1 :
佐久間:
乙
乙
桜井小蒔 新宿区真神学園高校3年C組、弓道部所属(部長)
俺や凶津の精子をも受け入れてくれる心優しき肉便器。ヒロイン
美里葵 新宿区真神学園高校3年C組、生徒会所属(生徒会長)
相手のルックス、ステイタスによって態度を変える浅はかなメス豚。犯りたい
遠野杏子 新宿区真神学園高校3年B組、新聞部(部長)
自己中で人の三倍口が回るうざいメス豚。犯りたい
マリア・アルカード 色白金髪ムチムチメス豚。犯りたい
緋勇龍麻 新宿区真神学園高校3年C組、転校生
転校生の癖にちやほやされるうざい奴。犯りたい
蓬莱寺京一 新宿区真神学園高校3年C組、剣道部所属(部長)
軽薄そうに振舞ってる癖に俺に説教たれるうざい奴。殺りたい
醍醐雄矢 新宿区真神学園高校3年C組、レスリング部所属(部長)
俺や凶津をだしにして小蒔を抱こうとする下衆野郎。殺りたい
古来より中国に伝わる地相占術「風水」
その風水において「陵辱」とは巨大な《性欲》という
エネルギーの通路である。
しかしそのあまりに巨大な《性欲》がおよぼす影響は
しばし歴史の中で人や時代を狂わせ翻弄してきた。
1998年 東京―
今年佐久間に眠る「陵辱」は最大のエネルギーを蓄えつつあった。
「陵辱」の《力》を制する者は総てを制し
その時代の覇者となれると言う…
運命の輪はすべてを飲み込み決して抗う事の出来ない過酷な渦へと廻り出す。
すべては…《宿星》の導くままに―
6 :
1:2006/01/04(水) 21:16:07 ID:b7HiSwPn
ナイフの冷たい感触が、小蒔の口を封じた。佐久間がナイフを小蒔のほほに当てたのだ。
まだ刃は当たっていない。だが、このまま佐久間がナイフを引けば、
小蒔の肌にはぱっくりと亀裂が入るに違いない。息を呑んだまま、小蒔は凍りついた。
「脱げよ」
先ほどとは打って変わった低い声で、佐久間が命じた。小蒔に全裸になれという
。踊子のように脱いでいけというのだ。
小蒔は逆らおうとしたが、佐久間の瞳を見てそれをあきらめた。
今、へたに逆らって刺激したら、何をされるかわからない。
ここは大人しく言うことを聞いておいて、なんとか説得してみよう。
小蒔は制服を脱ぎ始めた。佐久間の、興奮した視線に小蒔の下着姿が晒されていく。
ストッキングを脱ぎ、ブラとショーツだけの姿になる。好きでも無い男に、こんな姿を見られるのは
恥ずかしかったし、屈辱的でもあった。そんな感情を抑えて、小蒔は語り掛けた。
「ぬ、脱いだよ。だからナイフを仕舞ってよ?」
だが、佐久間は従わなかった。
「ふざけるな。下着も脱ぐんだよ」
7 :
2:2006/01/04(水) 21:17:02 ID:b7HiSwPn
小蒔は恐怖に怯え、ゆっくりとブラジャーからはずし始めた。肩ひもをおろし、後ろに手を廻してホックをはずす。
胸を右腕で隠しながら、外したブラを制服の上に置いた。
一瞬、躊躇したが左手をショーツにかけ、屈みこむようにしてゆっくりとショーツを下ろしていく。
そうした小蒔の仕草のひとつひとつが、佐久間の淫欲に火を注いでいることを、小蒔は気が付いていなかった。
ショーツを脱ぎ終わると、左手で股間を隠す。大事な部分は隠しているとはいえ、
小蒔は産まれたままの姿を男の目の前に晒していた。
しかも、学校の裏庭で。恥ずかしかった。全身に血が駆け巡り、火照ってくるのが判る。
肌もほんのりと朱に染まっているに違いない。それを佐久間に知られたら、と思うとますます恥ずかしくなる。
こんな男に裸体を見せるなんて、くやしい。こんな不細工な屑野郎に。
「手をどけろよ。ちゃんと見せるんだよ。殺されてぇか?」
小蒔の気持ちに気が付いたのか、佐久間は更に小蒔を辱めようとする。
8 :
3:2006/01/04(水) 21:18:45 ID:b7HiSwPn
小蒔は、表情を見られまいと俯き、ゆっくりと両腕を開いて行った。身体の脇に両手を置き、
「気を付け」の姿勢をする。男が近づいてくる気配がする。
「お願い・・・これで許して・・・」
