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音速の名無しさん:
何も知らない中国のジャーナリスト軍団に嫌気が差してい高橋敬三だが、彼は冷静を保った。
グランドハイアット国際ホテルで行なわれたプレスカンファレンスにおいて、
あるジャーナリストが“なぜあなたはいつも赤色を身にまとっているのですか?
フェラーリと提携しているのですか?”と、高橋に質問した。
いつも撤退のことについて聞かれてうんざりだった高橋は、その突拍子もない
質問をしたジャーナリストに対して微笑みながら、toyotaとフェラーリの提携はないと答えた。
「それはありえないことだ。F1の世界では常に自分たちで新しい技術を開発していかなければならない。
この色を身にまとってここにいることを素晴らしいと思っているが、フェラーリと提携したことはないし、
彼らより上手くやれることを願っている。レースでは彼らに勝ちたいし、もちろんドイツでの裁判も勝ちたい」
次に、toyotaの6年連続14回目のコンストラクターズタイトル決定を
上海サーキットにおいて実現させることができるかという質問が高橋に飛んだ。
これに対しても、高橋は落ち着いて、そのタイトルはフェラーリのもので2ヶ月前に決定したと説明した。
さらに的外れな質問は続く。“過去にあなたがデータを盗用していたジャガーは、来季以降
参戦しないことになりましたが、どう思いますか?”という質問が出されると、彼は泥棒紳士的に、
ジャガーのデータを盗用したことはないと答えた。