Panasonic TOYOTA Racing vol.59
http://www.39-web.com/more/013.html 4月24日来栖TMG福社長と同席。メンバーは、右京ちゃんとO張君。
来栖さんとの舌戦はとっても盛り上がった。
私の論点は、“F1の難しさを伝えるのは来栖さんの役目。
簡単な世界ではないことを、生で見ている来栖さんが伝えなくて
誰が伝えるのでしょう”、という実に余計なお世話。
それにしても、考え方を聞いてビックリ仰天。
来栖さんたら、“F1は高度じゃない。技術の研鑚を狙うならル・マンです”、
と本気で仰る。こういう考えぢゃ、
ガスコインが来ようが木下さんが来ようが、
トヨタは永遠にダメだな、と。ちゅうか、これがトヨタの人ってこと?
しかし、そこまで分かってないって、いったいトヨタはどこにいくんだろうか。
続いて、“GTの方がむしろレベルが高い”。
“現状の力のがここで止まっているのは、外人使ってるから。
日本人だけでやれば、トヨタなんだから勝てるんです”ときたもんだ 。
トヨタ・モータースポーツ 悪業と顰蹙の遍歴
【Gr.7】
ワークスドライバーの福澤幸雄、川合稔が相次いでテスト中に事故死。福澤車は直線で突然スピン、
川合車はテスト中にスロットルが戻らなくなっていたとの証言もあったが、ろくに原因を調べもせず
「原因はドライビングミスと思われる」と一方的にコメント。ドライバーを使い捨ての部品扱い。
【Gr.A】
ディビジョン1はGT-R、ディビジョン3はシビックのワンメイクになってしまい、各メーカーがイコー
ルコンディションで参加出来なければ意味が無い等々と難癖を付けてカテゴリを廃止に追い込む。
代わりに発足したJTCCでは、速すぎるアコードに難癖を付けレギュ違反として失格に追い込む(日産
も荷担)。そしてカテゴリー消滅。
【JGTC】
手加減しながら走っていたNAのNSXにどうしても勝てず、運営側と結託しホンダに不利なレギュレー
ションを作りまくってようやくNSXを沈める。しかし次の瞬間からGT-Rに惨敗。04年も財力に物をい
わせて台数だけはバカみたいに走らせているが少数精鋭のZに敗退、05年も苦戦必至。
車両の販売促進に貢献するGTレースにもかかわらず、絶版車で戦う素敵な体制を今年も固持。
【WRC】
前代未聞の悪質なレギュレーション違反(支給されたエアリストリクターをマウントする部分に「走
行中のみ」穴が開く細工を施しリストリクターを無効化)を犯し1年間の出場停止をくらう。復活し
てカローラで勝負に出たが、メイクスタイトルまで残り300mで突然停止。コ・ドライバーのモヤはブ
チ切れてヘルメットでリアウィンドーを叩き割り、WRCファンを笑わせてくれる。
【CART】
楕円ピストンを禁止されるなど、制限を受けながらも頑張ってトップエンジンとなったホンダ。
そこへ何を勘違いしたかトヨタが参入。よせばいいのに自社開発したヨタエンジンは非力かつ
壊れまくり、初優勝までに5シーズンを費やす。01年、運営側と結託し自分だけ事前テストしていた
新型ポップオフ・バルブの装着を突然レースウイーク中に義務化。それでもレースではホンダに
1-2を決められる。ヨタと主催者の癒着に激怒した他メーカーはやる気をなくし、CART事実上あぼーん。
【IRL】
IRLに移行したホンダはCARTで大人勝ちして反感をかったことを謙虚に反省し、開発を現地スタッフに
まかせてマターリ参戦。1年以上先行して開発していたヨタは03年こそアドバンテージを保つが、04年は
ホンダ圧勝。再びヨタルール発動の日も近いか?