小蒔の言葉は無視された。だが、男は博美の肌には触れてこなかった。
代りに座れと命令した。地面に腰掛けると、小蒔は肌に吸い付くような土の感触を覚えた。
「脚を広げろ」
もうだめ。佐久間の目が据わっている。逆らったら、本当に・・・。
小蒔は、脚を広げて自分の秘所を露にした。薄い陰毛が妙にエロティックだった。
佐久間は、博美の脚の間に立ち、自分の前に差し出された少女の股間を見下ろしている。
命令はさらに続いた。
「指で広げて見せろ」
9 :
4:2006/01/04(水) 21:20:07 ID:2kp2aQgl
佐久間は股間に手を延ばし、恥丘に手を添え開いていく。
人目にはつかないクレヴァスが、今、ひとりの暴漢の視線に犯されている。
「醍醐は、舐めてくれるのかい?」
そんな質問に答えられる訳が無い・・・博美が黙っていると、パシン!と頬が鳴った。
「答えろっ!醍醐は、お前のクサレマンコを舐めるのかって聞いているんだよ!」
「・・・そんなこと・・しません・・・」
弱弱しく、博美が答える。
「僕と醍醐君は・・・そんなんじゃ・・・」
いきなり、グイッと髪を掴まれる小蒔。佐久間の顔は、すぐ目の前にあった。
「なら、俺がお前を扱ってやるよ」
そう言い放つと、乱暴に手を振って小蒔の頭を放りだし、自分のズボンとパンツを脱いだ。
若若しい肉棒が、小蒔の前に現れた。それは禍禍しく、ナイフよりも凶悪に見えた。
「舐めろ。いつもやってんだろ!フェラチオするんだよ!」
「そんな・・・そんなことしてない。できないよ!」
10 :
5:2006/01/04(水) 21:21:57 ID:9pKf0XEt
佐久間は小蒔の頭を掴みなおすと、唇に自分のペニスをあてがい強引に侵入してきた。
口を開けないと刺すぞと脅されれば、従うしかない。
「ぐ・・・ぐぐっ!オゲッェ・・」
小蒔の口の中で、硬さを増して行く肉棒。頭を無理やり動かされ、小蒔は恐怖と苦しみとに涙した。
口腔内は佐久間の狂暴な肉で塞がれ、鼻で息をするしかない。嫌な臭いが、自分の唾液と佐久間の体液の臭いがする。
口の中で何かが爆発した。ペニスはドクドクと波打ち、粘液を博美の喉に流し込んで行く。
「げほっ!オェェッ!!」
佐久間は、小蒔の口に放った自分の精を飲み干せと命じたが、飲み干せるものではない。
小蒔の顔は、唾液と涙と汗と鼻水と若者のザーメンによってグチョグチョになっていた。
「後ろ向けよ」
佐久間が言い放つ。
「いやぁ!だめぇ!」
小蒔は思わず逃げだそうとしたが、そのまま佐久間の力で捻じ伏せられてしまった。
「やめてぇ!なんでもするから、勘弁してぇ!」
小蒔の悲痛な叫びが、むなしく夜空に響く。
11 :
終わり:2006/01/04(水) 21:28:40 ID:JWgWk9CN
佐久間は後ろから小蒔を抱きかかえるようにして片手を胸にもう片手を股間に這わせた。
指で小蒔の陰裂を押し広げると、小蒔自身の唾液で濡れそぼったペニスを突き入れた。
「いやぁぁぁっ!」
小蒔の中で硬さを取り戻して行く佐久間の肉棒に、小蒔は快感は感じなかった。
ただ怖かった。悲しかった。自分を産んでくれた両親に対して申し訳なかった。
醍醐とさえ知り合わなければ…
自分の不用意な人間関係に腹が立った。
「あがっ!あがっ!」
「うおっ!クッ!!」
佐久間は前後へのピストン運動を繰り返し、自分勝手に小蒔の中に精を放った。
汚れてしまった自分の体に小蒔は深い嫌悪を抱いた
12 :
なまえをいれてください:2006/01/04(水) 21:43:09 ID:3HmoYcH3
13 :
なまえをいれてください:2006/01/04(水) 21:56:22 ID:KdjExfHp
なにこのスレ
14 :
なまえをいれてください:2006/01/05(木) 01:01:00 ID:8+qvKAU8
15 :
なまえをいれてください:2006/01/05(木) 17:16:13 ID:JJ+Jvhxl
何て素晴らしい話なんだ!
