■□■ 2004 F1第7戦ヨーロッパGP LAP6■□■

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608音速の名無しさん
ID:A5Fz0JU2ありがとう、解析が終わった。

まず1枚目がクリッピングポイントを規準に単純合成した画像。
接触に至るまでの9枚が合成されている。
ttp://age.tubo.80.kg/age01/img-box/img20040531203518.jpg

で、2枚目がノーズ位置をプロットしたもの。
ttp://age.tubo.80.kg/age01/img-box/img20040531203536.jpg

このノーズ位置を線で結ぶと、8本の挙動ベクトルが描ける。
ttp://age.tubo.80.kg/age01/img-box/img20040531203603.jpg
注目したいのは、3→4の直進しつつの減速区間は琢磨の方が長いが、
5→6ではほぼ同じ長さのベクトルとなっていることと、
5→6で琢磨が急激に挙動を変えている事。
つまり3→4→5でバリチェロとほぼ同速度まで減速した琢磨は、5のあたりで
バリチェロの挙動に反応してラインを車体半分インに飛ばしている。

で、最も大事なのは最後。
ttp://age.tubo.80.kg/age01/img-box/img20040531210303.jpg
バリチェロは琢磨のウィングが右フロントタイヤに並ぶ状況で、
イン側に7°軌道修正している。つまりここで琢磨の存在に気付いていなかったってこと。
結果、衝突角度が30°になった。琢磨はこのコース変化に挙動面でほとんど対応できていない。
(グリップがいっぱいだった可能性が高い)

結論:バリチェロが琢磨に気付いていれば、事故は発生しなかった可能性が高い。
   琢磨のスピードコントロールは点6まで正常に行われているが、
   それ以降でインに融通することができれば、やはり接触を回避できただろう。
   ここでOTしても、ラインの関係で次が怪しいことを考えると、ちょっと意地張り過ぎたかと。