Grand Theft AutoV(GTA3) part71
俺はPS版GTA1を発売日に買った。
あまりの衝撃に感動した。こんなに夢中になったのは小学生以来だ。
続編のロンドン・GTA2はもちろん出るものと思っていたが一向に出る気配はない。
シスコンにもメールしてみた。返事は出る予定はないとのこと。
それでも俺はGTA1をやり続けた。
何年か経って北米でGTA3が出ることを知った。
うれしさ半分悔しかった。
GTA2さえ出ないのに日本で出るのかと。
途中何度も北米版PS2を買おうと悩んだ。
しかし俺はGTA3が出るのを信じてずっとずっとGTA1をやり続けた。
そしてある時、GTA3日本発売のニュースを聞いた。
GTA1をやり続けて5年間、俺の願いは叶った。
このゲームをGTA1と同じように長く愛そうと思う。
次の俺の願いはもちろんヴァイスだ。
俺は最初の頃に手に入れた車にずっと乗ってる。
特別な車種ってわけでもなく、どこにでも走ってるやつ。
でもなんだか愛着を感じてずっと乗り換えないでいる。
車が壊れそうな依頼の場合は、俺の車は使わない。
俺の車にぶつけた奴は追い掛けて車から引きずり下ろして撃ち殺す。
俺の車に発砲する奴も撃ち殺す。(ひき殺すと俺の車に血がつくから嫌)
俺の車には絶対男は乗せない。
とても大事に乗ってる。ぶつけるなんてもってのほかだし
できるかぎり修理にもだしたくない。
修理に出すと違う車になったみたいで嫌だからだ。
でもこないだ、うっかりミスでフロントを電柱にぶつけてしまった。
ドライブテクが上達してると過信してた自分の責任だ。
煙ふいてひしゃげてる俺の車みて、むっちゃヘコんだ。
修理の帰り、港へ寄って朝になるまで海みてた。
頑張ってクリアまでこの車に乗りつづけようと思ってる。
こんな俺のプレイは駄目ですか?
俺の好きな場所はShoreside Valeの一番高い丘の上。
ここから見る景色は格別だ。Liberty Cityの全てが見渡せる。
Staunton Islandのビルの夜景が俺を祝福してるようだ。
サルバトーレの豪邸が小さく見える。
>サルバトーレの豪邸が小さく見える。
実際に小さく見えるんだと思うけど、サルバトーレが死んでマフィアの勢力が小さく見えるってこととの比喩ですね
なんか詩的で癒されました。
今日もアイスクリームカー探し。もう何十時間、この捜索に費やしてるだろうか。そろそろ限界だ…
目撃情報の多いポートランドを諦め、ストートン島へ向かう。
工事現場付近に達したとき、あの音楽が!俺はすぐさまラジオを止め、辺りを見回した。
背後にアイスクリームカーがいた。ついに巡り合ったのだ。慎重に進路を塞ぎ、車を降りる。これでコンプリートだ!
その時銃声がした。カルテルだ。こんなときに!始末するか、無視するか、一瞬考えたのが命取りだ。
流れ弾が当たったらしく、暴走を始めるアイスクリームカー。止めるすべもなく、走り去ってしまった。
茫然とする俺。カルテルは発砲をやめず、俺を蜂の巣にしていく。「死んだほうがマシだ…」そう考えたとき…
「ふざけんじゃねえぞこの野郎!」ヤクザだ。カルテルに向けて発せられたその罵声が、俺の心に響いた。
「…そうだ、ふざけんなこの野郎!」ブチ切れた俺は、ヤクザと協力してカルテルを虐殺していく。
奴が悲鳴を上げ倒れたのでバットで何発も殴ってやった。そのうち奴の死体は消えたが、俺の心の曇りが消えることは無かった。
我に返りふと前を見ると、ヤクザの背中があった。妙に頼もしい感じがした。ふらふらと彼についていく俺。
「魚の匂いすんぞ」と悪態を吐く彼としばらく歩いた。何かを取り戻した気がした。適当な車を奪い、彼の横につけ、心の中で別れを告げる。
“ありがとう!
ヤクザ「俺の親父が怒ってるよ」
“じゃあな!
ヤクザ「糞みたいな運転してんじゃねえ!」
さあ、次はショアサイドだ!
今ストートンで走ってたのよ
で運転操作誤って下の道路に落ちたわけ
その落ちた場所がヤーディーズのテリトリーだったの
で落ちた衝撃で車が炎上したんだけど
ヤーディーズの奴が俺を車から引っ張りだして助けてくれたんだよ
そして俺はその場から離れるために必死に逃げたんだ
もちろんヤーディーズの奴も俺の後を一生懸命走って逃げてたよ
だけどヤーディーズの奴は足が遅くて爆発に巻き込まれてバラバラになって死んじゃったんだよね
なんかすげぇ哀しかった。俺を助けるために死んでさ。
サルバトーレの店の裏の岬で海を眺めるのが好きだ。
雨の夜に高架線の下でBouble Cleff FMを聞きながらボーっとするのが好きだ。
エイトボールの悪人になりきれない人懐こい顔が好きだ。
ジョーイのせんだみつお似の癖に妙にシブい態度が好きだ。
いかにもチンピラ顔な主人公が、話が進むとなぜか頼もしく見えてくるのが好きだ。
友人と、「レースはパトカーをパクって参加すれば楽だよ。」とか、
「誰か殺る前は必ず女抱いてリフレッシュしてから行くね。」なんて物騒な話をするのが好きだ。
ヘリをロケランで落とすのが好きだ。
強そうな通行人を走り抜けながら殴って追いかけられるのが好きだ。
日が昇って、暮れていくのが好きだ。
街の喧騒が好きだ。暴動の悲鳴が好きだ。森の中の小鳥の鳴き声が好きだ。
カースタントでスローになる演出が好きだ。
最後のミッションで護衛を殴る時のスローモーションが
かっこいいんだか悪いんだか、よくわからなくて好きだ。
道のど真ん中で突っ立って警察に中指突き立てる主人公が大好きだ。