感動した!
16 :
なまえをいれてください:2006/01/06(金) 15:21:52 ID:U99T2++u
今 井 の 予 感 ! !
剣風伝から6年後未婚の母となった小蒔は真神学園同窓会で悲しい現実を見る
龍麻は「秋葉のK-1ファイター」と呼ばれる職歴無しのエリートニート
美里はドンキホーテでのパートで何とか生計を立てながら身分を偽り合コンを重ねる毎日
京一は中国での修行に挫折し親の面倒見るために日本に帰ってアムウェイ勤務
醍醐は「ガンダーラ醍醐」という名前でソフトオンデマンドで汁男優
世界の為に身を賭して闘った自分達に世間の風邪はあまりに厳しかった
昔思い描いていた自分の理想像と今の現実との乖離に心痛める小蒔
互いの境遇を励ましあう5人、その5人の前にあの男が帰ってきた
東大を主席で卒業した後警視庁に入り、2年の官費留学を終えたばかりのあの男。佐久間猪三である
(*゚∀゚)=3ハァハァ
19 :
第2話 鼓動:2006/01/08(日) 14:31:00 ID:EbuVtaSH
佐久間の話は衝撃的だった。陽と陰、2つの黄龍の交わりは列島の龍脈の流れを乱し
列島の各地で不可解な失踪や殺人事件が相次いでおりその不可解な事件の中心に人ならざる者、
つまり妖魔の存在がいると気付いた警視庁は対妖魔専任対策班、通称「帝国華撃団」を設立
佐久間は華撃団の中の1部隊「猪組」の隊長を任されていた
佐久間から華撃団の入隊を促されている正にその時客の1人が妖魔に変態
龍麻、京一が軽くいなされる中、佐久間のカナディアンバックブリーカーが炸裂
力不足を痛感した真神学園5人組は新たな力を身につける為、それぞれ修行の旅に出る
なんだこのスレw
随分とまた手間隙かけた嫌がらせだな。
転生(ryaよりは面白そうw
23 :
なまえをいれてください:2006/01/08(日) 18:02:39 ID:1fnxm36F
非処女小蒔がヒロイン
非処女だっていいじゃない
人間だもの
26 :
第3話 再会:2006/01/10(火) 18:26:40 ID:l02Iy3Ml
龍脈の乱れによる妖魔の跋扈は東京に血の雨を降らせ、
多くの死傷者を生んだが、その怨念が帝都の怨霊・田代政死を甦らせてしまった
「禿組壬生隊長を除き全滅!」「ひよこ組劉隊長を除き全滅!」
圧倒的な力を持つ妖魔に対し如月に売りつけられた怪しい装備は無力であった
関東の守り神平将門の末裔である自分には東京を守る使命がある!
決死の特攻を決意した佐久間の下に修行を終えた真神5人衆が帰還
そして、再会した佐久間と小蒔は共に田代と闘う運命にあることを悟った
_ ∩
( ゚∀゚)彡 佐久間!佐久間!
⊂彡
|\____/|
| .|
| Θ Θ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
L ∩ _ | ∩ < 佐久間!佐久間!
( ゚∀゚)彡 ( ゚∀゚)彡 \_________
( ⊂彡 .( ⊂彡
| |___| |
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29 :
なまえをいれてください:2006/01/11(水) 13:12:12 ID:XdqdC221
佐久間age
30 :
なまえをいれてください:2006/01/15(日) 14:50:15 ID:HmD+piAk
あげ
31 :
第4話 予告:2006/01/17(火) 01:55:59 ID:sa33UV4y
信じる小蒔に裏切られ、全てを失った佐久間は、己の心の深淵を覗き込む。
彼は、その深き闇の中で、自らの存在理由を自問する。
果たして彼の心の舞台に現れしものは何か?
全てを拒絶し、自己の存在すら危うい佐久間に、救いの手はあるのか?
現実が、世界が、心の闇の中で急速に閉じてゆく…
32 :
なまえをいれてください:2006/01/18(水) 16:55:46 ID:RWzejckY
それより、続編はいつ発売されるの?
