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なまえをいれてください:
レイディアントシルバーガン
生き残ったライトユーザー2人は井内ひろしと激しい戦いを繰り広げていた
突然空間が歪みだし、井内ひろしが語り始める
井内ひろし
「君たちにゲームを提供しているのは俺たちゲーム開発者。ゲームの面白さを皆に理解して欲しかった。だが、君たちは理解できなかった。
やり直さなければならないんだ。なぜそれがわからないんだ?目に見えるものを感じるんだ、目に見えないものを感じるんだ、そこら中に面白いゲームはあるんだ。
でも俺は信じてるよ、君たちが自分から進んで難しいゲームにも挑戦してマニアックなゲーマーとも仲良くできる日がやってくると。」
井内ひろしの説教は1分間にも及んだ。そして、井内ひろしの説教が終わるのを待っていたかの様にゲームがユーザーに語りかける
ゲーム
「私の事...愛してる?」
その声に反応したかの様にライトユーザー向けのゲームが世界から消滅。やりたいゲームがなくなったライトユーザーはゲーム業界から姿を消した...
それから長い時間が経過し、ゲーム市場はマニアックなユーザーで溢れていた。いや、むしろそれが『普通』であった。ゲーム業界からライトユーザーという言葉は完全に消えていた。
その影でひっそりと生き残っていたライトユーザー向けゲーム開発者は生き残っていた。彼もまた、ゲーム業界の発展を願っていた。
ただ彼が対象にしていたのが『ライトユーザー』だった。それだけの違いである。
ライトユーザー向けゲーム開発者
「これは始めから決まっていた事...そう、幾度となく繰り返されている事...残された私に出来ることは
再びライトユーザー向けのゲームをゲームソフト市場に出す事。そう、幾度となく繰り返されている事...私はユーザーから送られてきたアンケートはがきを参考に企画書を作る...
新規ユーザーにもゲームの喜びを解って貰う為に...彼(井内ひろし)はこのゲーム業界を護るもの。彼はこのゲーム業界そのもの。そして、すべてを導くもの。
長い時間をかけて再びユーザーは増えていくだろう。そしていつの日にかライトユーザーがゲーム本来の面白さに気がつき同じ過ちを繰り返さない様に祈りたい...」
企画書を書き残しゲーム開発者死亡
しかし、無常にもライトユーザーはそれに気づく事はなく、過ちは繰り返される...