LUCKY STRIKE B.A.R Honda Part44
フェラーリの圧勝はタイヤのおかげ
「タイヤが全てだった」
F1が半ば混乱状態であるということに、異論を唱える者はほとんどいない
だろう・・・ブリヂストン・タイヤを履くフェラーリが、オーストラリアGPを
席巻した。果たしてフェラーリを勝利に導いたのは、優秀なブリヂストンの
パフォーマンスによるものなのか?
タイヤの性質など、大した違いには見えないかもしれない。しかし違いは
違いである − それは重要なことだ − BMWウィリアムズの関係者たちは、
アルバートパークで驚きを隠せなかった。
「タイヤが全てだった」 とミシュラン幹部が語る。
ミシュラン・タイヤを履くラルフ・シューマッハは、そうは考えていない。
ラルフは「フェラーリは完全に別世界にいる。ウィリアムズがもし今年
フェラーリを捕まえられなかったら、もうどこも捕らえるのは無理だろう。
不安で仕方がないよ」と語った。
2004年の全貌
メルボルンで度肝を抜く勝利をあげたミハエル・シューマッハだが、まだ
1戦のみの判断で、7度目のワールド・チャンピオン獲得を考えたくはない
ようだ。
「マレーシアで全貌が見えてくると思う」 とミハエルは予測した。
チーム監督のジャン・トッドは、フェラーリ・チームはオーストラリアに
着いてタイヤのことを心配したと語った − 主に安定性について − だが
レースが終われば、その心配は大きな微笑みに変わっていた。
「我々には、明らかなベスト・タイヤがある」 とジャン・トッドは語った。
驚異的なペースはグランプリ中の涼しい天候のおかげではないかという問いに
対しては、「我々は金曜日に速かったじゃないか」と暖かかった日について
触れた。
ミシュランにスイッチしたバカなホンダ