33 :
なまえをいれてください:2006/01/18(水) 19:55:14 ID:Mq39lRtS
イマーイは続編作成に取り掛かろうとした!
「APが足りません」
議員「あなたは桜井小蒔さんをレイプしましたね」
佐久間「議長!」
保佐人「ゴニョゴニョ」
議長「筆記を止めてください」
佐久間「刑事訴追の恐れがありますのでその件に関しては
発言を控えさせていただきます」
議員「レイプしたがどうかを聞いているんです!」
佐久間「議長!」
保佐人「ゴニョゴニョ」
議員「自分の事でしょう!なんで保佐人に相談する必要があるんだ!!」
佐久間「この件に関しても発言を控えさせていただきます」
議員「では質問を変えましょう。貴方は桜井小蒔さんを知っていますね?」
佐久間「議長!」
議員「知っているかどうか聞いているんだ!保佐人は必要無いだろう!!」
佐久間「その様な方は知りません」
保佐人「ゴニョゴニョ」
佐久間「すいません、先程の質問が良く聞き取れませんでしたので発言を訂正します
桜井小蒔さんとは面識があります」
議員「お前小蒔に惚れてたんだろw」
佐久間「そんな事ねーよ!醍醐がむかつくから」
保佐人「あ」
35 :
第4話 別離:2006/01/23(月) 01:36:19 ID:ZnPUWdHt
必死に応戦する佐久間たちだが、一般人を守りながら田代と戦うには分が悪すぎた。
「このままでは…」佐久間は勝てぬことを悟り、撤退戦に切り替えた。
その矢先に、田代が巨大な砲身「ラッツスター・ランチャー」を掲げた。
「EXCEED CHARGE・・・」冷たい電子音と共に巨大な陽電子が佐久間たちに襲い掛かる。
佐久間は仲間たちを安全圏へ突き飛ばし、一人、光へ立ち向かおうとした。
その瞬間、佐久間の背中に大きな衝撃が走る。振り返った佐久間の視界にいたのは、醍醐だった。
奴は笑っていた。高校時代、やさぐれていた俺をレスリング部に誘った時と同じ笑顔・・・。寸分と違わなかった。
「何故?おm・・・」その一瞬の迷いが命取りとなった。田代の放った陽電子砲は、佐久間の思考をこれ以上許さずに光の渦へと飲み込んで行った…。
36 :
第6話 予告:2006/01/23(月) 01:48:04 ID:ZnPUWdHt
病院で目覚めた佐久間。しかし既に取り替えしのつかない程に時が流れてしまい、仲間と信じていたはずの彼らの残酷な裏切りを彼は知ってしまう。
そして佐久間の体に起きた異変とは?
新たな力を手に入れた佐久間は彼らへの復讐を誓う。
〜東京魔人學園外伝 闇哭街〜 闇のジュヴナイルが今、胎動する・・・。
37 :
第6話 予告:2006/01/23(月) 01:48:38 ID:ZnPUWdHt
38 :
第6話 覚醒 前半:2006/01/23(月) 23:23:13 ID:MxdfBtcN
佐久間は病院で目覚めた。どうやら五体満足で助かったようだ。
意識がはっきりしてくると同時にあの光景が脳裏に蘇る。(何故、あの時醍醐は・・・。)
「キャー!!」と、大きな悲鳴で佐久間の思考は遮られる。悲鳴のを上げた主は看護婦だった。
(何故俺を見て悲鳴を上げる?)と疑問に思う佐久間であったが、「お亡くなりになったはずなのに・・・。」の一言で合点がいった。
(俺が死んだ?)しかし自分はこの通りピンピンしている。死にかけていたのなら、この力が漲っている体は?
