に隠れる形で2007年度クソゲーオブザイヤーは始まった。
受賞作が決定した後もその是非を巡る熱い議論が繰り広げられ07年のクソゲーが話題に上らぬままスレが進行していく。

新年度が始まったがこれといったクソゲーも無く、話題も無いまま徒に時間だけが過ぎて行ったが、
「アップルシードEX」の登場と共ににわかにスレも活気を取り戻す。
後に同じくクソゲーである「一騎当千 Shining Dragon」を生み出す攻勢を見せ
遂にIFと肩を並べた感すらあるドリームファクトリー製である。
キャラのモーション、及び画面構成が2004年発売の「クリムゾンティアーズ」のほぼコピペ
さらに公式HPにはタイトルが「APPELE SEED EX」と表記され、溢れんばかりのやる気を見せた。
わざわざメディアミックスしてこんなものを作られた原作の史郎正宗氏には同情の念を抱かざるを得ない。
42なまえをいれてください:2008/01/12(土) 17:10:13 ID:eUKNuVqc
そして「見えている地雷」と評され発売される日を待ち侘びられていた(極一部で)、
「エルヴァンディアストーリー」がやはり目に見える形で埋め込まれた。
基本は微妙なSRPG。ストーリーは勿論電波を撒き散らすもの。
特に皇太子崩落のくだりはプレイヤーの腹筋をも崩落させた。
なによりステージ開始時の「エルヴァンディアゴー!」の掛け声が絶妙な味わいを生み出し、このゲームの格調を上げていたと言えるだろう。
その牧歌的とも言える雰囲気がスレ住民の荒んだ心に一服の清涼剤となった……のかもしれない。
この作品は昨今貴重な存在となってきている「笑えるクソゲー」として評価され、またその存在の大切さを我々に教えてくれた。
43なまえをいれてください:2008/01/12(土) 17:10:44 ID:eUKNuVqc
「おれたちゲーセン族」はシリーズを通して糞ゲーというシンプルシリーズやIFに肩を並べるに至った
相変わらずのMAMEの○コピは当然のこと
音源の劣化や元のゲームよりもっさり仕様など全くやる気は感じられなかった
トリオ・ザ・パンチをリリースした点だけは褒めるべきであろう
PSの次世代を担うPS3からファンの熱い期待を受けて発売された人気シリーズ
「ウイニングイレブン 2008」と「真三国無双5」「グランツーリスモ5プロローグ」は揃って足を踏み外した印象だ。
モーションの使いまわし、バグ多数など商品レベルではないがクソゲーとも言い難い中途半端さでスレを中途半端に賑わした中途半端な作品だった。
その他の候補作として「THE BATTLE OF 幽★遊★白書」「ドラゴンシャドウスペル」「ローグハーツダンジョン」
「戦闘国家・改 レジェンド 」」「ゾイドオルタナティブ」「ギルティギア アクセントコア(PS2)」を挙げる。
前科持ちの開発元をギリギリまで隠していた事やバグが多く商品未満で世に出されたことでファンの怒りを買った。
44なまえをいれてください:2008/01/12(土) 17:11:47 ID:eUKNuVqc
そしてクソゲーかどうかで物議を醸したが「携帯機から据え置き機への劣化移植」という、クソゲーにおける新たな時代の風
を吹かせた「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE EVOLUTION」を、その開拓者精神に敬意を表しここに記したい。
今年はクソゲーに限らず様々な場面で品質管理の大切さを教えられた一年だと思う
45なまえをいれてください:2008/01/12(土) 17:12:25 ID:eUKNuVqc
そして、栄えある2007年度クソゲーオブザイヤーは「四八(仮)」。
この作品を世に産み落としてしまった人物は飯島多紀哉氏。SFC時代に「学校であった怖い話」を作り、ADV界では期待されていた名前であった。
だがそんな期待はこのホラーゲームよりも無惨に打ち砕かれた。
このゲームは全国47都道府県に纏わる怪談を扱っているものの、中にはその県とは関係ない筈の話であったり、一分で読み終わる等内容は悲惨である。
シナリオの評価についてはスレ住民による「るるぶの斜め読み」との表現が秀逸だったのでここに載せさせていただきたい。
特筆に値するものとして「甲羅の形が人の顔に見える蟹が存在して、平家蟹と呼ばれています。」程度の物が一つの完結したエピソードとして扱われているレベルであった。
46なまえをいれてください:2008/01/12(土) 17:12:55 ID:eUKNuVqc
その他にも作品内での自画自賛を繰り返し「四八大ヒット!」「四八映画化!」等と景気のいい言葉を並べる度にユーザーの不景気な表情を頂戴した。
加えてADVなのに分岐がランダムで、バックログ、メッセージスキップ、オートモード等の昨今に於いては基本とも言える物が搭載されていない。
文明に溺れる我々現代人に対する強烈なアンチテーゼであったのだろうか。
しかも完全クリアは不可能であり、東京のシナリオは読んでも記録に残らない。まるで10年以上前のゲームを思わせる造りである。
あえて前時代的な造りに徹したとも受け取られる訳もなく、クソゲーとしての評価を益々高めていった。
更にセーブ画面等でフリーズするバグも搭載されており、ユーザーが対処方法をメーカーに問い合わせたところ、
「メモリーカードを抜き差しして下さい。」との画期的な回答を頂いた。
グレーのハンカチを交換ソフトに同封するという気遣いを見せたサポートだが
基本的には「部署が違う」を合言葉に対応するそぶりすら見せないものであった事を付け加えておく。
47なまえをいれてください:2008/01/12(土) 17:14:34 ID:eUKNuVqc
飯島氏の発言も見逃せないポイントである。シナリオの中で2ch批判を行い、アンチの存在に過敏であった飯島氏であったが、
貴方の敵はネットではなく、またその敵を作りだしたのは自身の作品である、という事をご理解頂きたい。
恐らく自作のソフトの素晴らしい出来に感動したという意味で「涙が出ました」と公式ブログに載せていたが、
購入してしまったユーザーはもっと熱い感情を伴った涙を流したに違いない。筆者もその一人である。
だがそんな涙を予測してかグレーのハンカチをソフト交換対応にて交換ソフトに同封するという気遣いを見せ、その紳士ぶりにも涙であった。
一部で紳士的な対応を見せたサポートだが基本的には「部署が違う」を合言葉に対応するそぶりすら見せないものであった事を付け加えておく。
なお飯島氏は携帯機の「アパシー〜鳴神学園都市伝説探偵局〜」で携帯機クソゲーオブザイヤーを受賞しており、
クソゲーオブザイヤー初の1クリエイターによるダブル受賞を達成した。
この前人未到の偉業に心からの拍手を送りたい。おめでとう! 本当におめでとう!
48なまえをいれてください:2008/01/12(土) 17:15:05 ID:eUKNuVqc
今年のクソゲーオブザイヤーを振り返ると、「四八(仮)」という十年に一本とも思われるソフトは出たものの、
全体的には適当に手を抜いた作品が順当にクソであった、という印象だ。
オリジナリティ溢れる突き抜けた作品が少なかったように思われる。
そんな現状に対する思いをこの言葉に乗せて今年のクソゲーオブザイヤーを締めくくりたいと思う。

ク ソ ゲ − や り た か っ た ぞ ー!!!