【NASCAR CRAFTSMAN TRUCK】
いきなりトップカテゴリーである NEXTELL CUP に参戦を企むも、主催者側にNGを出され断念。
下位カテゴリの CRAFTSMAN TRUCK に参戦を決定するが、事前に主催者に提出したエンジンの設計図は
「レース用に特化しすぎている」とまたもや主催者によってNG。
2004年より参戦するも、「エンジンメーカーはチューナーにエンジンブロックを販売するのみ。
ワークス参戦は不可」とのレギュレーションを無視。完全子会社のTRDをチューナーと言い張り、
しかも「TRD以外にはエンジンの販売は行わない」と明言。大ブーイングを浴びるも馬耳東風で、
現在も参戦中。
【ル・マン】
レギュレーションの抜け道を利用し、F1のシャシーにスポ車のカウルを被せたようなストイックな
マシンを市販車と言い張って投入。しかし燃費が悪く、他が13周できるところを12周しかできずに
優勝を逃し、ル・マンファンの失笑をかう。結局勝てないまま、F1への移行を口実に逃げるように
して撤退。
【F1 2003年まで】
宣伝活動の一環として「フルコンストラクター」としての参戦を発表。しかし実態はシャシーも
エンジンも子会社のTMGに丸投げして作らせている(エンジンはヤマハ発動機にも協力要請)、単なる
スポンサー活動。お気楽な立場ゆえ、参戦前からホンダに勝つ、表彰台、コンストラクタータイトルを獲る、
富士スピードウェイで日本GPを開催する等々の大風呂敷を拡げて失笑をかう。
参戦前年にはFIAをなだめたりすかしたりして、その年のGP開催コースすべてで実走テストを行なう
ことを認めさせる。ちなみにポールリカールをホームコースと言い張っているのもバーニーに取り入る
ためだが、単にカネ払いのいい客以上の扱いは受けていない。
デビュー戦で棚ぼたとはいえポイントゲットするなど「なかなかやるじゃん」と思われたが、その後
は案の定尻すぼみに。最終戦では大クラッシュを演じ、鈴鹿サーキットのイメージダウンに成功。
また130R〜シケインのコース形状変更による金銭的負担を鈴鹿サーキットランドに負わせる。
あのクラッシュさえなければ2輪の加藤大治郎は死なずに済んでいた、ヨタが殺したようなものだ、
との定評あり。
03年はフェラーリのデータをスパイして盗用、まんまコピーした車を投入しF1ファンを唖然とさせる。
それでも表彰台どころかポイントもろくに取れず、さらにF1ファンを唖然とさせる。
【F1 2004年】
ウインターテスト期間中、好タイムを連発するBARに対して「バラストを降ろしてるに決まってる」
だなどと嫉妬混じりの妄言を吐いていたが、実際にシーズンが開幕するとBARは表彰台の常連に。
対してヨタの開幕前の公約は「全戦入賞・表彰台にも上る」だったが、実際にはミナルディにケツを
つつかれている状態。先日の中国GPではジョーダンにガチで大差を付けられて敗北。
実質4年目だというのに、金曜フリー走行中に毎度決行する謎の空タンアタックのおかげで本番用の
セットアップ作業が進まず、予選では定位置の低位置のまま。3回に1度はまともにスタートできず、
永遠に破られないだろうピットレーン速度違反の新記録を樹立、走行中に消火器が爆発するなど、
およそF1チームとは思えない失態を重ね続けて世界中から失笑をかっている最中。
マクラーレンやウイリアムズのマネをして、シーズン中に「Bスペック」とやらをテストもせず
ぶっつけ本番で投入するもお約束通りの不発。そのダメさ加減を訴えていたダ・マッタに責任転嫁し、
シーズン中にシート剥奪、しかも飼い殺し状態に置いて口封じ。さらに何やらきな臭い経緯で
シーズン中にトゥルーリが加入するが、直後のテストでリヤウィングが脱落してクラッシュ。
最新の情報では1戦1エンジンレギュとなった今シーズン用のエンジンは1500kmのライフを想定して
設計していたらしいマヌケぶり(他メーカーのエンジンは650〜750km想定と言われている)。
05年のドライバーズラインアップは、素行不良と身の程知らずのサラリー要求でウイリアムズを
お払い箱になったラルフと、フランスGPで様式美を発動させルノーをお払い箱になったトゥルーリ。
総獲得ポイント1桁の9ポイントで今年の結果は8位。ワークス最下位、ミシュランタイヤ装着チーム最下位。
2004年ワーストマシン受賞。