これ以上考えても仕方が無く、佐久間はかつての仲間へ会うため外に出ることにした。
外を見て佐久間は愕然とした。田代によって破壊された東京は復興の兆しさえ見せていなかった。
田代が醍醐たちに滅されたあと、国の中枢が麻痺したことに付け込んで、中国、韓国、北朝鮮が攻めてきていたのだ。
弾道大陸ミサイルを打ち込まれた後、三国連合部隊が制圧しにかかったが、またしても醍醐たちの活躍によってそれらを退けた。
39 :
第6話 覚醒 中盤:2006/01/23(月) 23:26:41 ID:MxdfBtcN
そのことが決定的となり、醍醐たちは事実上の東京の支配者となっていたのだった。
違法滞在外国人が我が物顔でこの街を跋扈し、生死を賭けた闘争が日常茶飯事となり、
生き抜くために都民はサイバネ呪術のエキスパートと変貌した桜ヶ丘病院で、
半身半機のサイボーグ手術を受けるようになった。より強い力を求めて。
スラム街に成り下がった東京の現状と仲間たちの裏切りに絶望とも憎悪とも
形容しがたい感情に佐久間は襲われた。
「醍醐、醍醐、醍醐ぉ、醍醐おおおぉぉぉぉああぁぁあああぁぁぁぁぁぁああぁぁああ!!!!」
40 :
第6話 覚醒 後半:2006/01/23(月) 23:27:42 ID:MxdfBtcN
その時佐久間の体に異変が起きた。腕に獣のような量の毛が生えている。
埃まみれのビルの窓に自分の姿を映してみると、今までの自分とはかけ離れた獣に変貌していた・・・。
「この力は一体・・・。」そう力の根源を探るよりも先に、先刻耳に挟んだ話が頭の中で再生された。
「緋勇、葵夫妻は・・・・・で・・・を・・・・・して。・・・・うだ。醍醐、小蒔夫妻は・・・」
そうだ、やつらは俺を、東京に住んでる人たちを裏切り、この街をも裏切った。許せねえ・・・。
「この代償は高くつくぞ、醍醐・・・!!」こうして佐久間はかつての仲間たちを血祭りに上げて行くことを決めた。
40だったら佐久間とオナニーの見せ合いっこをする
42 :
なまえをいれてください:2006/01/25(水) 01:11:14 ID:Pa8XBjiM
なんかスケールが大きくなってるなw
佐久間の正面向いた顔かわいいね
ちょっと緊張した、今にもポッケからラブレター出しそうな雰囲気だよ
44 :
第6話 狩人 前編:2006/01/25(水) 22:26:06 ID:mLDxSswT
蓬莱寺京一はあの一件以来、女衒の元締となっていた。
元々女好きの京一は、醍醐からこの職を喜んで請け負った。
商品は日本人、中国人、韓国人、台湾人、ロシア人果ては南米系までと幅は広い。
我が物顔で東京を歩く三国人も彼らには逆らえない。
逆らえば死が待っているのは確実だからだ。
京一の言い値で女を売り渡しているのがいい証拠だ。
実質的に東京の支配者は日本人でもなく、外国人でもなく醍醐たちなのだ。
45 :
第6話 狩人 後編:2006/01/25(水) 22:27:08 ID:mLDxSswT
この日も京一は夜の相手を選ぶ。女たちの目にはっきりとした怯えが見える。
京一の眼にふと止まったのはマリィ・クレアだった。薬もすでに切れており、
驚くべき成長を見せた。美里に引き渡された後の彼女は京一の玩具として散々弄ばれてきた。
この地獄は永遠に続くものかと思われたが、どんな妖艶な美女でも使い続ければ
飽きが来てしまうもので、久方触れていない。京一と目が会ったマリィの顔に絶望が映えた。
それを見た京一がマリィに詰め寄る。「いやあっ!」逃げるマリィに木刀を浴びせる。
「Ah!!」衝撃でマリィは壁に叩きつけられた。「逃げんなよ、楽しもうぜ。」
そう言いながら木刀を上段に構える。今振り下ろされんとする瞬間、辺りが闇に包まれた。
46 :
第7話 級友 前編:2006/01/25(水) 22:47:43 ID:mLDxSswT
「一体、何が・・・。」
部屋の外から守衛の悲鳴が何重にも重なる。うろたえる京一。・・・だが。
突然部屋に明が戻る。眼が慣れないが人の気配がする。
「誰だ?」 男は答えない。京一は不思議に思う。
(なんだこいつは?俺を殺すのが目的なら暗い間に殺れたはず・・・。しかし殺気は感じない?)
考えを巡らせている間に視力が戻る。眼前にいたのは佐久間だった。
「何故、お前が生きている?」 佐久間は答えない。逆に問いを返してきた。
「この街をこんなザマにしたのはお前らか?」 感情の無い声で問う。
「そうだ。俺たちが支配し、支配し易いよう作った。お陰で毎日天国だ。」
佐久間はマリィたちを一瞥し、「こんな汚いことをして貴様は何も感じていないのか、許せん」
あくまで冷静に話す佐久間に京一は 「どーでもいいぜ。前からテメーは気に食わなかったんだ。消してやるぜ。」
そう言い捨てると佐久間に襲い掛かった。
47 :
第7話 級友 後編:2006/01/25(水) 23:41:18 ID:mLDxSswT
一閃。地摺り青眼が佐久間に襲い掛かる。
佐久間は掌を突き出し、「疾ッ!」と気合を放つ。
京一と佐久間を結ぶ直線の真ん中辺りで爆発のようなものが起きた。
(何?バカな!)そう思いつつも、次の手「諸手上段」「八相斬り」「朧斬月」を繰りはなつ。
それらをを軽々といなして行く。(なんだこいつは?本当に佐久間なのか?)
狼狽する京一に佐久間はあくまでも冷たく言い放つ。
「どうやら俺は貴様を超えてしまったらしい。死にたくなければ得物を執れ。」
「ほざくなぁぁ!!」それを聞いた京一は激昂し猪の如く猛進した。
刃が届く瞬間に先刻まで視界に捉えていた佐久間の姿が消える。
(何処に消えた?頭上か?右か?左か?)時既に遅く、背後に気配を感じた。
しかし襲ってくる気配はしない。背後に振り返った瞬間、左肩に激痛を感じた。
なんと左腕は既に無く、腕の付け根から鮮血を撒き散らしていた。
「よくも、佐久間ぁぁ!!」と怒号する京一。「得物を執れ と言った。」これから嬲り殺しにするかのような嗜虐に満ちた声で佐久間は挑発した。
48 :
第8話 檄斗 前編:2006/01/25(水) 23:45:20 ID:mLDxSswT
「手前ぇ、後悔すんじゃねえぞ・・・。」言いながらクトシネリカを抜く。
「波ッ!」怒声一喝、京一は「剣掌奥義・円空旋」を繰り出した。
しかし佐久間は竜巻をもろともせず京一に向かってくる。
「なら死ねぇ!」京一は佐久間が射程範囲に入ると今度は、「剣掌・鬼剄」を放った。
佐久間の体中が裂け、鮮血が噴出す。それでも佐久間は止まらず、
京一の目と鼻のさきまで迫る。「おおおおお!!!」そのまま京一にヘヴィ・タックルをぶちかます。
「ゲブッ!!」京一は壁に叩きつけられた。「どうだ、壁に叩きつけられる気分は?
いつから他人の痛みを介さない人間に落ちぶれたんだ?」
「て、てんめぇぇ。」京一はもう自分を見失う寸前だ。その京一に向かって佐久間は、
「次は命を貰う。全力で来い。」と静かに言う。それは事実上の死刑宣告だったのだろう。
49 :
第8話 檄斗 後編:2006/01/25(水) 23:46:20 ID:mLDxSswT
京一は怒り半分、恐怖半分で佐久間に突進する。「天地無双ぉぉぉぉ!!!」
「うおおおおお!!!」京一の剣と佐久間の拳が激突する。ほんの数秒、両者の動きが止まる。
「残念だ京一。こんなものか。緋勇が転校してきたあの日に
喰らった木刀のほうがよっぽど効いたぜ。心も剣も曇ってしまっている。」
そう言い捨て、拳に力を込める。クトシネリカに亀裂が入り、粉々に砕け散った。
そのまま京一に向かう佐久間の拳は手刀に形を変え、京一の首と胴を寸断した。
「こぅえっ」その間抜けな悲鳴が京一の断末魔だった。
崩れ落ちる京一の死体に目もくれず、マリィたちの方へ近づく。
怯えるマリィたちに佐久間は優しく微笑み、「もう大丈夫だ。マリィちゃん。」
そう言うと佐久間は踵を返し、夜の闇へと姿を消した。
大作乙
51 :
なまえをいれてください:2006/01/26(木) 18:44:47 ID:S9DF0jFL
魔人ファンの方々はここ見てくれているのかな。
52 :
なまえをいれてください:2006/01/27(金) 12:05:24 ID:DLBnZ0Jd
>>51 最後に。をつけるその文体は作者本人?
見てますよ。ある意味おもしろいです
53 :
なまえをいれてください:2006/01/27(金) 13:09:53 ID:a5VCXZ6R
おれもみてるよ〜
54 :
なまえをいれてください:2006/01/27(金) 18:49:53 ID:GWzJSS63
ノ
55 :
51:2006/01/27(金) 19:46:59 ID:plWLtybS
>>52-54 そうです。読んでくれてどうもありがとう。
別にアンチというわけではなくて、僕も魔人のファンです。つい魔が差したというか・・・。
ともかく、ちゃんと完結させる予定ですので気が向いたら開いてみて下さい。
57 :
第9話 弔歌 前編:2006/01/27(金) 23:48:02 ID:ZCMHsnIn
-深夜 真神學園旧校舎-
田代に破壊されたままの旧校舎。それでも此処に凄む妖魔の勢いは衰えない。
その真っ只中にいるのにも関わらず彼らに手出しする者はいない。
醍醐、龍麻、美里の東京の支配者が旧校舎に集っていた。
「京一君が殺されたっていうのは本当なの?」と美里が醍醐に問う。
「ああ、本当だ。」と片手にサッカーボールのようなものを片手に抱えた醍醐が平然と答える。
続けて「証拠がこれだ。」と、抱えていたものを床に転がす。
「まあ」と転がる物体を見て静かに答える。気を利かせたつもりだろうか。
「昨日、手下が持ってきた。ご丁寧に口の中には桜の花びらが詰め込まれていたよ。」
58 :
第9話 弔歌 後編:2006/01/27(金) 23:48:45 ID:ZCMHsnIn
「佐久間も随分と手の込んだことをするようになったな。」ようやく龍麻が口を開いた。
「順当に考えれば次は俺だろう。俺で止めてやるよ。」自嘲的に龍麻が言う。
「ああ、お前に死なれるわけにはいかん。念の為、賞金首を掛けて置こう、少しは役に立つかも知れん。」
「龍麻が戦うときは私も一緒に戦うわ。心配ないわよ。」美里が優しく言う。
「確かにお前ら二人が揃えば怖いもの無しだな。」初めて醍醐が笑顔を見せる。
「そういえば、小蒔は元気?田代の件以来体を壊してるらしいけど・・・。」
「あ、ああ・・・。段々と快調の方には向かっている・・・。」
先刻までの笑顔が途端に曇る。明らかな不自然さを二人は感じるが何も言うことはできなかった。
この妖魔の巣、旧校舎の闇すらも凌駕する程、醍醐の心は闇っていた。
59 :
なまえをいれてください:2006/01/27(金) 23:52:53 ID:ZCMHsnIn
60 :
第8話 血風:2006/01/31(火) 19:12:09 ID:xvJ+34kZ
(くそ忌々しい、佐久間め…、私に付きまとい、龍麻に楯突き、挙句に親友の小蒔まで汚した・・・。)
どうやら美里には京一の死を悼む気持ちなど持ち合わせていないらしい。
(どんなに八つ裂きにしてやりたかったことか。昔の私なら不可能だったが、今の私には容易い・・・。)
そう思考を巡らせると自然に「うふふ」と笑みが零れる。
龍麻は現在、ロシアンマフィアの鎮圧に出かけている。大方、佐久間と手を組んだのであろう。
おかげで、佐久間を一人で嬲り殺しにできる。美里は今日、何度もショーツを取り替えている。
自慰に耽っている美里の耳に悲鳴が聞こえる。(来た・・・・!)興奮はもう絶頂に達している。
悲鳴が途絶えて暫く、佐久間が姿を現す。
61 :
第8話 血風-弐:2006/01/31(火) 19:12:59 ID:xvJ+34kZ
「まさか私を先に狙ってくるなんて。てっきり龍麻が先だと思っていたわ。」と嘯く。
「緋勇が征っているとはな。部下の数を減らせればと思っていただけだったんだが・・・。順番はどうだっていい、たまたま貴様しかいなかった。だから貴様が先に死ぬ。」歯牙にも掛けず平然と言う。
「調子に乗らない方がいいわよ。以前の私とは違うんだから。」いきなり両手を天にかざす。
すると佐久間に紅い閃光が降り注ぐと同時に大爆発が起きる。
「避けてみろ豚がぁ!」高笑いを発しながら美里が叫ぶ。どうやら佐久間の挑発に対して激怒していたらしい。
部屋中を爆破するも佐久間はすんでのところで回避を続ける。
「なぜだ、なぜ当たらない!?」焦り、『ジハード』と『熾天使の紅』を交互にに放つが徐々に距離が縮まる。
隙を見て佐久間が美里の顔面に蹴りを繰り出す。
「ブギュッ!!」悲鳴と共に鼻の軟骨が潰れる手ごたえがあった。
転げ回る美里に止めの蹴り技『ルシファーズハンマー』を放とうと高く跳んだ瞬間、佐久間の顔に何か細い金属光沢を持った何かが襲い掛かった。
双龍変の内容じゃないか
63 :
なまえをいれてください:2006/02/03(金) 19:53:15 ID:369EFtNC
64 :
第8話 血風-参:2006/02/05(日) 00:01:54 ID:tAbDDvEQ
すんでのところで避けた佐久間だったが、頬には鋭い切り傷があった。
「よくも私の鼻を…。」その口調からは隠しようの無い怒気をはらんでいた。
美里が右腕に持っているのは3メートルはある鞭。彼女の右腕だけは何故か褐色だった。
「この腕?ああ、田代との戦いで死んじゃった藤咲さんのよ。癪だったけど桜ヶ丘病院で比良坂さんに手術で付けてもらったのよ。試し斬りで八つ裂きにしちゃったけどね。」
悪びれることもなさげに喋る。「貴様…」佐久間から静かな怒りが込み上げる。
美里が持っている鞭はおよそ3メートル。表面がまばらに光っているのはダイアモンド粒子。
美里お得意のドーピング、藤咲の鞭術の組み合わせから来る鞭の摩擦の切れ味は想像するだに恐ろしい。
65 :
第8話 血風-四:2006/02/05(日) 00:03:44 ID:tAbDDvEQ
「鱠になりな!」鞭が襲い掛かる。部屋にあるあらゆるオブジェクトをふっ飛ばしなが執拗に佐久間に迫る。
「どうした!逃げるだけか!」椅子が佐久間に飛んでくる。佐久間は横に転げ避ける。
しかし今度は避けたところにソファーが飛んでくる。たまらず上へ跳ぶと、鞭が「突進」してきた。
佐久間は気を放ち鞭の進路をずらす。鞭はそのままコンクリートの壁に突き刺さった。
身体能力を強化した美里だからこそ出来た芸当であろう。
美里は鞭を引き抜き手元に寄せる。(あの鞭を掻い潜って、接近するのは困難…どうする?)
66 :
第8話 血風-伍:2006/02/05(日) 00:04:41 ID:W0ebUuU9
再度鞭が襲い来る。佐久間は防戦一方に回っていた。
近くに転げていた椅子を美里に投げつける。「子供騙しをっ!」椅子は空中で四散した。
今度は立ち尽くしている佐久間に「突き」を放つ。佐久間の心臓目掛けて突き進む。
「疾ッ!」指先に気を一点集中。鞭の先端へ気を放つ。
鞭と気がぶつかる。佐久間の「気」の刃が鞭を両断していく。あっという間に藤咲の腕に到達し、真っ二つにしていく。
美里が腕に気を取られている間に、佐久間が美里の頭を掴み壁に激突させる。
「くたばれ。菩薩(せいじょ)の名を騙る菩殺(アバズレ)め。」
「バムチュウッ!!」佐久間の掌が完全に美里の頭を握り潰した。
「貴様の光が何故当たらなかったのか教えてやる。神も天使もアバズレに成り果てた貴様に力を貸す訳が無いだろう。」
君は魔人ファンなんだろ?
悪いことは言わん
もう止めておけ
「気に障るのなら見なけりゃいい」と思うかもしれんが
どっかのアホが立てた糞スレで
「自分の考えた面白い作文」を垂れ流すのが
どれだけ恥ずかしいのかを自覚してくれ
68 :
なまえをいれてください:2006/02/07(火) 01:27:53 ID:IzSeu2Zp
>>67 ここは掲示板なんだから色んなスレがあって当然だし
俺みたいにこのスレが好きで楽しみにしてる奴もいる
佐久間と聞いて飛んできますた!
71 :
なまえをいれてください:2006/02/08(水) 12:43:32 ID:WAlLxAOd
佐久間は魔人のアイドル
72 :
なまえをいれてください:2006/02/10(金) 11:14:55 ID:TEmhbb3X
良スレだな
73 :
なまえをいれてください:2006/02/10(金) 14:48:15 ID:V28WR6OQ
うむ
オイオイ4年経つぞ、帝都編マダか。
今井さん、喧嘩したなら上辺だけでも仲直りして
シリーズ完結させてから好きな事してください。
佐久間ってわりとチビか?
76 :
なまえをいれてください:
血の宿命
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